毎月の固定費を下げる為におすすめなのが格安SIMの利用。人によっては変わらないデータ通信量で5千円以上安くすることができます。
ただ、一言で格安SIMのといっても様々なサービスがありますし、通信速度の面で不安だという人も多いでしょう。
そこで今回は、様々な容量や希望に応じた格安SIMを紹介していきます。
おすすめ格安SIMと選び方
ではさっそく、選ぶべき格安SIMについて確認していきましょう。
格安SIMはそれぞれで特徴が異なっています。その為、希望や利用環境によって選ぶべきものが変わるので、一概にこれが一番ということは言えません。
速度重視なのか、それとも料金重視なのか、自宅の光回線の有無や家族で複数回線使うのかなど、どのくらいの容量を使うのかなど、自分が当てはまるものを確認し、該当するものを選びましょう。
速度重視の人向け
格安SIMは通信速度が遅いと思われがちですが、そうとは限りません。
キャリアが格安プランとしてだしている格安SIMやサブブランドなどは3大キャリアに劣らない速度がでますし、昼など回線が混雑する時間でも快適にインターネットが利用できます。
その中で最もおすすめなのはソフトバンクがだしている格安SIMのLINEMO。
速度が出る格安SIMの中では料金が安く、さらに特典も充実しているので「安くて速い」おすすめの格安SIMです。
LINEMO | |
料金 | ミニプラン(3GB):990円 スマホプラン(20GB):2,728円 |
通話オプション | 5分以内無料:550円 かけ放題:1,650円 |
使用回線 | softbank |
特典 | ・ミニプランに新規・乗換で合計最大12ヶ月実質0円 ・スマホプランに乗換で合計最大4ヶ月実質0円 ・5分以内通話定額7ヶ月間無料 |
料金重視の人向け
MVNOの呼ばれるキャリアの回線を借りて通信サービスを提供している格安SIMは、通信速度が多少なりとも劣りますが、かわりに料金が安いという大きなメリットを持っています。
通信速度が遅いとは言っても、動画視聴などは基本的に全く問題なく利用できますから、安さ重視ならMVNOの格安SIMから選びましょう。
その中で特におすすめなのはIIJmio。料金が安いだけでなく、豊富な容量から選択可能です。
IIJmio | |
料金 | 2GB:850円 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 |
通話オプション | 5分以内無料:500円 10分以内無料:700円 かけ放題:1,400円 |
使用回線 | docomo、au |
特典 | 通話定額6ヶ月間410円割引 |
自宅で光回線を使う人向け
自宅で光回線を使うのであれば、セット割が適用できるY!mobile、UQモバイルのサブブランドがおすすめです。
サブブランドは通信速度が速く、データ繰越も可能(LINEMOは繰越不可)、特典が充実など、格安SIMの中でサービスは最も充実しています。
その代わりに基本料金が高いというデメリットがありますが、光回線とセットで使えば割引されてそのデメリットがなくなります。
セット割が適用できる光回線は限られるものの、光回線の乗り換えは簡単(特に光コラボ同士は工事不要)なので、合わせて乗り換えるのが良いでしょう。
Y!mobile | |
基本料金 | 4GB:2,365円 20GB:4,015円 30GB:5,115円 |
割引後 料金 |
4GB:1,078円 20GB:2,178円 30GB:3,278円 |
通話オプション | 10分以内無料:880円 かけ放題:1,980円 |
使用回線 | softbank |
特典 | 最大20,000円分のPayPayポイント データ増量オプション6ヶ月無料 端末代割引 |
対象光回線 | ソフトバンク光 |
UQモバイル | |
基本料金 | 4GB:2,365円 15GB:3,465円 |
割引後 料金 |
4GB:1,078円 15GB:2,178円 |
通話オプション | 10分以内無料:880円 かけ放題:1,98円 |
使用回線 | au |
特典 | 最大10,000円分のauPay データ増量オプション7ヶ月無料 端末代割引 |
対象光回線 | auひかり、ビッグローブ光、So-net光、 eo光、コミュファ光他 |
大容量使いたい人向け
格安SIMの多くは最大20GBまでしか容量を選ぶことができませんが、ドコモがだしている格安SIMのahamoは100GB、楽天モバイルは容量制限無しで使うことができます。
毎月大容量使う人はいずれかを選ぶと良いでしょう。
ahamoは100GBが4,950円と料金は高めです。ただ、通信速度・安定性に優れている為、大容量ユーザーも安心して使うことができます。
