ポケットWiFiの中でも、料金が安くて人気がある「どこよりもWiFi」。
そのどこよりもWiFiがプランを刷新し、これまでよりもさらにユーザーにとってお得になったので紹介します。
正直、今ポケットWiFiで悩んでいるなら断然おすすめです。
なお、どこよりもWiFiについての詳しい記事は下記で紹介しているのでチェックしてみてください。
どこよりもWiFiの新プラン「ピタッとプラン」の料金等詳細
20GB、50GB、100GB、200GBいずれかの定額制であったどこよりもWiFiですが、今回新たに「ピタッとプラン」として段階定額制の2つのプランができました。
なおこの新プランリリースに伴い、これまでの定額制プランは廃止されます。
どこよりもピタッとプラン・スタンダード(100GBまで)
まず一つ目が最大100GBまで利用できる「どこよりもピタッとプラン・スタンダード」。
料金は月々のデータ通信量に応じて、以下の通りとなります。
2年割適用あり (税込) |
2年割適用なし (税込) |
|
~5GB | 900円 | 1,400円 |
~20GB | 1,900円 | 2,400円 |
~50GB | 2,900円 | 3,400円 |
~100GB | 3,400円 | 3,900円 |
2年間の縛りを付ければ、毎月500円安くなります。
以前は、実際のデータ使用量関係なく、あからじめ選んだプランで毎月の料金が決まっていましたが新プランでは実際に使ったデータ使用量でで料金が変わることになる為、利用が少なかった月の料金をかなり低く抑えることができます。
たとえば以下のような利用実績の場合について、旧プランと比較してみましょう。
データ使用量 | 新プラン料金 | 旧プラン料金 (100GBプラン) |
|
1ヶ月目 | 100GB | 3,400円 | 3,718円 |
2ヶ月目 | 30GB | 2,900円 | 3,718円 |
3ヶ月目 | 70GB | 3,400円 | 3,718円 |
4ヶ月目 | 10GB | 1,900円 | 3,718円 |
5ヶ月目 | 40GB | 2,900円 | 3,718円 |
6ヶ月目 | 80GB | 3,400円 | 3,718円 |
総額 | 17,900円 | 22,308円 |
100GBを利用した場合の料金も3,718円から3,400円に安くなっており、さらに段階制で月によって料金が安くなる場合もある為、旧プランよりかなりお得に利用できることがわかります。
公式:どこよりもWiFi
どこよりもピタッとプラン・プレミアム(200GBまで)
続いて200GBまで利用可能な「どこよりもピタッとプラン・プレミアム」についてです
2年割適用あり (税込) |
2年割適用なし (税込) |
|
~5GB | 900円 | 1,400円 |
~20GB | 1,900円 | 2,400円 |
~50GB | 2,900円 | 3,400円 |
~100GB | 3,400円 | 3,900円 |
~150GB | 3,900円 | 4,400円 |
~200GB | 4,400円 | 4,900円 |
100GBまでのスタンダートに加え、~150GB、~200GBまでも料金が設定されたプランとなっており、最大200GBまで利用可能です(200GB以上となった場合は通信制限)。
料金を見てわかるように、100GBまでの料金はスタンダードプランと全く変わりません。
その為、実際のデータ利用量が100GB以上にならなかったとしても料金面で損することはないので、もし100GB以上使う可能性が少しでもあるならこちらを選んだ方が良いでしょう。
というか自分なら今のところ使う予定がなくても、とりあえずこのプレミアムプランを選びますね。もしかしたら100GB以上どうしても使いたい月がそのうちあるかもしれませんから。
公式:どこよりもWiFi
その他費用・端末等
その他の費用、制限は以下の通りです。
- 2年割時解約金・・・9,500円
- 端末弁済金・・・18,000円
- 1日7GBまで
- 制限時速度・・・128kbps
2年割を適用すると毎月500円安くなりますから、もし19ヶ月以上使うなら2年割を適用させた方がお得です。
またどこよりもWiFiは端末がレンタルとなっており、最初の端末代は0円です。ただし解約時には返却が必要。返却しなかった場合は弁済金として18,000円がかかるので箱やで充電コード含めてしっかり管理しておきましょう。
そして最も気を付けなければならないのが今回のプランから「1日7GBまで」という制限がついた点です。
3日10GBまでであるWiMAXよりも厳しくなく、月100GB程度の利用であれば心配するような制限内容ではありません。
