「INTPはもてない」という話を聞いたことがある人も少なくないでしょう？
内向的で論理的なINTPは、自分の世界を大切にするため、恋愛の場面で少し誤解されやすい一面を持っています。
また感情よりも理性を優先し、自分のペースで物事を進めたい性格が、時に「冷たい」「積極性がない」と思われてしまうこともありがちです。
この記事では、そんなINTPの恋愛事情について、なぜモテないと言われるのかに焦点を当てて紹介していきます。
INTP（論理学者）の基本的な特徴
まずは、INTPタイプってどんな性格なのか、ざっと見ていきましょう。
IINTPは以下の4つの頭文字から名付けられています。
- I（Introverted）：内向型
- N（Intutive）：直感型
- T（Thinking）：思考型
- P（Perceiving）：知覚型
性格を簡単に言うと、「頭の中がフル回転している」人たちです。INTPの人は、常に新しいアイデアを追求し、複雑な問題を解決することを好みます。
さらに具体的な特徴をみてみましょう。
- 独創的な思考力: INTPの人は、型にはまらない考え方をする。誰も思いつかなかったアイデアを出すのが得意。
- 論理的: 感情よりも論理を重視。「なぜ？」「どうして？」という疑問を常に持ち、物事の本質を理解しようとする。
- 好奇心旺盛: 新しい知識を吸収することを好む。趣味の話になると止まらなくなることも。
- 内向的: 一人で考えることを好む。
- 柔軟性: 固定観念にとらわれず、新しい可能性を常に探る。
- 誠実: 嘘をつくのが苦手で、正直であることを重視。
- 完璧主義: 自分の仕事や考えに高い基準を設けている。
問題を分析し、パターンを見つけることが得意で、知的好奇心が旺盛です。また、創造的で新しいアイデアや理論を生み出す力を持ち合わせています。
しかし、その分、感情に基づいた意思決定や、周囲の感情に対する敏感さに欠けることがあります。また内向的な性格で、他人と深く付き合うことも苦手。そういったことが恋愛面でマイナスに働いてしまうことが少なからずあるのです。
INTP（論理学者）がモテないと言われる男女共通の理由
それでは、INTPタイプの方々が恋愛で苦労しがちな理由について、詳しく見ていきましょう。
ここで紹介する特徴に心当たりがある方も、決して悲観する必要はありません。むしろ、自分の特徴を知るヒントとしてチェックしてみてください。
社交性が低く、一人が好き
INTPは人付き合いが得意ではなく、一人の時間を大切にする性格。社交性は低めで集団行動にも積極的に参加はしません。
そしてそんな特徴が恋愛面ではマイナスに働くことも。
飲み会や遊びに誘われても一人が好きだから断り、出会いのチャンスを逃してしまったり。遊びにいってもすぐに帰りたがるから一緒にいて楽しくないと思われたり。周りからは付き合いが悪すぎるとネガティブに思われたり。
実は本人に素晴らしい魅力があっても、そこを知るに至るまでのハードルがINTPの人はかなり高めなんです。
ちょっとしたことにも考えすぎる
INTPの方の特徴として、物事を深く考えすぎる傾向があります。そしてこれは時として恋愛の場面では足かせになってしまうことも。
「この人に話しかけても大丈夫かな？」と考えすぎて声をかけられない、LINEの返信ができない、相手の何気ない一言に深い意味を見出して、モヤモヤしてしまうなどなど。
考えすぎるあまりに、恋愛で一歩踏み出すことができないこともありがちです。
相手のことを思いやって慎重になるのは素敵なことですが、時には直感的な行動も必要ですよね。
ルールを守らない非常識な一面がある
INTPの方は、「なぜそのルールが必要なのか」を重視します。単に「みんながそうしているから」という理由では、納得できないたちなんです。
ただ、周りにとっては非常識と思われても仕方ない部分も。本人は色々考えての行動であっても、周りから見ると非常識な人とは距離をおきたくなるのも仕方ありませんよね。
会話が抽象的で、周りにとって何を考えているかわからない
INTPはアイデアや理論を重視するため、会話の内容が抽象的になることが多く、相手に伝わりづらいことがよくあります。
特に初対面では、「何を考えているのかよくわからない」と思われがちです。
完璧主義
INTPは何事も徹底的に追求しようとする完璧主義な一面があります。
それ故に、ちょっとした欠点が気になって理想が高くなりすぎたり、 周りに厳しそうと怖がれてしまうことも。また失敗を恐れるが故に行動にうつすことができない点も恋愛ではマイナスに働いてしまうことが多いです。
少し肩の力を抜いて、「完璧じゃなくてもいい」という心構えを持つことで、恋愛のハードルがぐっと下がり、モテるきっかけにもつながるかもしれません。
感情表現が苦手で冷たく見られる
INTPの方は、感情よりも論理を重視する傾向があり、感情を表にだすことはかなり苦手。自分その為、相手からは「何を考えているかわからない」「冷たい」「愛がない」「興味がない」と誤解されやすいです。
仕事において論理を重視する性格はかなりの強みですが、恋愛面では少し弱みとなってしまいますね。
やはり恋愛では言葉や態度で愛情を伝えることが大切です。
空気が読めない
INTPは「察する」ということが得意ではなく、場の雰囲気や空気を読むのが苦手です。グループの時も2人きりの時も、その場の雰囲気を壊してしまうことがあります。
また、相手が求めている気遣いをするのもちょっと苦手で、相手からは自分に関心がないと思われてしまうこともあります。
「察して動く」という暗黙のルールが多い恋愛では、この空気が読めない性質がネックになりがちですし、そもそも恋愛に発展するのも難しい部分がでてきます。
