格安SIM

【格安SIMを使っている人の割合は?】携帯電話の利用状況(事業者・料金・データ容量)や満足度・不満点についてアンケート調査

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利用している携帯電話会社 格安SIM
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MVNO(キャリアから回線を借りてサービスを提供する事業者)の格安SIMだけでなく、キャリアからも格安ブランドが提供されるようになり、料金やサービスなどで自分に会った携帯電話事業者を選べるようになりました。

そこで本記事では携帯電話の利用状況として、現在使っている事業者や料金、さらに満足度などについてアンケートを実施しました。

※アンケートデータを利用する場合、必ず本記事へのリンク(https://insrave.co.jp/kiwami/keitaianke)を掲載の上、引用したことを明記するようにしてください。

アンケート調査について

本調査では、以下の調査方法及び内容でアンケートを実施いたしました。

実施期間 2024年5月
調査対象 20代〜60代の携帯電話利用者
サンプル数 230名
男女比 男性81名、女性149名
 調査内容
  • 使っている携帯電話事業者
  • 携帯電話の利用料金
  • 毎月のデータ容量
  • 満足度(5点満点)
  • 満足している点、不満点

携帯電話利用状況アンケート、調査結果要約

  • 3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)利用者が4割以上
  • 携帯電話の平均料金は5,607円、3大キャリアの平均料金が突出して高い
  • 満足度はキャリアのオンライン用格安ブランドが最も高く、キャリアのメインブランドが最も低い
  • キャリアを使い続ける理由として最も多いのは「乗り換えが面倒

携帯電話の利用状況に関するアンケート調査結果

アンケートの調査結果は以下の通りです。

使っている携帯電話会社

利用している携帯電話会社

最も多かったのがドコモ、そして3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)で4割以上を占めています。

新キャリアである楽天モバイルやサブブランド(Y!mobile・UQ mobile)も比較的利用者が多い一方、IIJmioやmineoといったMVNOタイプの格安SIMは利用者が少ないです。

なお、少数意見では日本通信、リンクスメイト、OCNモバイルONE、イオンモバイル、ニフモが挙げられています(グラフ上では「他」として表記)。

月額料金の分布、タイプ別の平均スマホ料金

携帯電話の1ヶ月の料金

1ヶ月の携帯電話料金は平均5,607円。2,000〜4,000円程度の分布が多くなっている一方で、10,000円以上という人も多数います。

料金を事業者タイプ別に見た結果は以下の通り。

事業者タイプ別の携帯電話料金

キャリアが飛び抜けて高いことがわかります。

キャリアは他のタイプに比べると基本料金が1.5〜2倍程度かかってしまうことに加え、端末のセット購入による端末代も加算されているのが主な要因だと考えられます。

一方、最もやすかったのが楽天モバイル。月額料金が安く3GBで1,078円(家族割で968円)、無制限源でも3,278円(家族割で3,168円)、さらに通話料も無料ということで、かなり携帯電話料金を抑えられている人が多いです。

月間データ容量の分布

契約しているデータ容量

データ容量は3GBプラン、20GBプラン、キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の無制限プランが主流となっていることがわかります。

またauの30GB(フラットプラン30)など旧プランのまま使っている人も少なくありませんでした。

一概には言えませんが、旧プランのままは損している可能性が高いので、該当者は一度料金の見直しをしたほうがよいかもしれません。

※データ容量に応じて料金が変動するプランの場合は、最も頻繁に適用されている段階のデータ容量を採用

事業者タイプ別の満足度

事業者タイプ別の満足度

満足度はキャリアのオンライン用格安ブランド(ahamo、LINEMO、povo2.0)が最も高いという結果になっています。

通信速度も速い上に料金も安いということで、人気も非常に高いです。

次いで満足度が高かったのは新キャリアの楽天モバイル。満足点、不満点については後述していますが、料金が安い点などから満足度が高い結果になりました。

タイプ別の満足している点や不満を感じる点

続いて各タイプでの満足点・不満点について紹介していきます。

3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)

キャリアで満足している点

3大キャリアで満足している点として回答が多かったのが、通信速度やサポートの充実度、繋がりやすさといった点です。

いずれも他のタイプに比べて、高い割合となっています。キャリアで不満な点

一方で不満点として最も多かったのが、「料金が高い」という点。

平均月額料金は他のタイプに比べて突出して高くなっており、約6割の人が不満点として回答して挙げています。

サブブランド(Y!mobile、UQ mobile)

