ahamoは速い？遅い？時間帯別の通信速度測定結果や他社との速度比較まとめ

ドコモのオンライン専用ブランドであるahamoは、料金が安いだけでなく他の格安SIMに比べて通信速度が速いと評判です。

本記事では実際にahamoの通信速度について調査した結果、及び他社との比較を掲載していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

ahamoの通信速度結果、実際の快適性

ahamoについて、時間帯別。場所別で通信速度を測定した結果は以下の通り。

• 場所によって速度は変わるが10〜250Mbpsでており快適性◎
• 平日昼の極端な速度低下なし

ahamoの公式サイト

通信速度はかなり速く、快適性◎

一般的にスマホの通信速度は10Mbpsでていれば快適、20Mbpsでれば4K動画の超高画質動画の視聴もスムーズに視聴可能です。

ahamoは時間・場所などによって速度が変わるものの、ほぼ10Mbps以上、平均40Mbpsとなりかなり優秀な結果となりました。

回線が混雑する平日12時台の速度低下なし

時間帯別に通信速度を測定した結果、回線が最も混雑する平日12時台でも大きな速度低下は見られませんでした。

MVNOの格安SIMも同時に測定すると、1Mbps以下とかなり遅くなることがあります。それらに比べてかなり快適性は高いです。

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ahamoの測定結果詳細

ではahamoの具体的な測定結果詳細を見ていきましょう。

時間帯別の通信速度結果

【通信速度測定条件】

• 測定日、時間：平日10時〜21時台
• 場所：都心主要駅近くビル内
• 回線：4G回線に固定

ahamoの通信速度は時間帯によってかなり速度にばらつきがありますが、極端に遅かったりすることはなくネットを快適に利用できる速度の目安である下り10Mbps以上は維持、平均通信速度も高いです。

またMVNOの格安SIMに見られる平日12時台の速度低下もahamoでは見られませんでした。

場所を変えての通信速度結果

場所によって多少の差はあるものの、地下鉄乗車時や地方でも全く問題ない速度がでています。

ahamoはメインブランドのドコモと同じ回線を利用しており、エリア面での心配はないでしょう。

ahamoの公式サイト

5G接続時

最近は5Gのエリアも増えてきて、繋がる機会がかなり増えてきました。

上記の測定結果の通り、5G回線に繋がると下りで100Mbps以上とかなり高速になります。

サイト閲覧、SNS、動画視聴といった主要な用途にはここまでの速度は必要ないものの、漫画や動画など、大容量データをダウンロードする際はより短時間で終わるなどのメリットがあります。

他社との通信速度比較

次に他の格安SIMとの通信速度（下り）の比較結果も見ていきましょう。

場所ごとの速度

	通信速度（Mbps）
	都心主要駅近く	地下街	地下鉄	地方
ahamo	86.52	41.1	20.1	28.77
au	41.12	31.2	30.8	49.17
楽天 モバイル	27.96	20.90	25.6	33.57
Y!mobile	228.8	23.5	29.5	21.4
UQ モバイル	37.15	28.2	25.4	23.43
LINEMO	234.3	19.2	28.2	30.13
povo2.0	23.77	21.1	21.6	10.04
mineo （ドコモ回線）	18.53	20.5	18.4	16.71
IIJmio （au回線）	19.58	15.5	11.6	18.62
nuroモバイル （ソフトバンク回線）	28.80	10.1	13.5	9.67

都心主要駅近くでは、ちょうどソフトバンク回線が速い場所だった為かY!mobileとLINEMOの速度が頭ひとつ抜けていました。

ただ複数の場所を見比べるとahamoはかなり上位。

以下はより平均的にみる為、最も速い速度と最も遅い速度を除外して平均をだした結果です。

	平均通信速度 （Mbps）	順位
ahamo	34.9	2
au	36.2	1
楽天 モバイル	26.8	4
Y!mobile	26.5	6
UQ モバイル	26.8	4
LINEMO	29.2	3
povo2.0	21.3	7
mineo （ドコモ回線）	18.5	8
IIJmio （au回線）	17.1	9
nuroモバイル （ソフトバンク回線）	11.8	10

本測定だけでどこの通信会社が速いかということを断定することはできません。

ただ他の速度測定結果なども含めて考えると、傾向として以下の通りになると予想できます。

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平日12時台の速度

続いて、回線が混雑し遅くなるとされている平日12時台の通信速度です。

	通信速度
	12時台前半	12時台後半
ahamo	20.1	71.1
au	45.0	10.7
楽天 モバイル	12.1	23.4
Y!mobile	286.6	170.0
UQ モバイル	13.0	18.9
LINEMO	322.6	216.7
povo2.0	2.77	3.20
mineo （ドコモ回線）	1.39	1.40
IIJmio （au回線）	6.27	0.70
nuroモバイル （ソフトバンク回線）	14.6	0.99

ahamoは回線が混雑する時間帯でも特別速度が低下するような現象は起きませんでした。

一方、mineo、IIJmio、nuroモバイルといったMVNOの格安SIMは12時台の速度低下が顕著に見られます。

ahamoの公式サイト

測定結果の生データ（一部抜粋）

ahamoが遅い？原因や対処法まとめ

ここまで紹介した通り、　ahamoの通信速度はかなり優秀で、快適性は十分高いと言えます。

ただahamoに限らず、他の通信会社でも通信速度が遅くなってしまうことがあります。

ここではその理由、及び対処法について解説します。

回線の混雑（時間、場所）

今回の測定では平日12時台でも速度が低下しなかったものの、環境によってはその時間帯で回線混雑により通信速度低下が起こります。

またイベント時など、人がたくさん集まる場所でも回線の混雑により遅くなったり、繋がりにくくなることがあります。

特にドコモ回線は乗降客数の多いJRA当でパケづまりと呼ばれる速度低下が起きる問題を抱えています。2024年2月時点で9割以上が解消されたと発表していますが、まだ速度低下が起きる場所が残っています。

遅い回線を掴んでいる

モバイルデータ用の回線は、同じ場所で使っていても掴む回線の周波数帯によって速かったり、遅かったりする場合があります。

速度が遅い場合、たまたま遅い回線を掴んでいる可能性がある為、一度掴んだ電波を変える為に一旦機内モードにするなどして、電波を切ってもう一度繋ぎ直してみてください。

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バックグラウンドでアプリの更新・ダウンロード等が行われている

実際に使っているアプリとは別に、バックグラウンドでのアプリ更新や、電子書籍・ビデオ等のダウンロードが行われているとスマホ全体での通信量が多くなるため、自分が使おうとしているアプリでの通信が遅いと感じる場合があります。

遅い場合はそれらをチェックし、どうしても高速通信が必要な場合は一旦中止してみてください。

通信障害の発生

ahamoに限らず、通信障害の発生により繋がらなくなるなってしまうことがごく稀にあります。

通信障害は待つしかありませんが、起きているかどうかはX（Twitter）や公式ページを確認することができるでしょう。

まとめ

ドコモのオンライン専用ブランドであるahamoは、ドコモ自体に比べるとかなり料金が安いですし、回線はメインブランドと同じなので今回紹介したように通信速度・安定性ともに優れています。

MVNOの格安SIMに比べると多少料金は高いものの、快適性を考えるとかなりおすすめできるので、ぜひ乗り換えを検討してみてください。