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WiMAXのクレードルとは?必要性やメリット・デメリットを詳しく解説

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クレードルという機器があることをご存知でしょうか。

WiMAX端末をクレードルに置いて充電ができるほか、無線LANのアクセスポイントとして使えるなど実は様々な機能が付いているんです。

本記事では、クレードルとは何かという基本的な情報と、どのような人に向いているかどこで購入すれば良いのかといったことを解説していきます。

WiMAXのクレードルとは?

(画像引用:UQコミュニケーションズ「アクセサリーショップ」)

WiMAXのクレードルとは一体何なんでしょうか。

クレードルとはそもそも何かや、できること、購入方法などについて見ていきましょう。

クレードルとは?

クレードルは、クレードルだけで使うものではなく、WiMAX端末を置いて使う機器です。

ガラケーの充電時に、コードではなく卓上充電スタンドに置いていたのと似たような感覚ですね。

WiMAXのクレードルは機種ごとに異なるクレードルが出ていて、端末にぴったりの設計になっています。

私はWiMAXの充電を忘れがちで、外出先で電池が無くなることがしょっちゅうでしたが、クレードルを購入してからは、リビングのクレードルが目に入るようになったことで、充電を忘れることも少なくなりました。

充電用途や置台として十分に使うこともできますが、クレードルの機能はそれだけではありません。

クレードルを使うとできるようになること

(画像引用:UQコミュニケーションズ「アクセサリーショップ」)

クレードルの後ろ部分をよく見てみると、差込口が2つあります。

一つは充電用のType-Cアダプタを挿し込むもの(右)、もう一つがネットの有線LANの差込口(左)です。

クレードルを使うとできるようになる注目すべき点は、有線LANケーブルをクレードルに挿し込むことで、有線LANで繋ぐパソコンでネットが使えたり、無線LANのアクセスポイントとして利用できたりするというところにあります。

各機能について、少し詳しく見てみましょう。

クレードルとパソコンを有線LANで繋ぎ、WiMAXで通信する

古いパソコンのなかには、無線LANが内臓されておらず、有線LANしか使えないものもありますが、クレードルとパソコンとを有線LANで繋ぐことで、WiMAXによるネット通信が可能です。

また、無線LANが内臓されているパソコンであっても、クレードルを使った有線LAN接続によって通信速度を上げることができますよ。

クレードルで無線LANのアクセスポイントとして利用できる

固定回線が通っていても、無線LANルーターを持っていないためにWi-Fiを使っていないという人もいるでしょう。

そんな方でも、固定回線とクレードルとをケーブルで繋ぐことで、WiMAX端末を固定回線のWiFiルーターとして使うことができます。(アクセスポイントとして利用)

ちなみに、アクセスポイントとしての利用は、WiMAXのデータ通信が消費されることはないので安心してください。

クレードルの購入方法や料金

クレードルの購入方法にはいくつかあり、いつ・どこで購入するかによって料金にも違いがあります。

欲しい時期に予算内で購入するために、購入方法などをしっかり確認しておきましょう。

WiMAX購入時に同時購入なら、UQやGMO、Broad WiMAXで確実に手に入る

クレードルのセット購入を受け付けている主なWiMAXは、本家のUQと、GMOとくとくBB WiMAX、Broad WiMAXの3つ。

購入画面では、「アクセサリ」の欄を開きクレードルを選択しましょう。

GMOとくとくBBで購入すればクレードル代はキャッシュバックから差し引かれるため実質無料で付けられます。

\料金詳細や契約方法も紹介しています/

GMOの詳細、評判・口コミをチェック!

GMOの公式サイトはこちら

WiMAX購入後の追加購入は、同時購入より高く在庫が無いこともある

必要かどうか分からなくて同時購入しなかった人や、WiMAXを使っているうちに欲しくなった人は、UQアクセサリーショップから購入できます。

ただ、追加購入には次のようなデメリットがあります。

  • 同時購入よりも高い価格で販売されていること
  • 別途送料が掛かってしまうこと
  • 在庫が無い場合があること

同時購入よりも費用が掛かってしまうので、気になる人は中古や新古品をAmazonやメルカリで一度探してみるのも良さそうです。

(参考:UQアクセサリーショップ WiMAX2+製品の付属品販売)

Amazonやメルカリは公式と価格を比較してから

2020年7月末にメルカリを見ると、3,000円で端末とクレードルのセットが売られていたり、WX05のクレードルが10,000円ほどになっていました。

クレードル単体で追加購入したい場合は、公式よりAmazonやメルカリ、ヤフオクの方が安いこともありますが、公式の在庫状況や新機種の発売時期、出品者によって左右されるので、価格帯の動向を頻繁に確認すると良いです。

こういったサイトは気軽に購入することもできますが、公式サイトで一度価格を確認しておけば、高すぎる価格で購入せずに済みますよ。

クレードルの使い方

クレードルの使い方は大きく3種類に分けられます。

  • 端末を挿し込んで充電に使う
  • 有線接続で、WiMAXそのものの電波(WiMAX2+やLTE回線)を使う
  • 有線接続で、固定通信(ブロードバンド)の回線を使う

