※現在、各社プランが改訂されており1,000円台で利用できるポケットWiFiはありません。ただしChat WiFiであれば20GBが2,280円で利用可能となっています。
ポケットWiFiに関する最新情報は以下の記事をご確認ください。
通信費節約に有効なポケットWiFiですが、大容量のものは月3,000円以上かかることがほとんど。
中には、そんなにたくさん使うわけじゃないから1,000円台のものは無いだろうかと探している人もいるでしょう。
そこで今回は月額1,000台で使用できるポケットWiFiや、月1,000円以下で使う方法を紹介していきます。
月1,000円台のポケットWiFi
現在、月1,000円台で使えるポケットWiFiは以下の2種類。
ただしどこよりもWiFiを除く2つはFUJIWifiは期間限定のルータープレゼントキャンペーン、KINGWiFiは友人紹介の条件をクリアしないといけないため、基本的にはどこよりもWIFi一択でしょう。
どこよりもWiFi|段階定額制のポケットWiFi
どこよりもWiFi | |
月額料金 | 段階定額制 ~5GB:900円 ~20GB:1,900円 ~50GB:2,900円 ~100GB:3,400円 ~150GB:3,900円 ~200GB:4,400円 |
初期費用 | 3,300円 |
端末代 | 0円(返却要) |
契約期間 | ・2年契約なし時は+500円 ・違約金10,450円 |
※税込表記
ポケットWiFiでは珍しい段階定額制を導入しているどこよりもWiFi。それぞれの月で使ったデータ量に応じて料金が変動する為、使わなかった月の料金は安くて済みます。
しかも料金は格安。20GB利用時でも1,900円と他社より安く、段階定額制による恩恵のことも考慮すると現在は最もおすすめなポケットWiFiです。
【12GB/月1,408円】FUJIWifiはルータープレゼントキャンペーン中
FUJIWifiではau回線のデータSIM契約でルーターがもらえるキャンペーン中。
通常であればSIMのみのプランのためルーターは手に入りません。まさに1,000円台でポケットWiFiを使い人向けのキャンペーンですね。
ゲットしたルーターは返さなくていいので、その後SIMを入れ替えることもできます。
ただし中古のため多少の傷や汚れがある点はあらかじめ理解しておきましょう。
FUJIWiFi | |
料金 | ・SIMプラン12GB:月1,408円 ・初期費用3,300円 ・端末プレゼントキャンペーン ※なくなり次第終了 |
回線/端末 | ・au回線 ・W05(下り440Mbps、上り30Mbps) |
サービス | ・WEB解約可(解約時端末返却不要) ・クレカ払い/コンビニ支払い |
契約期間 | ・契約期間、違約金なし |
ちなみにFUJIWifiには元からルーターがセットになったプランもあります。
2,000円以上にはなってしまいますが、au以外の回線が使いたい人はそちらを検討してもいいでしょう。
【友人紹介の条件付き】KINGWiFiは友人紹介の条件付き
KING WiFiはSoftbank回線を無制限で利用できるポケットWiFiですが、本来は100GB月額3,960円であり、1,000円台で使うことはできません。
しかしKINGWiFiはポケットWiFiには珍しい「お友達紹介」による割引があります。
1人紹介するごとに月額料金が220円割引(税込)となり、最大で13人まで有効。
そのため最大人数まで紹介することができれば、2,860円引きの月額1,100円で100GB使えるという破格のプランとなります。
月1,000円台には落とし穴も。無制限WiFiの「初月料金」表記に要注意
ポケットWiFiの中には、初月や契約から3カ月間など割引を行っているものがあります。
それ自体は大変ありがたいことですが、問題は広告でその数カ月だけの料金を押し出し、宣伝している場合があるということです。
長期契約を結ぶ場合は、契約期間内の総額料金を計算して比較するようにしましょう。
ポケットWiFiは月1,000円以下では使えない?
まず結論から言うと、ルーター込で1,000円以下のポケットWiFiはどこよりもWiFiの5GBまでの利用でしか見つけることができませんでした。
ただし、初期費用を別にして考えれば1,000円以下で運用したり、はたまたポケットWiFiを使わず別の方法で通信したりということはできるのでそちらを紹介していきます。
赤ロムと白ロムの違いとは?中古スマホやルーター購入時の確認事項や気を付けること
ポケットWiFiを1,000円以下で運用する方法
ルーター込で1,000円以下のプランはありませんが、ルーターの中に入れるSIMのみであれば、何とかなります。
つまり、ルーターやルーターに変わる端末さえ手に入れば、1,000円以下で通信は可能というわけです。
考えられるのは以下の3つの方法になります。
- 中古のルーターを使う
- 中古のスマホを使う
- デュアルSIMのスマホを使う
ちょっと中級者向けの内容になるので、詳しく説明していきます。
ただしこの方法で使えるのは最大で月5GBまで。実用性という点で考えると少し物足りないので注意しましょう。
中古のポケットWiFiを使う
ルーターをすでに持っている、中古で購入するということを前提に考えれば月1,000円以下で運用ができます。
中古のルーターは安いものなら数百円、そこそこのスペックのものでも3,000円程度から手に入れることが可能です。
このルーターに1,000円以下で契約した格安SIMを入れれば、1,000円以下のポケットWiFiの出来上がり。
ただし中古品には、赤ロムなどの不製品やバッテリーが消耗してしまっているものが混じっていることもあるので、相場に比べ極端に安いものは注意しましょう。
赤ロムと白ロムの違いとは?中古スマホやルーター購入時の確認事項や気を付けること
中古のスマホを使う