一方、楽天モバイルは無制限で3,278円と非常に安いです。ただし、通信速度やエリアの広さという観点でahamoに劣っています。
とはいえ、楽天モバイルは以前に比べて繋がりやすさ、通信速度がかなり改善、楽天回線が繋がらない場合に繋がるau回線も無制限に使えるようになった(以前は月5GBまでだった)など、かなり使い勝手がよくなったので個人的には楽天モバイルがおすすめです。
楽天モバイル | |
料金 | 〜3GB:1,078円 〜20GB:2,178円 〜無制限:3,278円 |
通話オプション | 15分以内無料:1,100円 専用アプリ利用時はオプションなしで無料 |
使用回線 | 楽天 |
特典 | 楽天ポイント還元 |
ahamo | |
料金 | 20GB:2,970円 100GB:4,950円 |
通話オプション | 5分以内無料:0円 かけ放題:1,100円 |
使用回線 | ドコモ |
割引 | – |
家族で複数回線持つ人向け
ソフトバンクのサブブランドであるY!mobileは、家族割があり2回線目以降はどのプランでも毎月1,100円の割引を受けることができます。
サブブランドは通信速度が速く、データ繰越も可能(LINEMOは繰越不可)、特典が充実など、格安SIMの中でサービスは最も充実しています。
容量も小容量から大容量まで選べるので、家族で使う場合にも使い勝手が良いので最もおすすめです。
Y!mobile | |
基本料金 | 4GB:2,365円 20GB:4,015円 30GB:5,115円 |
割引後 料金 |
4GB:1,078円 20GB:2,178円 30GB:3,278円 |
通話オプション | 10分以内無料:880円 かけ放題:1,980円 |
使用回線 | softbank |
特典 | 最大20,000円分のPayPayポイント データ増量オプション6ヶ月無料 端末代割引 |
対象光回線 | ソフトバンク光 |
個人的におすすめの格安SIM
安さ、速度などだけでなく、使い勝手という観点で特におすすめしたいのがmineo。
料金こそIIJmioに比べると若干高いものの、最大1.5Mbpsの節約モード時は容量消費なしで使い放題となるパケット放題Plus(10GB以上のプランなら無料で利用可、5GB以下のプランは月385円)というサービスがあります。
これは動画も視聴可能な速度。大容量を安く使うことができるので使い勝手はかなり良いです。
他にも全国の全国のmineoユーザー同士でパケットをシェアできるフリータンクなど、他社にはないサービスが揃っています。
mineo | |
料金 | 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 |
通話オプション | 10分以内無料:550円 かけ放題:1,210円 |
使用回線 | docomo、au、softbank |
音声通話専用で使いたい人向け
音声通話専用として格安SIMを選ぶのであれば、mineoの「マイそく」がおすすめ。
マイそくは最大通信速度が制限される代わりにデータ通信が無制限となるプランですが、その中でもスーパーライトコースは通信速度が最大32kbpsとかなり遅いものの、基本料金がたったの月250円です。
mineoは通話定額オプションも安く、10分以内の通話定額と合わせても800円ですむので最もおすすめとなります。
mineo | |
マイそく 料金 |
スーパーライト(最大32kbps)・・・250円 ライト(最大300kbps)・・・660円 スタンダード(最大1.5Mbps)・・・990円 プレミアム(最大3Mbps)・・・2,200円 |
通話オプション | 10分以内無料:550円 かけ放題:1,210円 |
使用回線 | docomo、au、softbank |
人気格安SIM比較及び詳細情報まとめ
ではここからは、人気の格安SIMについてより詳しい情報をまとめて紹介していきます。
(横にスクロールできます)
LINEMO |
楽天モバイル | ahamo |
Y!mobile | UQモバイル | IIJmio | mineo | povo2.0 | BIGLOBEモバイル |
|
料金 | 3GB:990円 20GB:2,728円 |
〜3GB:1,078円 〜20GB:2,178円 無制限:3,278円 |
20GB:2,970円 100GB:4,950円 |
4GB:1,078円〜 20GB:2,178円〜 30GB:3,278円〜 |
4GB:1,078〜円 15GB:2,178〜円 20GB:3,278円(※2) |
