格安SIM

スマホは2年で買い替え、携帯電話会社も2年で乗り換えたほうがいい?負担額や手間を考えてみた

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2年で買い替え 格安SIM
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現在、全キャリアで2年後にスマホを返却することで安く使える買い替えプログラムを提供しています。

さらに、MNPによる乗り換えと同時にスマホを購入することで端末の割引を受けることができ、この買い替えプログラムと併用することでiPhoneなどが月1円で使えるといったキャンペーンも行われています。

となると、スマホは2年おきに買い替え、携帯電話会社も2年おきに乗り換えるのがお得そうです。

しかしこのやり方にはいくつか注意ウイしなければいけない点があります。

3大キャリアではiPhoneが月1円で利用できる(※キャンペーン次第)

2年で買い替え

2023年12月にスマホ販売に対する規制が変わり、一旦iPhoneなどの人気端末が1円などの格安で販売することが一旦なくなりました。

しかし現在はスマホの割引に加え、各社が提供している買い替えプログラムを利用することで毎月の支払いが1円で済む端末が復活。

たとえば現在はiPhone16が発売されたこともあり、一世代前のiPhone15(128GB)が毎月1円の支払いが使えるというようなキャンペーンがよく行われています。

この1円キャンペーンは各社の公式サイトで行われている場合も多いですが、比較的家電量販店等で行われている場合が多いです。

2年おきにスマホ変更、MNPで乗り換えるのは本当にお得?

特にiPhoneといった人気かつ高額なスマホを毎月1円で使い続ける為には、基本的に以下の条件が必要です。

  • 買い替えプログラムを利用し、2年で端末を返却(2年をすぎると毎月数千円の支払いが発生)
  • MNPによる割引

機種変更はもちろん機種変更でも割引額が少なくなる為、2年おきにスマホを返却、そのたびに携帯電話会社を変えて新たにスマホを入手する必要があります。

メインブランドを使い続けてしまうと総額料金は高くなる可能性が高い

iPhoneが毎月1円で利用するには、MNPでドコモ、au、ソフトバンクのいずれかに乗り換える必要があります。

MVNOの格安SIMはもちろんですが、Y!mobileやUQモバイルといったサブブランド、LINEMOやpovo2.0といったキャリアの格安プランでも割引は適用されません。

その為、一旦はメインブランドで契約することになるのですが、注意しなければいけないのがメインブランドは高いという点。

たとえばデータ無制限のメインプランについては割引なしだと7,000円以上。小容量プランでも2〜3,000円かかります。

楽天モバイルなら3GBで1,000円程度、データ無制限で3,000円程度ですから、毎月2,000円〜4,000円も携帯代金が高くなるわけで、2年総額では24,000円〜48,000円。

もちろんキャリアを使うメリットはあります(通信品質が良いなど)が、料金だけで見ると実はApple Storeで端末を購入し通信会社は格安SIM、2年後に買い替えたければ売却もしくはAppleStoreで下取りという形にした方が安くすむ可能性があります。

またそうすれば、一世代前の端末ではなく最新端末で、容量や種類も好きに選ぶことができるというメリットがあります。

MNP乗り換え後にサブブランドや格安プランに変更すれば、かなりお得

異なるキャリアのメインブランドにMNPで乗り換え、直後にその会社のサブブランドや格安プラン(ソフトバンクならY!mobileやLINEMO)に再度乗り換えて使うといったことをすれば、月額料金自体も抑えることができるのでかなりお得に使える可能性が高いです。

以前は、スマホを買った会社での通信契約を解約すると割引が中断されて端末代の支払いが必要となっていましたが、現在は割引が最初の購入・契約時にまとめて適用あれる為、途中で解約しても割引額に変更はなし、1円で使い続けることが可能となっています。

また、契約直後にすぐ解約するのは端末割引の不正利用としてブラックリストにのってしまう可能性がありますが、同じ会社のブランドやプランであれば良しとされています(店頭でも良いと言われる)。

光回線を理由に乗り換えないのはもったいないかも

キャリアのメインブラン、サブブランドは特定の光回線とセットで利用することで月額料金が割引される(たいてい月1,100円)特典があります。

その為、自宅で使っている光回線に合わせて通信会社を決定、そしてそれを頑なに変えないなんて人も多いです。

しかしこれは間違い。

もし光回線そのまま、他社に乗り換えても月1,100円高くなるだけ。年26,200円です。同じ会社のまま機種変更するより、他社にMNPで乗り換えて44,000円の割引を受けた方が、総額料金で安くなります。

正直機種変更はかなり損なのでおすすめしません。

もちろん一番、通信会社を乗り換えるたびに光回線を乗り換えるのがおすすめ(もしくは光回線の割引関係なしで安く使えるahamo、LINEMO,povo2.0にする)です。