家に余っているお古のスマホや安く手に入る中古スマホも、ルーターの代わりに使うことができます。
選ぶ条件は「テザリング対応端末」であること。
古いスマホに1,000円以下で契約した格安SIMを挿し、テザリングをするという仕組みになります。
ただし同時接続できる台数に制限があるなど、使い勝手はルーターの方がいいので、あえて購入する場合はルーターがおすすめです。
なお、後述するFUJIWifiはiPhoneでのテザリングができない仕様のため、iPhoneを利用しようとしている人はFUJIWifi以外を選びましょう。
デュアルSIMスマホを使う
デュアルSIMスマホというのはその名の通りSIMを2つ入れられるスマホのこと。
たとえばiPhoneであればXS以降がこのデュアルSIMに当てはまります。
もし使っているスマホがデュアルSIMなら、ルーターがなくとも、空いたスロットに1,000円以下で契約したSIMをいれれば完了です。
タブレットやPCでも通信したい場合はテザリングを使いましょう。
ただしこの方法は、スマホのバッテリーを消費してしまうなどのデメリットもあるので、複数端末で通信することを想定しているならルーターの購入がおすすめです。
デュアルSIMについて詳しくは以下の記事で紹介しています。
月額1,000円以下のおすすめ格安SIM
端末が用意できたら、あとは1,000円以下の格安SIMを探すだけです。
小容量であれば1,000円以下のSIMはたくさんあるので、そのうちおすすめなものを紹介します。
IIJmio
IIJmioにはeSIMという物理的なSIMカードを用いないプランがあります(参考:eSIMとは)。料金は以下の通り。
IIJmio | |
料金 | ・eSIMプラン 2GB:月440円 4GB:660円 8GB:1,100円 ・初期費用3,300円→1円 |
回線 | ・ドコモ回線 |
サービス | ・WEB解約可 ・クレカ払い |
契約期間 | ・契約期間、違約金なし |
先ほどiPhoneはデュアルSIM(2枚のSIMを入れることができる)と説明しましたが、iPhoneは物理SIMを2枚入れられるわけではなく、物理SIMとeSIMを1枚ずつ読み込むことができる仕組みになっています。
そのため、メインのSIMで物理SIMを使っている場合は、必然的にこのeSIMが必要となるのです。
eSIMを提供している会社は少なく、近々対応予定のものを含めても5社程度。中でもIIJmioは1,000円以下のプランを用意しています。
ルーターに入れることはできませんが、eSIMとテザリングに対応した端末に入れた運用が便利でおすすめです。
ちなみに普通の物理SIMプランもあり、そちらは2GB/748円、4GB/968円とeSIMより少し高めになっています。
nuroモバイル
nuroモバイルのデータ通信SIMは3GB、5GB、8GBのプランがあり、そのうち1,000円以下で使えるのは5GBまでです。
nuroモバイル | |
料金 | ・バリュープラスプラン 3GB:月627円 5GB:825円 8GB:1,320円 ・初期費用3,300円 |
回線 | ・ドコモ回線/ au回線/Softbank回線 |
サービス | ・WEB解約可 ・クレカ払い |
契約期間 | ・契約期間、違約金なし |
中でもおすすめは5GBプラン。
nuroモバイルでは、5GB以上のプランで契約すると3カ月ごとにデータ容量が付与される仕組みがあります。
5GBプランでは3カ月おきに3GBがプラスされるため、実質平均6GBを月825円で使えてお得です。
MVNO独自のサービスを活用するのもあり
他のSIMはFUJIWifiに比べると魅力が下がってしまうものの、さらに維持費を安くすませたいという場合はありでしょう。
格安SIMでポケットWiFiを運用することのメリットの一つに、格安SIM事業者(MVNO)独自のサービスが受けられる点があります。
以下はすべて無料で受けられるため、特定の通信量が多い場合などにおすすめです。
- mineoフリータンク:1GBまで他ユーザーから通信量をシェアしてもらえる
- OCNモバイルONEミュージックフリー:AppleMusicやGooglePlayMusic、Spotifyなど対象音楽アプリの通信量がカウントされない
また、通信量は小さく設定し、カウントフリーの月額オプションをつけるという方法もあります。
たとえばLinksMate(1GB/418円)+カウントフリー(550円)であれば、月968円で対象サービスを10GB以上使用することが可能です。
ただしカウントフリーでは、対象サービス以外の通信は通常通りカウントされてしまうため、運用する際は十分注意しましょう。
カウントフリーとは?仕組みやカウントフリーオプションがあるおすすめ格安SIM、対象アプリやサービスまとめ
結論:ポケットWiFiは1,000円以下だと使い道が限られる。予算は月1,000円台~で検討しよう
現状1,000円以下でポケットWiFiを使う場合は、ルーターやスマホを別に用意し、予算内の格安SIMを利用するしか方法がありません。
他の1,000円以下のSIMはほとんどが3GB程度しか使えませんが、各MVNOごとに無料で受けられるサービスを有効活用すると、契約した容量以上に使用することも可能。
- mineoフリータンク:1GBまで他ユーザーから通信量をシェアしてもらえる
- OCNモバイルONEミュージックフリー:AppleMusicやGooglePlayMusic、Spotifyなど対象音楽アプリの通信量がカウントされない
- LinksMate:カウントフリー加入(+550円)で対象サービスの通信量90%以上カット
また1,000円台にまで幅を広げると、ルーターも併せてレンタルできるポケットWiFiも出てきます。
ちなみに2,000円台になると、さらに40GBなどかなり幅が広がるので、自分がどれくらいの容量を使うのか考えて契約先を選ぶようにしましょう。