サブブランドで満足している点

サブブランド(Y!mobile、UQ mobile)で突出して多かったのが「料金が安い」という点。8割以上の人が回答しています。

さらに次いで多かったのが光回線とのセット割や家族割が充実しているという点。

キャリアに比べて基本料金はかなり安く、さらに割引を適用するとMVNOの格安SIM並の安さとなるというのがサブブランドの大きなメリットだと言えるでしょう。

サブブランドで不満な点

一方で不満点として多かったのは「割引が少ない」という点。

光回線とのセット割による割引額は少なくないものの、家族割だとY!mobileでは1回線目が割引なし、UQ mobileでは割引額が少なくなるといったことから挙げた人が一定数いたのかもしれません。

また3大キャリアに比べると通信速度や繋がりやすさといった回線品質について不満だと挙げている人が増えています。

サブブランドはMVNOの格安SIMに比べると自社回線を使っている分、かなり快適に通信ができるものの、メインブランドに比べるとどうしても劣ってしまいます。

新キャリア(楽天モバイル)

新キャリアで満足している点

新キャリアである楽天モバイルではほとんどの人が料金の安さに満足していると回答。

月額料金が安く3GBで1,078円(家族割で968円)、 無制限でも3,278円(家族割で3,168円)、さらに通話料も無料。

ライトユーザーからヘビーユーザーまで、誰でも携帯電話料金を安く抑えることができるという魅力があります。

次いで多かったのが「キャンペーン・特典が充実している」という点。

楽天モバイルユーザーは楽天市場のポイント還元率が増える(+4倍)という特典があったり、MNPでのキャッシュバック(楽天ポイントで還元)といった特典があるのも、メリットの一つでしょう。

楽天モバイルで不満な点

楽天モバイルの不満点として多かったのが、「通信速度の遅さ」「繋がりにくさ」という回線品質に関すること。

新キャリアということで基地局は他のキャリアに比べて少なく、以前に比べるとかなり改善したとは言え、不満だと感じている人は少なくないという結果になりました。

キャリアのオンライン用格安ブランド(ahamo、LINEMO、povo2.0)

オンライン用ブランドで満足している点

3大キャリアが格安ブランドとしてだしているahamo、LINEMO,povo2.0は全タイプの中で最も満足度が高いです。

その中でも特に満足している点として多かったのが料金の安さ。
20GBが3,000未満で使える、LINEMOやpovo2.0は3GBでが1,000円以下で使えるなど、メインブランドに比べてかなり電話料金を抑えることができます。

MVNOで不満な点

一方、不満点として多かったのが通信速度の遅さ。

キャリアが運営しており、メインブランドに比べて通信速度が著しく劣るという結果ではないはずですが、それでも不満点として挙げている人が多かったです。

MVNOの格安SIM(mineo、IIJmioなど)

MVNOで満足している点

MVNOの格安SIMの最大のメリットは料金の安さ。20GBが2,000円で使えるところもある(IIJmio)など月額料金が安く、満足点としても圧倒的に多く回答されています。

「独自のサービスが充実」という回答をした人の割合も高いですが、これはほぼmineoユーザーの回答。

mineoは最大1.5Mbpsでの通信が使い放題となるパケット放題Plusや、パケットを貯めておけるパスケット、全国のmineoユーザーとパケットをシェアしあえるフリータンクなど、他社にはない便利なサービスにより人気があります。

MVNOで不満な点

一方で不満点として多かったのは通信速度が遅い点。

MVNOはキャリアから回線を借りてサービスを提供している為、通信速度は他のタイプに比べると遅め。特に回線が混雑する時間帯(平日12時台など)には極端な速度低下が起こることもあります。

ただ回答は3割強にとどまり、そこまで不満だと感じていない人も多いのは意外な結果です。

キャリアを使い続ける理由、格安SIMを使わない理由

格安SIMを使わない理由

3大キャリアは他のタイプに比べるとかなり料金が高く、他社に乗り換えることでかなり料金を下げることができます。

ただそれでもいまだ4割以上がキャリアを使い続けています。

その理由についてアンケートをとった結果が上記の通り。

最も多かったのが「乗り換えが面倒」であるという回答。約半数がキャリアを使い続ける理由として挙げています。

現在はMNPによる乗り換え手数料は無料、MNPワンストップにより予約番号の取得も不要など乗り換え自体は気軽にできますが、イメージとして面倒だと思っている人は少なくないのかもしれません。

まとめ

現在は様々な携帯電話事業者を選ぶことができるようになっています。

大手キャリアにももちろんメリットはあり、料金が高くても使い続ける理由があるならもちろん良いですが、単に乗り換えが面倒といった理由であれば他のタイプへの乗り換えを検討してみることをおすすめします。

たとえば携帯電話料金が月3,000円下がれば、年間で36,000円も節約できますからね。

また、乗り換えないまでもキャリアで旧プランのまま使っている人も意外と多かったですが、そういった人は一度料金の見直しをしてみましょう。

以前のプランよりも現在のプランの方がお得な場合が多いでく、乗り換えずともプラン変更だけで料金を下げることができる可能性があります。

 

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