2年おきの乗り換えにおける注意点やリスク

MNPと同時にiPhoneを買い替えプログラムで購入→2年後に端末返却、再度違う会社に乗り換えという形を繰り返すことで、iPhoneを実質1円で利用することができそうです。

しかしいくつか注意点やリスクがあるので覚えて置く必要があります。

2年後もiPhoneなどの人気端末が安く利用できるとは限らない

今はよく実質キャンペーンが行われています。公式で行われているタイミングもありますし、公式でやっていなくても家電量販店で行われている場合もあります。

ただ、2年後にそのようなキャンペーンが行われているとは限らないという点に注意が必要です。

キャリアによってはつい1ヶ月前にはそのキャンペーンがなかった(MNPでの割引が少なかった)ですし、家電量販店もあくまで期間限定。高い頻度・長期間で行われる場合もありますが、全然行われない時期もあります。

あくまで実質1円というのは、キャンペーンであり常に行われているものではないのです。

また、法改正などにより実質1円自体ができなくなるケースもあります。2023年12月の法改正の時はしばらく1円端末はなくなりました。

もちろん今キャンペーンが行われているならそれに乗っかってiPhoneなどを安く入手して使うというのは全然あり。

ただ2年後には返却が待っていて、もしかしたらその時には安くは利用できなくなっている可能性もあるということを覚えておきましょう。

好きな容量を選べない場合も

キャンペーンの内容はその時々で変わりますが、実質1円で利用できる可能性があるのはiPhone 15の128GBだけです。

256GB以上になると価格が高くなるので当然なことではありますが、そもそも割引がない・少なくて全くお得ではないなんてこともよくあります。

また、iPhone15は安いけどiPhone 15 ProやiPhone 15 Plusは割引が少なくてApple Storeよりも割高なんてことも。

実質1円で使えるのは基本的に一世代前の無印iPhoneで、かつ容量は128GB。好きな選択ができません。

2年後に端末を返却しないと3年目から毎月高い端末代の支払いが発生

2年後に良いキャンペーンがないからと言って、端末を返却しないまま使うのはあまりおすすめしません。

キャリアの買い替えプログラムは2年後の残債が高く設定あれている場合がほとんどで、それのお陰で割引上限44,000円でも月々1円で利用できるようになっています。

その為、もし端末を返却しなければ3年目から毎月高い端末代を支払っていかなければならなくなります。

ですので、万が一2年後に実質1円で利用できるキャンペーンが行われなくても、何かしら割引はあるでしょうからとりあえず乗り換えることをおすすめします。

とは言えちなみにiPhone 15をApple Storeで買うと112,800円。一方でドコモでは130,625円ですが、キャンペーンによる44,000円割引を使えば86,625円。

端末代としては返却しなくてもお得であることは間違いありません。

乗り換え・端末返却の手間も発生

端末を月々1円で利用、さらにサブブランドや格安プランで通信量も節約するとなると、以下のことを繰り返さなければなりません、

  1. 今使っているのとは違う会社のキャリアに乗り換え
  2. 契約したキャリアと同じ会社(グループ)のサブブランドや格安ブランドに乗り換え
  3. 2年後に違うキャリアに乗り換え
  4. 再度同じ会社(グループ)のサブブランドや格安ブランドに乗り換え
  5. 端末の返却手続き、端末の郵送

そういった手間が発生しますし、家電量販店を利用する場合は手数料(3,850円)もかかります。

人によっては光回線の乗り換えが必要な場合も

各キャリアのメインブランドや、サブブランドであるY!mobileやUQ mobileは特定の光回線とセットで使うことで毎月1,100円程度の割引を受けられます。

すなわち、2年毎に乗り換える際にこれらの通信会社を使うなら光回線も同様に乗り換えが必要です。

光回線は乗り換えることでキャッシュバックがもらえるといった特典があるので、2年おきでの乗り換えはお得ではありますが、開通工事などスマホを乗り換えるよりも手間がかかります。

メインブランドからサブブランドや格安ブランドへの即乗り換えが絶対にOKとは言えない

一番お得に使おうと思ったら、一旦メインブランドで契約して実質月々1円端末を入手。その直後にサブブランドや格安ブランドへ乗り換えるのが良いです。

ただメインブランドからサブブランドや格安ブランドへの契約直後の即乗り換えは、絶対に問題ないという保証はできません。

何度も店頭などで問題ないと確認しましたし、よっぽど大丈夫だとは思いますが割引の不正利用としてブラックリスト入りする可能性はゼロではない為、あくまでそのリスクを考慮した上で自己責任で行うようにしましょう。

2年おきの乗り換えはどんな人におすすめ?

