格安SIM

ドコモ(eximo・irumo)の料金プラン比較や通信速度、キャンペーンを詳しく解説

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格安SIM
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携帯電話会社の中で最大手であるNTTドコモ。シェア率も30%以上で、No.1の契約者数を誇っています。

本記事ではそのドコモについて、プラン・料金などの詳細、メリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。

  1. ドコモの評価、おすすめ度、総評まとめ
  2. ドコモの料金・サービス等一覧表
  3. ドコモの料金、割引、テザリングなど詳細をチェック
    1. ドコモの料金プラン比較
    2. 月額料金割引
    3. 通話定額
    4. 事務手数料
    5. 留守電・キャッチホン・転送電話
    6. eSIM
    7. MNPワンストップ
    8. テザリング
    9. 制限時最大通信速度
  4. ドコモで実施されているキャンペーンや端末代割引
    1. 5G WELCOM割で端末代が最大44,000円割引
    2. いつでもカエドキプログラムで端末代の約半額が支払い免除
    3. ディズニープラスの月額料金から毎月990円割引(最大6ヶ月間)
    4. 家電量販店では独自のキャンペーンが行われている場合も
    5. 長期利用ありがとう特典(10月末で終了)
  5. irumoの補足情報
    1. 回線混雑時の通信速度がeximo・ahamoに劣る(優先的に速度制限)
    2. 0.5GBプランは通信速度が最大3Mbps、音声通話用プラン
  6. ドコモの通信速度実測データ
    1. 4G回線接続時
    2. 5G回線接続時
  7. ドコモのメリット
    1. 高い通信品質(通信速度が速い、繋がりやすく安定性も高い)
    2. 充実したサービス・サポート・安心感
    3. テザリングが無制限
    4. 特典(割引)が大きく、カエドキプログラムと合わせて利用するとかなり安い
    5. 最新端末の購入ができる
  8. ドコモのデメリット
    1. 基本料金が高く、割引適用がほぼ必須
    2. 通話定額オプションが高い
  9. まとめ:ドコモは料金が高いが、品質・サービスは優秀

ドコモの評価、おすすめ度、総評まとめ

ドコモレーダーチャート

総合点 3.8/5.0 ドコモ総合点
おすすめ度 2.5/5.0 ドコモおすすめ度
ドコモの総評
  • 他社格安SIMの2倍以上と月額料金の高さが大きなデメリット(割引適用後でも他社より高い)
  • ドコモ光とのセット割・家族割の適用が必須
  • 通信速度・安定性などの回線品質は◯
  • データ無制限プランがあるのは4キャリアだけ
  • 最新端末の購入可、MNPまたは22歳以下の新規契約なら割引特典あり
ドコモをおすすめする人
  • 自宅でドコモ光を利用、かつ家族でドコモを利用(ahamo含む)する人
  • 月額料金は高くてもいいから、無制限プランを利用したい人
ドコモをおすすめしない人
  • 通信費を抑えたい人
  • 自宅で光回線を使わない、またはドコモ光以外を使っている人
  • 月30GB以内で十分な人

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携帯キャリア会社のシェアNo1であるドコモは、高い通信品質や充実したサポート・サービスを受けられる通信会です。

ドコモの大きなデメリットがやはり「料金」。基本料金はもちろんのこと、ドコモ光とのセット割・家族割(3人以上)といった割引をフルに適用しても格安SIMの1.5〜2倍程度で通話定額オプションも割高です

20GB以内ならドコモのオンライン専用格安ブランドであるahamoの方が安く使うことができるので、わざわざメインブランドを利用する必要性はあまりないでしょう。

ただ高い通信品質かつ無制限プランがあるのはキャリアならでは。月額料金が高くても通信品質・サポートを重視する人にはおすすめできると言えるでしょう。

docomoの公式サイト

ahamoの公式サイト

ドコモの料金・サービス等一覧表

ドコモ詳細まとめ

料金 通信速度 繋がりやすさ

無制限プラン
4,928円〜7,315円

30〜200Mbps
時間帯関係なく安定

地下・地方でも
問題なし
特典 サポート サービス充実

MNPで端末代
最大2万円割引

店舗・家電量販店での
サポート可

留守電・割込通話可
テザリング無制限
通話定額 eSIM MNPワンストップ

5分以内880円

利用可

利用可

ドコモは通信速度が全通信会社の中でもトップクラスに速く、概ね30〜200Mbps、5Gに繋がると300〜400Mbpsの速度がでます。

一般的にスマホは10Mbpsでれば十分快適、20Mbpsでていれば最高画質(4K)の動画もスムーズに視聴できます。

ドコモはエリアも広く、地下や地方でも問題なく繋がる為、かなり快適性は高いと言えるでしょう。

ただネックなのは「料金」。

たとえば楽天モバイルだと月3,278円で無制限に使うことができますが、ドコモだと7,315円と2倍以上。
光回線のセット割や家族割などをフルに適用したとしても4,928円で楽天モバイルよりも高いです。