理屈っぽい
INTPの方は、何事も論理的に考えたい傾向があります。ただこれが理由で、周りからは理屈っぽすぎるなんて思われることも。
論理的に正しい答えを導くことは決して悪いことではないですが、常にそれだと周りは疲れてしまいます。また、人間関係では「正しさ」よりも「共感」が求められることの方が多いです。
時には理屈ぬきで、楽しむことも必要ですよね。
自分から積極的にアピールしない
INTPは恋愛において積極的に行動することが苦手。そもそも感情表現が苦手、人付き合いが苦手、完璧主義といった特性からきています。
恋愛において、自分から積極的に行く人と、常に受け身の人であれば、有利なのは当然前者。チャンスの量が違いますからね。
INTPはそういった点で恋愛面では不利な性格であることが多く、機会を逃しがちな傾向がありあｍす。
趣味を優先して恋愛を後回しにしがち
INTPの方って、好きなことには徹底的に没頭できる素晴らしい集中力の持ち主です。しかし、あまりに没頭しすぎる為、恋愛は後回しにしがち。
趣味に没頭するあまりに出会いの場に行かなくなるだけでなく、外見も気にしなくなるというケースも少なくありません。
そもそもモテる・モテない以前に、恋愛自体に興味がなさすぎる人もINTPには多いです。
知的すぎる（特に女性）
特に女性のINTPの方は、知的すぎるがゆえの悩みを抱えていることも。
もちろん、女性だから弱みだというわけではありませんし、知的であることは素晴らしい長所。
ただプライドが高い男性にとって、知的な女性はどうしても避けがちな傾向があるのです。
自立しすぎて相手に頼らない（特に女性）
INTPの女性は自立心も強く、一人で物事を考えて解決、なかなか人に頼らないといった性格をしている人が多いです。
ただ男性には、「頼られたい」「守ってあげたい」という考えている人も少なくない為、惹かれない原因となる場合があります。
実はINTP（論理学者）の性格が好きという人もいる
ここまでINTPの「モテない」要因について見てきましたが、全ての人にあてはまるわけではありません。
また、逆にINTPの性格に惹かれる人もたくさんいます。
逆にINTPの魅力を見てみましょう。
- 知的な会話が楽しい
- 誠実で嘘がない
- 個性的で面白い
- 一度信頼関係を築くと、とても深い絆が結べる
- マイペースな性格が愛らしい
- 物事を深く考える姿勢が素敵
- 好きなことへの情熱が魅力的
これだけ見ると、むしろモテそうですよね。実際、知恵袋などを見ても「意外とモテる」といった内容をよく見かけます。
そもそも上記で紹介した内容は、モテない理由を述べる為に短所に着目したことによるもので、他の性格タイプでも短所を取り上げると「モテない」「頭悪い」「頭おかしい」といったネガティブに見ることは可能です。
事実、実際に調べてみるとこういったネガティブなイメージがない性格タイプは一切ないので、まあそこまで気にする必要はないでしょう。
INTPの特徴は「モテない要因」であると同時に、大きな魅力にもなり得ます。大切なのは、その特徴を活かしながら、少しずつコミュニケーションの幅を広げていくことでしょう。
INTP（論理学者）がモテるために気をつけたいこと
それでは、INTPの方が少し意識するだけで、もっと素敵な恋愛ができるようになるポイントを見ていきましょう。
人付き合いを面倒くさがらない
確かに、人付き合いって時々疲れますよね。でも、少しだけ意識を変えてみませんか？
週に1回は友達とランチに行くことをルールにする、興味のある趣味などの集まりに参加してみる、同僚とのちょっとした雑談を楽むようにする。
いきなり大勢の中に飛び込む必要はありません。小さな一歩から始めてみましょう。
少しの努力で人間関係が大きく変わります。人との付き合いを「面倒」と思わず、積極的に参加することで新しいチャンスが広がるのです。
相手の気持ちを考える・自己中心的にならない
論理的に物事を考えるのは素晴らしい特徴です。でも、時には感情面にも目を向けてみましょう。
相手の表情や態度の変化に注意を向け、「なぜ？」と問う前に、まず共感してみる。自分の考えを押し付けすぎない。相手の立場に立って考えてみる。
こういったことを心がけてください。
恋愛に限らず、人間関係においては論理よりも感情が重要だということを忘れないでください。
ルールや約束事は守る
社会的なルールや約束事に違和感を覚えることはあると思います。でも、相手への思いやりとして、ある程度は意識してみましょう。
待ち合わせ時間は必ず守る、約束したことを自分都合で勝手に破らない。
非常識な人は周りから嫌われても仕方ありません。あなたに正当な理由があっても、それを伝えない限りは単に非常識な人としか思われないのです。
完璧主義になりすぎず妥協を学ぶ
完璧を求める気持ちはわかります。でも、恋愛に完璧はありません。むしろ、不完璧なところも含めて楽しむくらいの気持ちで接してみましょう。
完璧でないからこそ生まれる、素敵な偶然や想定外の展開があるものです。
感情を表に出すことを恐れない
感情を表現するのは苦手…でも、少しずつ練習してみてください。もちろんすぐにはできませんが、やっていけば少しずつできるようになってくるはずです。
感情表現は、相手との距離を縮める大切なコミュニケーションツールです。
まとめ
INTPは恋愛において誤解されがちですが、努力次第で魅力を伝えることができます。自分の特性を理解し、改善点を意識することで、より良い人間関係を築けるようになります。「もてない」と感じている人も、少しの工夫で状況を変えることができるでしょう。
この記事が、INTPが抱える恋愛の悩みに寄り添い、自分らしさを活かした恋愛のヒントになれば幸いです。