2GB:850円 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 |
1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 |
3GB:990円 20GB:2,700円 |
1GB:1,078円 3GB:1,320円 6GB:1,870円 12GB:3,470円 20GB:5,720円 |
使用 回線 |
softbank | 楽天 | docomo | softbank | au | docomo au |
docomo au softbank |
au | docomo au |
タイプ | キャリア | キャリア | キャリア | サブ ブランド |
サブ ブランド |
MVNO | MVNO | キャリア | MVNO |
割引 | – | – | – | 光回線セット割 家族割 |
光回線セット割 家族割 (最大△1,100円) |
– | 複数回線割 (55円/台) |
– | 光回線セット割 家族割 (△200円) |
通話 定額 |
5分:550円 | 15分:1,100円 | 5分:0円 | 10分:880円 | 10分:770円 | 5分:500円 10分:700円 |
10分:550円 | 5分:550円 | 3分:660円 10分:913円 |
かけ 放題 |
1,650円 | -(※1) | 1,100円 | 1,980円 | 1,870円 | 1,400円 | 1,210円 | 1,650円 | – |
※1:専用アプリを利用しての通話は無料
※2:UQモバイルの20GBプラン(コミコミプラン)は10分以内の通話定額込みの料金、光回線とのセット割は適用外
各社で容量や料金だけでなく、通話定額のオプション料金やキャンペーン等が異なります。
LINEMO
LINEMO | |
料金 | ミニプラン(3GB):990円 スマホプラン(20GB):2,728円 |
通話オプション | 5分以内無料:550円 かけ放題:1,650円 |
使用回線 | softbank |
タイプ | キャリア |
- ミニプランに新規・乗換で合計最大12ヶ月実質0円
- スマホプランに乗換で合計最大4ヶ月実質0円
- 5分以内通話定額7ヶ月間無料
- 回線品質◎、時間帯による速度制限もなし
softbankが出している格安プランであるLINEMO。softbank回線を使うので回線品質は問題なし。MVNOタイプの格安SIMに比べて、速度や安定性も高いですし、時間帯による制限もありません。
また他のキャリアタイプの格安SIMに比べて、キャンペーンなどが豊富なのも大きな特徴。安く速いかなりおすすめの格安SIMです。
楽天モバイル
楽天モバイル | |
料金 | 〜3GB:1,078円 〜20GB:2,178円 〜無制限:3,278円 |
通話オプション | 15分以内無料:1,100円(音声アプリ) ※専用アプリ利用時はオプションなしで無料 |
使用回線 | 楽天 |
タイプ | キャリア |
- iPhone購入で最大19,000円分ポイント還元
- 専用アプリ利用で国内通話無料
- 3,278円で無制限利用可
新たなキャリアとして楽天が出している楽天モバイル。料金は段階制で、20GBを超えるとそれ以上はずっと定額で容量の制限がありません。
またキャンペーンも他社に比べて充実しており、コスパはトップクラスです。
新キャリアということで他のキャリアの回線を使っている格安SIMに比べるとエリアが狭く繋がりにくいといった悪い評判がかなり目立っていましたが、現在は大幅改善。
さらにパートナー回線(au回線)の上限が5GBから無制限となったので、使い勝手はかなり良くなりました。
ahamo
ahamo | |
料金 | 20GB:2,970円 100GB:4,950円 |
通話オプション | 5分以内無料:0円 かけ放題:1,100円 |
使用回線 | ドコモ |
タイプ | キャリア |
- 回線品質◎、時間帯による速度制限もなし
- オプションで月100GBの利用も可
ドコモが出している格安プランであるahamo。ドコモ回線で回線品質は問題なし。MVNOタイプの格安SIMに比べて速度や安定性も高いですし、時間帯による制限もありません。
また80GB追加オプションが非常に安く、基本料金の20GBと加えて100GB使えるというのもポイントでしょう。大容量使える格安SIMは他にないので、30GBを以上使うのであればおすすめです。
Y!mobile
Y!mobile | |
基本 料金 |
4GB:2,365円 20GB:4,015円 30GB:5,115円 |