さらに通話定額は5分以内でも880円(かけ放題は1,980円)。他の格安SIMだと5分以内で550円程度ですから、オプションも高いです。

ドコモの料金、割引、テザリングなど詳細をチェック

ドコモ
基本料金 【irumo】
550円/0.5GB
2,167円/3GB
2,827円/6GB
3,377円/9GB
【eximo】
4,565円/〜1GB
5,665円/1〜3GB
7,315円/3GB〜無制限
割引後料金 【irumo】
550円/0.5GB
880円〜/3GB
1,540円〜/6GB
2,090円〜/9GB
【eximo】
2,178円〜/〜1GB
3,278円〜/1〜3GB
4,928円〜/3GB〜無制限
ドコモ光セット割 △1,100円/月
(0.5GBプラン除く)
家族割 2回線:△550円/月
3回線〜:△1,100円/月
(eximoのみ適用)
dカード支払割 △187円/月
学割 15歳以下向けプランあり
通話定額 5分以内:880円
かけ放題:1,980円
事務手数料 オンライン:無料
店舗:3,850円
特典
キャンペーン
MNPで
端末代最大△44,000円割引
留守電 月330円
キャッチホン 月220円
電話転送 無料
eSIM 利用可
MNPワンストップ 利用可
テザリング 利用可、容量制限なし
制限時
最大通信速度
irumo 0.5GB:128kbps
irumo 3GB〜:300kbps
eximo:制限なし
支払方法 クレジットカード
口座振替

ここからはドコモの料金等について、詳しくみていきましょう。

ドコモの料金プラン比較

  eximo irumo 【※参考】
ahamo
基本料金 4,565円/〜1GB
5,665円/1〜3GB
7,315円/3GB〜無制限
550円/0.5GB
2,167円/3GB
2,827円/6GB
3,377円/9GB
30GB:2,970円
110GB:4,950円
※5分以内の
通話定額込
割引 家族割
光回線セット割
dカード支払割
光回線セット割
dカード支払割
なし
割引後料金 2,178円〜/〜1GB
3,278円〜/1〜3GB
4,928円〜/3GB〜無制限
550円/0.5GB
880円〜/3GB
1,540円〜/6GB
2,090円〜/9GB
30GB:2,970円
110GB:4,950円
※5分以内の
通話定額込

無制限プランのeximo、小容量プランのeximoのいずれも基本料金はかなり高い為、家族割や光回線セット割を適用することが利用する上での最低限の条件。

もし割引を利用できないなら、オンライン専用ブランドのahamoの方がかなりお得に使うことができます。

月額料金割引

ドコモでは、以下の4つの割引が利用できます。

  • 家族割(eximoのみ)
  • 光回線セット割
  • dカード支払割
  • 学割(15歳以下)

詳しくみていきましょう。

家族割

  eximo irumo 【※参考】
ahamo
割引有無 あり なし なし
割引額 2回線:△550円/月
3回線〜:△1,100円/月
なし なし
家族
カウント対象

0.5GBプラン除く
家族間通話 無料
(irumo・ahamoへも可)
有料 5分以内無料

家族割による月額料金の割引があるのはeximoだけとなっており、irumoやオンライン専用ブランドのahamoでは割引がありません。

ただirumoやahamoは家族人数のカウント対象となっています。(irumoの0.5GBプランはカウント対象外)。

その為、たとえば家族でeximo1人、irumo2人という契約をしている場合に、eximoユーザーは△1,100円/月(家族割3回線以上)の割引を受けることができます。