どの場合でも給電されていないと充電や有線接続ができない設定になっているので、コードやACアダプタが接続されているかを必ず確認しましょう。

次に、クレードル使用時の確認や設定方法を見ていきます。

対応するACアダプタがあるかを確認する

端末やクレードルの購入時に、ACアダプタは付いてきません

手元にコードやアダプタを持っている人は使い回しても良いですが、できるだけ出力電圧などが合っているものを用意するようにしましょう。

コードを持っているなら、USB差込口が2つあるこのようなプラグがあると、もう片方でスマホの充電もできて便利です。

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クレードル専用のアダプタが欲しい人は、クレードルがmicroUSBとType-Cのどちらに対応しているのかをよく確認して購入しましょう。

なお、WX05やW5などはType-C共通ACアダプタに対応しています。

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クレードルで有線接続する際のそれぞれの手順

クレードルの有線接続設定は、端末によって大きな違いはないので、基本的な使い方の手順を紹介します。

WiMAXそのものの電波(WiMAX2+やLTE回線)を使う設定

  1. タッチメニューや設定ツール(ブラウザ)でクレードルの設定を「ルーターモード」にする
  2. ACアダプタをクレードルに挿し込む
  3. アダプタの電源をコンセントに挿し込む
  4. 有線LANケーブルをパソコンとクレードルに挿し込む
  5. 端末の電源を入れる
  6. クレードル本体に端末を挿し込む
固定通信(ブロードバンド)の回線を使う設定
  1. タッチメニューや設定ツール(ブラウザやアプリ)でクレードル設定を「APモード」/「アクセスポイントモード」にする
  2. ACアダプタをクレードルに挿し込む
  3. アダプタの電源をコンセントに挿し込む
  4. 有線LANケーブルをルータとクレードルそれぞれに挿し込む
  5. 端末の電源を入れる
  6. クレードル本体に端末を挿し込む
  7. 各接続機器でWi-Fi接続の設定をする

クレードルが必要な人、買った方が良い人

クレードルの購入をどうするか悩んでいる方も多いと思います。

クレードルが必要な人や、買った方が良い人というのは、どのような人なのでしょうか。

日々の充電をとにかく簡単に済ませたい人

  • 家を出てから、WiMAXの充電をし忘れていたことに気付き困ったことがある
  • WiMAXをコードに繋ぐのが面倒
  • 無意識に違う種類のコードを何度も挿そうとしていた

上記はいずれもWiMAXを使っていて私が感じた悩みです。
WiMAXを契約しているなら、使わないと勿体ないですよね。

使いたいのに充電をし忘れてしまうことが多かったので、私はクレードルを購入しました。

クレードルをリビングに置くようにすると、目に留まりやすくなったからか充電し忘れることも減り、置き場所が定まることで家を出る前にあちこち捜すことも無くなりました

WiMAXの充電を毎日とにかく簡単に済ませたいなら、クレードルはおすすめです。

オンラインゲームなどでの利用でとにかく速い速度で使いたい人

オンラインゲームでは、速度が命と聞いたことはありませんか。

素早い動きや対応が必要なゲームほど、速い速度が必要になるため、ping値(データ送信から応答までの速度)が遅いのはゲームをするうえで致命的と言われているんです。

WiMAXの無線通信では、反応速度が求められるオンラインゲームに必要なping値に届かず、思ったように動かせないことがあります。

そのような場合はクレードルで有線LAN接続をすることでping値をより小さくできるので、WiMAXを無線で使うよりも素早い動きでゲームができるようになります。

ただ、有線LAN接続の方が無線よりもWiMAXの速度が上がることが多いものの、固定回線の方が回線速度が速く、ping値も小さいことが多いのは事実です。

更に速い速度でオンラインゲームをしたい時は、固定回線を有線接続で使いましょう

古いパソコンを使っていて、無線LANが使えない人

自宅に固定回線や無線LAN内臓のパソコンが無い人は、クレードルがあればパソコンでもネットが使えるので非常に便利です。

固定回線の工事をするほどパソコンを使うわけでもないけれど、本当は有線LANに接続してネットを使いたいという人も、WiMAXとクレードルを使えば工事をせずに済みますよね。

また、無線LANの調子が悪い、なんだか電波が弱いという時でも、クレードルと有線LANケーブルで接続することで速度が安定して出るようになります。

固定回線はあるけれど、無線LANルーターを持っていない人

固定回線はあっても無線LANルーターを持っていなくて、仕方が無く有線LANケーブルでネットを使っている人は、WiMAXをアクセスポイントとして使えば簡単にWi-Fiを利用できるようになります