割引 | 光回線セット割:最大△1,650円(1回線目〜) 家族割:△1,100円(2回線目〜) PayPayカード割:△187円 |
割引後 料金 |
4GB:1,078円 20GB:2,178円 30GB:3,278円 |
通話オプション | 10分以内無料:880円 かけ放題:1,980円 |
使用回線 | softbank |
タイプ | サブブランド |
- 最大20,000円分のPayPayポイント
- 端末割引
- 6ヶ月間データ増量オプション無料(最大5GB分)
- データ繰り越し可
- 家族割適用で2回線目以降1,100円割引
- おうち割(ソフトバンク光)適用で最大1,650円割引
softbankのサブブランドであるY!mobile。MVNOに比べて速度は十分に速く、混雑する時間帯でも極端に遅くなるようなことなく快適に使うことができます。
基本料金は高いのですが、割引を適用するとかなり安くなるのでお得です。家族みんなで契約する場合、自宅でソフトバンク光を利用している人はぜひ活用をおすすめします。
また様々な特典・割引が充実しているのもサブブランドの特徴。キャッシュバックもありますし、端末も安く購入できるのでメリットの多い格安SIMです。
UQモバイル
UQモバイル | |
料金 | ミニミニプラン(4GB):2,365円 トクトクプラン(15GB):3,465円 コミコミプラン(20GB+通話定額10分):3,278円 |
割引 | 光回線セット割:△1,100円 家族割::△550円 auPayカード支払割:△187円 (※コミコミプランは割引適用外) |
割引後 料金 |
ミニミニプラン(4GB):1,078円 トクトクプラン(15GB):2,178円 コミコミプラン(20GB+通話定額10分):3,278円 |
通話オプション | 10分以内無料:770円 かけ放題:1,870円 |
使用回線 | au |
タイプ | サブブランド |
- 最大10,000円分のauPAYプレゼント
- 7ヶ月データ増量オプション無料(5GB分)
- データ繰り越し可
auのサブブランドであるUQモバイル。MVNOに比べて速度は十分に速く、混雑する時間帯でも極端に遅くなるようなことなく快適に使うことができます。
基本料金は高いのですが、割引を適用すると他社同等もしくはそれよりも安い料金で利用することができます(他社ではできない場合もあるデータ繰り越しも可)。
また割引を適用できないケース(光回線利用なし、家族で複数回線の利用なし)でも、コミコミプランであれば安く使えるのも一つの特徴。使い勝手は良いです。
【自宅セット割適用条件】
対象インターネットサービス+電話※1 or WiMAX利用)
※1:auひかり、Sonet光、ビッグローブ光、コミュファ光、eo光、Pikara光、MEGAEGG、@nifty光、BBIQ、@Tcomヒカリ
IIJmio
IIJmio | |
料金 | 2GB:850円 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 |
通話オプション | 5分以内無料:500円 10分以内無料:700円 かけ放題:1,400円 |
使用回線 | docomo、au |
タイプ | MVNO |
- 料金が格安SIMの中でも特に安い
- 通話定額3ヶ月間410円割引
- 他社からの乗り換えで端末代割引
料金が安いというメリットがあるMVNOの格安SIM。さらにそのMVNOの中でも特に安いのがこのIIJmioです。
MVNOの格安SIMは遅いと敬遠されがちですが、基本的には高画質の動画を快適に見れるくらいの速度はでます(混雑する時間帯にたまに遅くなるくらい)。
キャンペーン等も豊富で、固定回線とのセットで安くなるといったメリットもありますから、安さを重視したい人にはおすすめです。
mineo
mineo | |
料金 | 【マイピタ】 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 【マイそく】 スーパーライト(最大32kbps)・・・250円 ライト(最大300kbps)・・・660円 スタンダード(最大1.5Mbps)・・・990円 プレミアム(最大3Mbps)・・・2,200円 |
通話オプション | 10分以内無料:550円 かけ放題:1,210円 |
使用回線 | docomo、au、softbank |
タイプ | MVNO |
- パケット放題Plus(月額385円もしくは無料)で容量消費後も1.5Mbpsで通信可
- 通信速度が制限される代わりに無制限で使えるマイそくは音声専用端末にベスト