また注意しなければいけないのが「家族間通話」。

eximoプランに契約しているとirumoやahamoを契約している家族への通話も無料となりますが、irumoユーザーは家族間通話が有料(22円/30秒)です。

なお、ahamoは家族問わず基本プランに通話定額が含まれている為、1回5分以内であれば無料となります。

光回線セット割(ドコモ光セット割)

  eximo irumo 【※参考】
ahamo
割引有無 あり あり なし
割引額 △1,100円/月 △1,100円/月
0.5GBプラン除く
なし
対象回線 ドコモ光
ドコモ home 5G

ドコモでは、光回線のドコモ光、またはホームルーターのドコモhome5Gをセットで利用することで、月々1,100円の割引を受けられます。

eximoにしろirumoにしろ、基本料金は高いため、このセット割は必須だと言えるでしょう。

なお、ahamoはもともとの料金が安い為、光回線とのセット割適用はありません。

dカード支払い割

  eximo irumo 【※参考】
ahamo
割引有無 あり あり なし
割引額 △187円/月 △187円/月
0.5GBプラン除く
なし

ドコモでは、支払い方法をdカード(年会費無料)もしくはdカードGOLD(年会費11,000円)にすることで、月187円の割引を受けることができます。

学割

ドコモでは学割があくまでキャンペーンとして行われており、その時々で年齢・割引内容が変わります。

現在行われているのは「U15はじめてスマホプラン」。eximo・irumoからの割引ではなく、特別プランとして提供されています。

  5GB 10GB
月額料金 1,815円 2,695円
割引 dカード支払割(△187円)
割引後料金 1,628円 2,508円
特典 毎月500ポイント(12ヶ月) 毎月1,000ポイント(12ヶ月)
申し込み条件 15歳以下であること
利用可能期間 18歳まで
(満19歳を超えると料金そのままでデータ容量が1〜2GBに変更)

通話定額

  eximo irumo 【※参考】
ahamo
5分以内無料 880円/月 0円
かけ放題 1,980円/月 1,100円

ドコモの通話定額は上記の通りで、この金額は他の大手キャリアと同じ。格安SIMと比べるとかなり高いです。

一方オンライン専用ブランドのahamoは、基本プラン(20GBで2,970円)の中に5分以内の通話定額が含まれている為、追加のオプション料金はかかりません(かけ放題にする場合は1,100円)。

ahamoはもともとの料金やeximo、irumoよりも安く、さらに通話定額も無料なので、かなりお得であると言えます。

事務手数料

ドコモでは、新規契約やMNPによる他社乗り換えの際に事務手数料がかかる場合があります。

  • ドコモショップ・家電量販店・・・3,850円
  • オンライン・・・無料

店舗・家電量販店等の大きな特典がない限り、基本的にはオンラインで契約するのが良いでしょう。

留守電・キャッチホン・転送電話

  eximo irumo
留守電 330円/月
キャッチホン 220円/月
転送電話 無料

留守電とキャッチホンについては有料オプションとなっています(他社も同じ)。

eSIM

eSIMとは、あらかじめ端末に組みこまれており、契約後に情報を書き込むことができるSIM。

SIMカードのように差し込む必要がなく、データのダウンロードだけで回線の開通ができる為、郵送等の必要がなく申し込み当日に利用開始することができます。

ドコモでは、eximo、irumo、ahamoのいずれもeSIMに対応済みです。

ただしeSIMは端末も対応している必要がある(iPhoneならXS・XR以降のシリーズ)点は注意しましょう。

MNPワンストップ

以前のMNP(番号を変えずに他社に乗り換え)をする場合、事前に乗り換え前の通信会社で「MNP予約番号」を取得する必要がありました。

しかし現在は「MNPワンストップ」と言われる、MNP予約番号の取得なしで単に乗り換え後の通信会社で契約手続きをすればOKという仕組みができています。

ドコモはこの「MNPワンストップ」に対応済み。

乗り換え前の通信会社も同様にMNPワンストップに対応していれば、MNP予約番号の取得は不要となっています。

【MNPワンストップ対象】

  • au
  • ソフトバンク
  • 楽天モバイル
  • UQ mobile
  • povo
  • ワイモバイル
  • LINEMO
  • LINEモバイル
  • ジャパネットたかた通信サービス
  • 日本通信SIM
  • b-mobile
  • mineo
  • センターモバイル
  • LPモバイル