アパートやマンションで固定回線の契約料が家賃に含まれているような方は、固定回線を有効しない手はないですよね。

集合住宅の場合、夜間や週末など時間帯によっては回線が混雑して繋がりにくくなることもあるので、速度に応じてWiMAX回線のモードに切り替えても良いでしょう。

自宅では固定回線の通信を使い、外出先でWiMAXを使うようにしてバランス良く使えば、WiMAXのデータ通信量や速度制限を気にすることなく使えそうです。

ハイパフォーマンスモードへの切り替えを頻繁に行う人

WiMAXには、使用回線に関わる「ハイスピードモード」「ハイスピードプラスエリアモード」の他に、充電機能に関わるモードがあります。

Huawei製とNEC PF製でそれぞれモード表記や内容に違いはありますが、内容的にはほぼ同じです。

Huawei NEC PF
W06
W05 WX05
WX04
ハイパフォーマンス
スマート ノーマル
バッテリー
セーブ
エコ

モードの詳しい内容は各機種の記事に譲るとして、一番上のハイパフォーマンスモードについて解説していきます。

ハイパフォーマンスモードはその名の通り、パフォーマンスを最大に発揮し通信速度を最優先するモードのことです。

自宅ではバッテリー不足になる心配もないので、できるだけ速度有線の状態で通信したいですよね。

W05やWX05などの端末では、充電状態が一定時間続くと自動的にハイパフォーマンスモードに切り替えてくれる設定をすることができます

つまり、タッチ画面で頻繁にモード切替えの操作をしなくても、クレードルに置くだけで自動的にモードを切り替えてくれるというわけです。

  • W05は充電時のモード切替の初期値がONになっているため、端末の充電で自動的にハイパフォーマンスモードに切り替え可能
  • WX05はネットワーク設定>基本項目>WiMAXハイパワーを「充電時のみON」にすることで、充電時にハイパフォーマンスモードに切り替え可能

端末を直接コードで充電してもハイパフォーマンスモードに自動的に切り替えできますが、クレードルに挿しておけば充電や電波の状態も確認が楽にできます。

個別設定でモード切替を頻繁にしている人におすすめです。

クレードルが必要ない人、買わなくてもいい人

では反対に、クレードルが必要ない人や、買わなくても良い人というのはどのような人でしょうか。

充電はコードで十分だという人

クレードルに置くだけで充電できるのは確かに楽そうですが、そのために3,000円程度掛けるのは勿体ないし、充電はコードで十分という人には、クレードルは必要なさそうです。

スマホの充電もコードでしているという人にとっては、WiMAXの充電のためにわざわざクレードルを買う必要性は感じられないかもしれません。

現時点で充電にストレスを感じていないのであれば、購入しなくてもいいでしょう。

WiMAXは外出メインの利用で、有線LANを使うことがない人

普段の利用がもっぱら外出先で、自宅でほとんどWiMAXを使わないという人は、クレードルを買ってもあまり意味が無さそうです。

クレードルは気軽に持ち歩けるサイズでもありませんし、有線LAN接続で初めて速い速度での通信が可能になります。

最近は無線LANが内臓されたパソコンやプリンタも多く、端末接続用の有線LANケーブルをそもそも持っていないという人もいるでしょう。

自宅でWiMAXをあまり使わない人や、有線LAN接続する端末を持っていない人は、クレードルの活用は難しそうです。

私は充電用にクレードルを購入したものの、普段は有線LANポートの無いパソコンを使っているので、使いこなせているとは言えないのが実情です。

置台としてしか使うことがないなら、置台やケースを買った方がお得

「とりあえず置台になりそうだから」くらいの理由で買うくらいなら、わざわざクレードルを買わなくても別に置台やケースを買いましょう。

確かに機種ごとの専用クレードルなので、クレードルに置けば近未来的でおしゃれな感じはします。

ただ、充電をするわけでもなく、有線接続を使うわけでもないのであれば、3,000円から4,000円の出費は利口とは言えません。

Amazonなら、スマホやWiMAXを置けるスタンドが400円程度の手頃な値段で販売されています。

スマホやスマートウォッチなども一緒に収納ケースにまとめておくと、出掛ける時に自宅に置き忘れなくて済みそうですね。

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自分に必要があるか分からない人は後からでも購入できるので見送りを

ここまでクレードルについて見てきて、必要がどうか分からない人は買わないという選択肢があっていいと思います。

バーゲンセールの時は安さや割引率に目が眩んで衝動買いしたものの、後で着てみたら自分には合わなかったということがありますよね。

通常価格より安いとつい勢いで買ってしまいそうですが、必要のない買い物への出費は勿体無いですし、クレードルについて一旦情報を集めたほうが賢いです。

UQアクセサリーショップやAmazonなどいくつかのサイトで後からでも購入できるので、必要ないなら見送りましょう

ちなみにW06からクレードルは廃止に

実は、W06ではクレードルが無くなっています。

それならW06の有線接続はどうなるのかということですが、W06は端末とUSBケーブル(USB3.0 Type-Cケーブル)による接続と、W06の電波感度が良くなるハイモードアンテナによって速い速度での通信が可能になりました。

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無線LANルーターが家庭においても普及が進み、有線LANの需要が減ってきたことや端末の性能が上がっていることから、今後の機種においてクレードルが合わせて販売されることはあまり考えられません。

しか、W05やWX05などの機種も根強い人気があるので、購入するかどうかで悩んでいる人は各クレードルの特徴に関する記事も参考にしてみてくださいね。

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