たとえばYoutubeを通常画質で見る場合なら通常画質で28時間程度も見れる(高画質でも8時間程度)容量ですからね。
ただ同じ日に最高画質の動画を何本もダウンロードするようなことが頻繁にある、家族・会社などで複数人でヘビーに利用するといった場合は以前の200GBプランよりも使い勝手は悪くなってしまうかもしれません。
どこよりもWiFiの旧プランと詳しく比較
ここからは、旧プランと料金を比較していきます(2年割適用時)。
新プラン料金 | 旧プラン料金 |
|
~5GB | 900円 | ー |
~20GB | 1,900円 | 2,508円 |
~50GB | 2,900円 | 3,278円 |
~100GB | 3,400円 | 3,718円 |
~150GB | 3,900円 | ー |
~200GB | 4,400円 | 4,378円 |
200GBの料金が22円だけ高くなってしまっていますが、その他の容量の料金はかなり安くなっています。最も人気がある100GB利用時は318円も安いです。
しかも新プランは段階定額制。当然あまり使わない月もでてくるでしょうから、この差額以上にお得に利用できます。
200GBについても、2年で1回でも150GB以内しか使わなかった月があれば新プランの方が総額では安くなります。
通常、段階定額制は定額制に比べて料金が高くなる傾向にあるのですが、今回は定額制だったこれまでよりもさらに安くなっているのでユーザーとしてはかなりありがたい変更であると言えます。
公式:どこよりもWiFi
他のポケットWiFi(WiMAX含む)と比較
では他のポケットWiFiと比較するとどうでしょうか。料金が安いメジャーなポケットWiFiと比較してみましょう。
料金体系 | キャンペーン | 50GB | 100GB (※1) |
200GB | |
どこよりも WiFi |
段階定額制 | なし | 2,900円 | 3,400円 | 4,400円 |
Mugen WiFi | 定額制 | 10,000円 キャッシュバック |
– | 3,718円 | – |
THE WiFi | 定額制 | 4ヶ月間無料 | – | 3,828円 | – |
Broad WiMAX |
定額制 | なし | – | 3,906円 (※2) |
– |
GMO とくとくBB WiMAX |
定額制 | 30,000円 キャッシュバック |
– | 4,630円 (※2) |
– |
※1:WiMAXは3日で10GBが上限なので、30日で100GBとして表示
※2:利用月によって料金が異なる為、契約期間(3年)の平均で表示
月額料金ではどこよりもWiFiが最安です。ただしキャンペーンを考慮すると、利用年数によってはMugenWiFiやTHE WiFiの方が安くなります。
100GBプランについて、契約期間である2年間の総額料金を比較してみましょう(月額料金+キャンペーン)。
【月額料金2年間総額】
総額費用 | |
どこよりも WiFi |
81,600円 |
Mugen WiFi | 79,232円 |
THE WiFi | 76,560円 |
ただ、どこよりもWiFiだけは「段階定額制」であることを忘れてはいけません。
他のポケットWiFiは100GB使っても、50GBしか使わなくても、10GBしか使わなくても料金は同じ。一方でどこよりもWiFiはその月々で利用したデータ量に応じて料金が変動。あまり使わなかった月は料金が安くなります。
毎月必ず決まったデータ容量を使うという人には関係ないかもしれませんが、月々で通信量が変動する(おそらくほとんどの人があてはまる)人はこの段階定額制はかなりお得になりえます。
また現在自分が毎月どれくらいの容量を使っているかわからない人にもおすすめ。いきなり100GBプランに申し込んでも実際は30GB程度しか使っていなかったなんてことがあるとかなりもったいないですからね。
ahamoやpovo、その他格安SIMの大容量プランとの料金比較
最近、ドコモ(ahamo)やau(povo)、ソフトバンク(LINEMO)が大容量の格安プランを出しました。そしてそれに伴い各格安SIMも料金の値下げ、大容量プランの追加を行いました。
それらのみを持つか、それとも通話のみスマホ+どこよりもWiFiで持つのがいいか、悩みどころだったりもします。
それらの料金とも比較してみましょう。
まずは各スマホの大容量プラン一覧表です。
ahamo | povo | LINEMO | 楽天 モバイル |
mineo | IIJmio | |
通信回線 | ドコモ | au | ソフト バンク |
楽天 | ドコモ au ソフトバンク |
ドコモ au |
容量 | 20GB | 20GB | 20GB | 無制限 | 20GB | 20GB |