テザリング

ドコモはeximo、irumo、ahamoのいずれでも手数料なし、利用制限なしでテザリングを利用することができます(データ容量の消費はあり)。

au・ソフトバンクは無制限プランでもテザリングが30〜50GBまでという制限がある為、テザリングも無制限で利用できるのはドコモと楽天モバイルだけです。

制限時最大通信速度

  eximo irumo 【※参考】
ahamo
制限時
最大通信速度
なし 0.5GB:128kbps
3GB〜:300kbps
1Mbps

eximoは無制限プランなので通信速度を制限されることが基本的にありません。

一方でirumoは契約プランの容量を超えたタイミングで、128〜300kbpsに制限されます。LINEのトークや音声通話などはできますが、ビデオ通話やSNS、動画視聴を利用するのは厳しいでしょう。

ちなみにahamoは制限時速度も1Mbpsと優秀。この速度だと遅さは感じるもののSNSや動画視聴(標準画質)なども利用できます。

docomoの公式サイト

ahamoの公式サイト

ドコモで実施されているキャンペーンや端末代割引

大手キャリアであるドコモは、特に端末代が大幅に割引されるというメリットがあります。

ここでは、現在ドコモで行われているキャンペーンについて、特筆すべきものを紹介します。

5G WELCOM割で端末代が最大44,000円割引

ドコモでは、5G WELCOM割という名称で端末代の割引を受けることができます。

人気端末の割引額は以下の通り。

  MNP 新規契約
iPhone 16シリーズ 5,500円 5,500円(※1)
iPhone 15(128GB) 44,000円 22,033円(※1)
iPhone 15(128GB以外) 44,000円 22,000円(※1)
iPhone 15 Plus 33,000円 なし
iPhone 15 Pro
iPhone 15 Pro MAX
33,000円 なし
iPhone 14 22,000円 11,000円(※1)
iPhone 14 Plus 22,000円 なし
iPhone 14 Pro
iPhone 14 Pro MAX
22,000円 なし
iPhone 13
iPhone 13 Pro
iPhone 13 Pro MAX
22,000円 17,600円(※1)
iPhone SE3 22,000円 11,000円(※1)
Google Pixel 8 22,000円 11,000円(※1)
Google Pixel 8a 35,332円 なし
Xperia 10 V 22,000円 なし
Galaxy A23 5G 16,500円 なし
Galaxy Z Flip4 22,000円 22,000円(※1)

※1:22歳以下、またはeximo契約の方が対象

MNPであればiPhone15(128GB)が44,000円引きと、かなり大きな割引が受けられますし、他にも22,000円割引を受けることができる端末が複数あります。

ただ、一部端末は22歳以下またはeximoプランに契約する必要があるので注意しましょう。

他の端末の割引についてはドコモ公式「5G WELCOM割」から確認できます。

またiPhoneについては割引があっても、ドコモ自体の販売価格が高かったり、他社の通信キャリアの方が割引等が大きいことで実は安くない点にも注意が必要です。

いつでもカエドキプログラムで端末代の約半額が支払い免除

いつでもカエドキプログラムは、24ヶ月後にスマホを返却することを前提とすることで残価分の支払いなしで端末代として支払う価格が安くなるサービス。

半額以上が免除となる端末もあり、単純に購入して2年後に中古として売却するよりも安く利用できるというメリットがあります。

ディズニープラスの月額料金から毎月990円割引(最大6ヶ月間)

eximo・ahamoプランを契約している場合、ディズニープラスという動画配信サービスで最大6ヶ月間、990円の割引を受けられます。

  • スタンダードプラン:月990円→月0円
  • プレミアムプラン:月1,320円→月330円

スタンダードプランであれば無料。ディズニー関連の動画が見放題なので、とりあえず使ってみると良いでしょう。

家電量販店では独自のキャンペーンが行われている場合も

家電量販店では、ドコモが行っているキャンペーンとは別に、独自のキャンペーンを展開している場合があります。

2023年末にスマホの割引に関するルールが改定された為、以前に比べると家電量販店で大きな割引を行うことができなくなりましたがまたここにきて復活。

MNPでiPhone15が実質23円で購入できる店舗も出ています。

ちなみに家電量販店のキャンペーンは週末(金・土・日)に行われることが多いです。

長期利用ありがとう特典(10月末で終了)

ドコモでは、長期で利用しているユーザー向けに「長期利用ありがとう特典」があります。

概要・対象条件は以下の通り。

  • ドコモを3年以上継続しており、対象プランに加入しているユーザー
  • 誕生月のd払い利用金額に対して2〜20%のポイント還元
  • ポイント獲得上限は5,000ポイント