- 他社からの乗り換えで端末代割引
mineoは他社にはない使い勝手の良いサービスがあるの大きな特徴の格安SIM。
たとえばパケット放題Plus。10GB以上のプランであれば無料で利用できるオプションであり(5GB以内は月額385円)、データ容量を使い切った後も1.5Mbpsで利用できるというサービスです。
1.5Mbpsあれば、SNS、音楽ストリーミングは問題なく使えますし、Youtube等の動画も標準画質であれば視聴することができる速度。毎月そこまで容量に気を使わずに使うことができるので割と便利です。
また通信速度が制限される代わりに無制限で使えるマイそくプランも人によっては使い勝手が良いでしょう。
特に音声通話専用のスマホを持ちたいなら、マイそくのスーパーライトプランに通話定額オプションを組み合わせることがおすすめです。
povo2.0
povo2.0 | |
料金 | 0GB:0円 3GB:990円 20GB:2,700円 |
通話オプション | 5分以内無料:550円 かけ放題:1,650円 |
使用回線 | au |
タイプ | キャリア |
- 基本料金0円、好きなデータ容量や通話オプションをトッピング
- 回線品質◎、時間帯による速度制限もなし
auが出している格安プランであるpovo。基本料金0円から自分が使いたい容量や通話オプションを好きなタイミングで加えて利用していくタイプになっています。
追加できる容量は1GB〜150GBで、有効期限が決まっています。
- 1GB:390円(7日間)
- 3GB:990円(30日間)
- 20GB:2,700円(30日間)
- 60GB:6,490円(90日間)
- 150GB:12,980円(180日間)
150GBが180日間ということは毎月およそ25GB。1ヶ月あたりの料金は2170円程度で利用できるのでかなり安いです(毎月容量制限されないので使いすぎに要注意ですが)。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイル | |
料金 | 1GB:1,078円 3GB:1,320円 6GB:1,870円 12GB:3,470円 20GB:5,720円 |
通話オプション | 3分以内無料:660円 10分以内無料:913円 |
使用回線 | docomo、au |
タイプ | MVNO |
- エンタメフリー・オプションで通信量を節約
- エンタメーフリー・オプションが6ヶ月無料
- 家族割で2回線目から200円割引
- 家族間でデータシェア可(シェアSIM)、余ったら翌月繰り越し
- 他社からの乗り換えで端末代割引
BIGLOBEモバイルはエンタメーフリーというオプションが強みのMVNOタイプの格安SIM。
容量ごとの料金や通話オプション自体は他社に比べて特別安いというわけではないものの、動画視聴を主に使う人にとってはおすすめできる格安SIMとなっています。
エンタメフリー・オプションは月額308円(初月から6ヶ月は無料)でYoutubeやABEMA、UNEXTといった動画サービスや、YoutubeMusicやAppleMusic、Spotifyといった音楽サービスを利用してもデータ容量の消費がされないというもの(動画は低画質のみ)。
たとえば容量の少ないプランでもデータ消費の大きい動画はいくらでも見ることができるので、いつも動画閲覧でデータ容量が消費されてしまっている人は、画質が悪くても良いということを受け入れられればかなり通信費を節約することができるでしょう。
格安SIMとは?あらためてチェック
格安SIMとは、その名の通り3大キャリアに比べて月額料金が安く使えるSIMのことを言います。
そもそもスマホを契約した場合、私達は契約情報が管理されているSIMの利用に料金を支払います。スマホ本体を変えてもSIMさえ変えれば特に何も手続きされずに使えるのはこの為です。
一方で格安スマホとは、厳密に言うと低価格で買うことができるスマホ本体のことを言います。たとえば台湾のメーカーであるASUSや中国のHUAWEIなどが出しているスマホが該当します。
ただ、最近は格安スマホというのも格安SIMと同意義で使われることが多くなっていますね。
格安SIMには、上記でも紹介した通り様々なタイプのものがあります。
- キャリアタイプ
- サブブランドタイプ
- MVNOタイプ
- 新キャリアタイプ
少し前までは「格安スマホ=安いけど遅くて不便」なんて言われていましたが、最近は様々な種類がでたこともあってかなり選択の幅が広がりました。
通信速度重視で選ぶこともできるし、そこそこの速度でいいからとにかく安く持つなんてこともできるようになっています。