通話 | 5分無料 | 5分かけ放題 +550円 |
かけ放題 | 10分 かけ放題 +935円 |
10分 かけ放題 +918円 |
|
料金 | 2,970円 | 2,728円 | 2,728円 | 3,278円 | 2,178円 | 2,068円 |
一方でどこよりもWiFiの20GBは1,900円。楽天モバイル(1GB以内の利用であれば0円)と組み合わせて持つことで上記のいずれよりも最も安く持つことが可能となります(しかも通話し放題)。
通話 | データ通信量 | 料金 | |
どこよりも WiFi |
なし | 20GB | 1,900円 |
楽天 モバイル |
かけ放題 | 1GB | 0円 |
しかもどこよりもWiFiであれば20GBでは足りなくなっても50GBまで+1,000円で使えるし、スマホ以外の端末にも容易に繋げられる(毎回テザリングは正直面倒)ので、かなり使い勝手は良いのでおすすめです。
もちろんデメリットとして持ち歩く端末が一つ増えてしまうという難点がありますが。
段階定額制のメリット・デメリットを改めて確認
ポケットWiFiではこれまでなかった段階定額制を導入したどこよりもWiFi。改めてこの段階定額制のメリット・デメリットを確認しておきましょう。
段階定額制のメリット
- 使わない月は料金が安く抑えられる
- 最初にどのプランを選べば良いか迷う必要がない
- 想定した通信量より多くなっても速度低下で困らない
段階定額制の一番の良さは使わなかった月は料金が安くなる点ですよね。
正直、たいていの人は毎月の通信量が思った以上に変動します。突発的にかなり使った月があったり、逆に全然使わない月があったりするものです。
定額制だとたとえ使わなかったとしても決まった料金を支払わなければなりませんから、段階定額制はありがたい制度です。
また最初のプラン選びにも困りません。実際には月30GB程度しか使わないのに100GBプランに契約して損をすることになるといったことがなくなるわけです(実際にそのパターンは多いです)。
多くのポケットWiFiは2年の縛りがついており、解約したくても違約金がかかるが故にできず、結局無駄に容量を余らせてしまっている人が多い中で、段階定額制であればそういった無駄がなくなるのでかなりユーザーにメリットのある制度だと言えるでしょう。
さらに速度低下に悩まされないというのも一つのメリットだと言えるでしょう。
思った以上に通信量を使ってしまって20日で上限に達してしまったなんてことがあると困りますよね。ただ段階定額制であれば、料金が高くなるのさえ許容すれば月末まで速度低下で困ることなく利用することができるようになります。
段階定額制のデメリット
- 定額制よりも料金が高い(どこよりもWiFiは例外)
- 通信量を気にして使わなければならない
- ちょっとの差で料金があがってしまい悔しい思いをすることも
段階定額制のデメリットとしてよく挙げられるのは、定額制に比べて料金が高いという点です。通常であれば定額制の100GBと段階定額制の100GB時の料金は段階定額制の方が高く設定されます。
ただこのデメリットについてはどこよりもWiFiは例外。上記で紹介したように定額制である旧プラン、他社のポケットWiFiよりも月額料金が安くなっています。
ですので、どこよりもWiFiに関しては使い勝手のデメリットのみとなるでしょう。
その一つが通信量を気にして使わなければならないということ。段階的に料金が上がるということもあって、定額制の時は気にせず使っていたのがどうしても気になって節約したりするようになったり、使うのを抑えたりすることになってストレスを感じるようになることがあります。頭ではわかっていても料金があがるとなると気になってしまうんですよね。
またほんのわずかな差で料金があがって悔しい思いをすることも。
私自身、スマホの段階定額制で月末最終日に1段階あがり料金が1,000円高くなってしまったことがありました。仕方ないし気にしてなかった自分が悪いんですが、正直悔しかったです。
どこよりもWiFiでも、おそらく同じ思いをすることになる人はいるのではないでしょうか。
どこよりもWiFiはかなりお得なポケットWiFi
現時点では料金自体が安く、さらに段階定額制というユーザーにとってありがたい制度を導入したどこよりもWiFiは他社に比べてかなりお得なポケットWiFiであると言えます。
私自身は過去のプランで契約してしまっていますが、解約金がかかってもいいから一度解約してこのプランで契約しなおそうとすら考えているくらい良プランだと思っています。
なお、どこよりもWiFiについての詳しい記事は下記で紹介しているのでチェックしてみてください。
https://insrave.co.jp/kiwami/dokoyori