ただこの特典は、2024年10月末を持って終了しました・

docomoの公式サイト

ahamoの公式サイト

irumoの補足情報

irumoについて、2つの補足情報を紹介します。

回線混雑時の通信速度がeximo・ahamoに劣る(優先的に速度制限)

irumoの速度について、ドコモ公式ページにて以下の記載があります。

当社設備内でネットワークの混雑時に「eximo」「ahamo」等の他の料金プランよりも先に通信速度の制限(通信制御)を実施するため、通信速度が遅くなる場合(例えば動画視聴ではご利用の通信環境により画質が低下する場合)があります。引用:irumo「料金・データ通信量」

回線混雑時には優先的に速度が制限、そして低下するとのことで、実はahamoの方が回線品質という観点で勝っているのです。

実際に使ってみたところ、平日昼(最も回線が混雑する時間帯)も含めて大きな速度低下はなく、ahamoと同等レベルなので大きな心配はないでしょう。

ただイベントなど、人がたくさん集まる場所では大きな速度低下が起こるかもしれません。

0.5GBプランは通信速度が最大3Mbps、音声通話用プラン

irumoの0.5GBプランは3GB以上のプランと比べてかなり特殊で、以下の特徴を持った音声通話専用プランとなっています。

  • 通信速度は常時最大3Mbpsに制限され遅い
  • 家族割・光回線セット割の適用なし
  • 家族割のカウント対象外

月額料金が550円と安い代わりに、上記の制約があるわけです。

速度が3Mbpsと遅い点については、もともと0.5GBしかないことを考えるとそこまで気にする必要はないでしょう。

ただ個人的には以下の理由からおすすめしないというのが正直なところです。

  • 音声通話の品質は格安SIMと変わらない
  • 通話定額をつけると格安SIMが圧倒的に安い
  • 家族割のカウント対象外なので、他の家族の割引に影響するわけではない

ドコモだと通話定額(5分以内)をつけた場合に1,430円かかりますが、mineoであれば通話定額(10分以内)をつけて800円で利用することができます。

ドコモの通信速度実測データ

ドコモの通信速度実測データです。

4G回線接続時

  通信速度(Mbps)
下り 上り
 10時台 185.5 23.6
11時台 76.6 15.5
12時台前半 140.6 20.6
12時台後半 56.6 7.69
13時台 39.5 8.53
14時台 29.9 7.65
15時台 21.5 5.65
16時台 250.6 23.5
17時台 289.0 32.4
18時台 36.2 7.02
19時台 62.9 10.3
20時台 198.9 6.54
21時台 110.86 7.56
平均 115.28 13.58

スマホの通信速度は10Mbpsでていれば快適、20Mbpsで最高画質(4K)動画の視聴もスムーズにできるとされています。

それに対してドコモは4G接続時でも平均100Mbps超え。

速度にばらつきはあるものの、ストレスを感じるような速度に低下することがないので、かなり優秀であると言えるでしょう。

5G回線接続時

  通信速度(Mbps)
下り 上り
376.7 12.6
129.5 8.99
229.0 10.1
平均 245.07 10.56

5G回線接続時の通信速度はかなりの高速。

現時点では常に5G回線に繋がるわけではないものの、ドコモは他社に比べると5Gエリアが広くつながりやすい為、この高速通信を利用できる機会は多いです。

ドコモのメリット

ではここからは、ドコモのメリットについて確認していきましょう。

docomoの公式サイト

 

高い通信品質(通信速度が速い、繋がりやすく安定性も高い)

  • 速い通信速度、平日昼の速度低下もなし
  • エリアが広く、繋がりやすさも◎
  • 5G回線エリアも広く、繋がる頻度が高い

格安SIMは料金が安い代わりに、通信速度が遅かったり、平日の昼など回線が混雑する時間帯で速度が極端に低下(1Mbps以下)となるデメリットがあります。

一方ドコモであればそういった心配が少ないです。場所・混雑状況・環境によって遅くなる場合もゼロではありませんが、格安SIMに比べると通信速度・安定性は圧倒的に優れています。