買い替えプログラムの対象期間である2年おきに他社へと乗り換え、実質1円キャンペーンなどMNPによる端末割引を使っていく。この方法は以下の人におすすめです。

  • 他社への乗り換えや端末の返却が面倒ではない
  • 一世代前の機種でOK、最新機種でなくて良い
  • 容量などにこだわりがない(iPhoneの場合

2年おきに乗り換えるということはその分手間が発生。

もし月額料金が高いキャリアではなくサブブランドなどを使いたいなら、2年おきに2回も乗り換え手続きをしなければなりません。

また、端末はあくまで一世代前であるということにも注意。

たとえば最新のiPhone16はドコモだとMNPでも割引は5,000円。128GBの場合の価格はApple Storeだと124,800円であるのに対し、ドコモだと145,200円で設定されている為、割引を考慮しても実質料金は高くなります。

安く利用できるのは一世代前(今ならiPhone 15)であり、最新機種を使いたいというには向いていないやり方です。

また容量を選べないの要注意。iPhoneの場合、実質1円で使えるには最小容量(128GB)です。

256GB以上だと価格自体が高くなるのは当然のことだと言えますが、注意しなければいけないのが割引額に差がでる可能性が多いという点。

同じiPhoneなんだから256GB以上の容量でも同等の割引を受けることができれば良いのですが、128GBだと割引額は44,000円(買い替えプログラムを利用することで月々1円を実現)なのに、256GB以上だと割引が22,000円に減るなんて設定をされていることがしばしばあります。

すなわち、このやり方では好きな容量を選ぶことができない可能性が高いのです。

容量は最低256GBあったほうが良いという考え方が広くなっている中で、128GBの容量を選ぶしかないとなると、実際に使っている中で不便さを感じる場面が多くなるかもしれません。

今乗り換えるならどこがいい?

MNPの割引を受ける為には、今使っている会社とは違う会社に乗り換える必要があります。

ドコモやahamoを使っている人はauもしくはソフトバンク。

auやUQモバイル、povo2.0を使っている人はドコモもしくはソフトバンク。

ソフトバンクやY!mobile、LINEMOを使っている人はドコモもしくはau。

たとえばUQモバイルを使っている人がauに乗り換えても、端末割引は対象外となります。

第一候補はirumo(ドコモ)またはahamo

もし今au系、ソフトバンク系で契約しているなら、乗り換え先のおすすめはドコモのirumoもしくはahamoです。

irumoはキャリアでありながら安い料金で使えますし、端末割引の対象にもなります。

またahamoは、格安プランでありながらLINEMOやpovo2.0と違って端末の購入が可能で、さらに割引(5GWELCOME割)の適用も可能。

使うデータ通信量に応じて、9GB以内ならirumo、それ以上ならahamoを選ぶと良いでしょう。

なお、家電量販店では実質1円キャンペーンがよく行われている代わりに、割引条件としてahamoはNGであることが多いので、たとえahamoを使いたくても一旦はirumoで契約する必要があります。

ただahamoはドコモの一つのプランという位置づけで、irumoからahamoへの変更は乗り換えではなくプラン変更、手続きも簡単でSIMの変更も原則必要ありません。

今ドコモ系を使っているならauとソフトバンク、キャンペーンや在庫状況に応じて

今ドコモもしくはahamoを使っているなら、auもしくはソフトバンクに乗り換える必要がありますが、その2つで特に優劣はありません。

auであればその後にUQモバイルもしくはpovo2.0という選択肢があるし、ソフトバンクであればその後にY!mobile、LINEMOという選択肢があります。

それぞれで少しずつプランは異なり、多少好みは変わってくるかもしれませんが、特筆する優劣はありません。

個人的にはLINEMO(30GBで2,970円、5分以内の通話込)がお得だと感じるので、しいて言うならまずソフトバンクかなという部分はありますが。

ただそれよりも大事なのはキャンペーン状況。そして在庫の有無。どちらが安く変えるか、好きな色の在庫があるかを見て決めるのが良いでしょう。

まとめ

iPhoneが月々1円で使えるというのは非常に魅力的ですし、実際にかなりお得。A

もちろんデメリットとして、手間がかかるというのもあるし、最新のiPhoneは使えないといったこともあります。

ただiPhoneは一世代前でも十分優秀で全く問題なく使えます(むしろオーバースペックである人がほとんど)。それどころか二、三世代前のものでも困ることはありません。

どうしても最新のiPhonが良いというなら、このキャンペーンが行われているタイミングに合わせて乗り換えを検討してみるのも良いでしょう。

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