ちなみにキャリアのメインブランドであるドコモ、au、ソフトバンクを持つのはもったいないという人もいますが、私自身は否定していません。
確かに料金は高いですが、サービスの充実度は格安SIMより勝っていますし、なにより回線品質(通信速度や安定性)がピカイチです。最近は各社大容量プラン・使い放題プランができたので、ちょっとくらい高くてもいいから大容量のデータ通信を速く行いたいという人にはキャリアがおすすめだと言えるでしょう。
格安SIMの選び方や比較のポイント
ここからは、格安SIMの選び方や比較のポイントについて紹介していきます。
容量別のプラン
月5GBしか使わない人が20GBのプランに契約しても無駄に高いお金がかかるだけだし、逆に月20GB使い人が10GBのプランに契約してしまうと容量が足りなくて不便だったり、容量追加の為に無駄にお金を支払わなければいけなくなります。
基本的には自分が使うであろう容量(過去の使い方から推定)から+α分追加したちょっと多めのプランにするのがおすすめ。容量追加の料金は高いので足りなくなるのは避けましょう。
通信速度(時間別実測表あり)
通信速度はやはり大事。快適性が大きく左右されます。
最も優れているのはやはりキャリアが運営しているahamo、povo2.0、LINEMO。サブブランドであるUQ mobileやY!mobileも十分な速度がでます。
一方でMVNOはちょっと注意。通常の速度はなんら問題ありませんが、回線が混雑する時間帯(昼や夕方など)で速度が大幅に低下することがたまにあります。
オプション
各社様々なオプションがあり、料金もまちまちです。
通話定額オプションはどの会社でもありますが料金は若干違いますし、家族割等の有無、固定回線との割引も多様です。
特に複数回線持つ場合はY!mobileがかなり割引となるので、家族みんなで持つ場合にはおすすめできます。
持っている端末の利用可否
キャリアで端末を購入した場合、スマホにはSIMロックがかかっており、そのキャリアの回線でしか使えなくなっている場合があります。
2021年10月1日以降に発売されたものはSIMロック自体が廃止されたので問題ありませんが、それ以前に購入したものについては解除手続きを行っておきましょう。
ただし、SIMロックがかかっていても同回線であれば使えるので、たとえばドコモで購入したものでもahamoやMVNOのドコモ回線で使うことができます。
また各社では動作確認端末が掲載されています。新しめのスマホなら問題ありませんが、古いスマホだと一部機能が使えなかったり、中には全く使えないという場合もあるので注意しましょう。
格安SIMのメリット
最後に、格安SIMのメリットについて整理してみました。
月額料金が安く、通信量を抑えることができる
格安SIMの最大のメリットは、やはりその安さです。
最も安いMVNOタイプの場合、小さい容量ならば千円以下で維持できますし、サブブランドでも千円台で持つことが可能。キャリアから乗り換えることで、月数千円、年間だと5万円以上安くなることも珍しいことではありません。
もちろんキャリアは通信速度が抜群に優れているというメリットがあります。しかし多くの人がスマホで使う用途(SNS、LINE、動画閲覧)を考えればそこまでの速さは不要。
格安SIMでも基本的には速度がでますから、快適さは変わらずにスマホの負担額を下げることができるというメリットがあります。
自分にあった容量で選ぶことが可能
格安SIMで選べる容量は様々。数GBの小容量プランもありますし、20GB程度の中容量プランもあります。
以前までは格安SIMだと多くても20GB程度までしか使えませんでしたが、ahamoでは100GB、楽天モバイルなら無制限と大容量ユーザーでも使うことができるようになりました。
自分に適切な容量を選ぶことができる為、我慢して節約して使ったり、逆に無駄なお金を払うといったことがなくなります。
料金がシンプルでわかりやすい
大手キャリアの場合だと、一見安そうに見えても〇〇割などがあり、適用条件にあてはまらないせいで結局高くなってしまっている人も少なくありません。
一方で格安SIMの料金プランはシンプル。基本的には自分が使うデータ容量を選び、そして通話オプションを選ぶだけ。
料金がわかりやすく、そこから安くなることはあっても高くなることはないので、安心して使うことができます。
格安SIMのデメリット
続いて格安SIMのデメリットです。
通信速度がキャリアに比べて遅く、時間帯によってはかなり低下する
先程も述べてはいますが、格安SIMの通信速度はキャリアには及びません。