また5Gエリアも広いので、300Mbps超えの超高速通信を利用できる機会も多いです。

充実したサービス・サポート・安心感

ドコモはドコモショップで直接サポートを受けることが可能。格安SIMのようにオンラインだけ、チャットだけといった制限がありません。

またサービス面も充実。

格安SIMの場合、軽くあげるだけでも「LINEの年齢確認ができない」「支払い方法がクレカのみ」「留守電・キャッチホンが使えないものがある」「キャリアメールがない」といった制約がありますが、ドコモであれば大丈夫です。

他にもドコモの「サービス一覧」を見てわかるように、使うかどうかは置いておいて格安SIMにはないサービスが多数あります。

シェアNo.1のドコモ、こういった充実したサービス、サポートがあり安心感が高いのはメリットの一つでしょう。

テザリングが無制限

無制限プランがあるのはドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアだけ。

その中で、auやソフトバンクはテザリング利用時は30〜50GBまでと制限がある為、テザリングでも無制限に使えるのはドコモと楽天モバイルだけです。

さらに楽天モバイルは料金が安い反面、新しいキャリアということで基地局数はドコモよりも少なく、通信速度や繋がりやすさはドコモに劣ります。

安定した高速通信でテザリングを無制限に利用できるのはドコモだけということです。

特典(割引)が大きく、カエドキプログラムと合わせて利用するとかなり安い

ドコモで、iPhone15(128GB)を利用する場合の実質価格は以下の通りです。

  iPhone15(128GB)
販売価格 130,625円
5G WELCOM割 △44,000円
カエドキプログラム △86,592円
実質価格 23円

2年の利用で23円。格安です。

端末にもよりますが、5G WELCOM割とカエドキプログラムをあわせて使うと、実際に購入するよりもかなり安く済む場合が多いです。

最新端末の購入ができる

そもそもiPhone 16など最新端末を契約とセットで購入できるのはドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアだけ。

サブブランドなども含め、格安SIMでは最新端末の取り扱いがありません。

一応Apple Storeなど端末の販売元から購入することはできますが、割引等の特典を受けられませんから、最新端末を安く購入することができるというのはキャリアならではのメリットだと言えるでしょう。

docomoの公式サイト

ahamoの公式サイト

ドコモのデメリット

続いてドコモのデメリットを見ていきましょう。

基本料金が高く、割引適用がほぼ必須

ドコモの基本料金は格安SIMの2倍以上。ドコモ光とのセット割などを適用しなければスマホ代がかなり高額になってしまいます。

また割引をフル(ドコモ光セット割、家族割3人以上、dカード支払割)で適用したとしてもまだ割高。

楽天モバイルなら3,278円でデータ容量が無制限であるのに対し、ドコモだと割引をフルに適用しても4,928円もかかります。

ドコモだけでなくau、ソフトバンクといった従来からあるキャリアはいずれもほぼ同じ料金で、通信速度やサービスが優れているかわりにかなり料金が高いという大きなデメリットを持っています。

通話定額オプションが高い

基本料金だけでなく、通話定額オプションの料金も下記表の通り高く設定されています。

こういったオプションの料金差も加わることで、ドコモの通信費は格安SIMに比べると月数千円も高くなります。

  通話定額オプション
ドコモ
au
ソフトバンク
5分以内:880円
かけ放題:1,980円
楽天モバイル かけ放題:0円(専用アプリ利用時)
15分以内:1,100円(標準アプリ利用時)
Y!mobile
UQ mobile
10分以内:880円
かけ放題:1,980円
ahamo
LINEMO(ベストプランV)
5分以内:0円
かけ放題:1,100円
LINEMO(ベストプラン)
povo2.0
5分以内:550円
かけ放題:1,650円
mineo 10分以内:550円
かけ放題:1,210円
IIJmio 5分以内:500円
10分以内:700円
かけ放題:1,400円

まとめ:ドコモは料金が高いが、品質・サービスは優秀

ドコモはさすがの大手キャリアなだけあって、通信品質は格安SIMに比べて抜群に良いし、サービスも充実していますから、安心して使うことができる通信会社です。

ただネックなのはやはり「料金面」。月額料金は様々な割引をフルに適用しても格安SIMに比べるとかなり高く、オプション費用も高いです。

現在3大キャリア以外にも新キャリアで安い楽天モバイルや、サブブランドのY!mobile・UQ mobile、LINEMOなどのオンライン専用ブランドやMVNOの格安SIMなどたくさんの通信会社があります。

通信費を少しでも安くしたいと考えるなら、ドコモよりもこれらを使った方が良いでしょう。

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