特にMVNOタイプ(mineoなど)の格安SIMだと、通信が混雑する時間帯で速度が遅くなってしまう場合が少なからずあります。
ただ、キャリアの格安プラン(ahamoなど)やサブブランド(Y!mobile)であればキャリアには及ばないとは言え高画質の動画が難なく見れるくらい必要十分な速度はでますし、MVNOも混雑時でなければ全く問題ありません。
基本的にキャリアで速度のありがたさが実感できるのは、漫画や動画をダウンロードする時くらいでしょう。
オンラインで購入・契約、設定も自分で行う必要あり
格安SIMは店舗を持たないことで料金を安くしています(一部商品を除く)。
その為、基本的にはオンラインで契約→商品・SIM到着→初期設定というのを自分で行わなければなりません。
契約自体は流れに沿ってやっていけばいいし、初期設定自体も簡単なのでほとんどの人は全く問題なくできるかと思いますが、これまで店舗で契約して全てやってもらっていた人にとってはちょっと面倒さを感じてしまうかもしれません。
キャリアメールが使えない、もしくは有料オプション
@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jpといったキャリアメールは、格安SIMに乗り換えると使えない、もしくは有料オプションとなります。
最近はGmail等のフリーメールが充実していますし、別になくても不便さは感じない人がほとんどだと思いますが、乗り換える場合だと今のアドレスが使えなくなってしまうという点でちょっと腰が引けてしまう人も多いかもしれませんね。
わざわざ変更の連絡したり、様々ななサービスでの登録に使ってるとそれらも変えなくてはいけませんから。
端末割引がキャリアに比べて少ない
キャリアにMNPをすると、iphoneなども含めて端末の大幅値引きをしてもらえる場合があります。
格安SIMでも値引きはありますし、ポイント還元といった形での恩恵もありますが、その額はキャリアよりも少なめである場合がほとんどです。
まとめ:自分にあった格安SIMを選ぼう
(横にスクロールできます)
LINEMO |
楽天モバイル | ahamo |
Y!mobile | UQモバイル | IIJmio | mineo | povo2.0 | BIGLOBEモバイル |
|
料金 | 3GB:990円 20GB:2,728円 |
〜3GB:1,078円 〜20GB:2,178円 無制限:3,278円 |
20GB:2,970円 100GB:4,950円 |
4GB:1,078円〜 20GB:2,178円〜 30GB:3,278円〜 |
4GB:2,365円 15GB:3,465円 20GB:3,278円(※2) |
2GB:850円 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 |
1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 |
3GB:990円 20GB:2,700円 |
1GB:1,078円 3GB:1,320円 6GB:1,870円 12GB:3,470円 20GB:5,720円 |
使用 回線 |
softbank | 楽天 | docomo | softbank | au | docomo au |
docomo au softbank |
au | docomo au |
タイプ | キャリア | キャリア | キャリア | サブ ブランド |
サブ ブランド |
MVNO | MVNO | キャリア | MVNO |
割引 | – | – | – | 光回線セット割 家族割 |
光回線セット割 家族割 (最大△1,100円) |
– | 複数回線割 (55円/台) |
– | 光回線セット割 家族割 (△200円) |
通話 定額 |
5分:550円 | 15分:1,100円 | 5分:0円 | 10分:880円 | 10分:770円 | 5分:500円 10分:700円 |
10分:550円 | 5分:550円 | 3分:660円 10分:913円 |
かけ 放題 |
1,650円 | -(※1) | 1,100円 | 1,980円 | 1,870円 | 1,400円 | 1,210円 | 1,650円 | – |
※1:専用アプリを利用しての通話は無料
※2:UQモバイルの20GBプラン(コミコミプラン)は10分以内の通話定額込みの料金、光回線とのセット割は適用外
格安SIMは料金や容量はもちろん、通信速度も様々ですし、オプション等も異なります。
これがおすすめ!といったものはそれぞれによって異なってきますから、自分の使い方をあらためて振り返って自分にあったものを選ぶようにしましょう。