「INFJ(提唱者)」は16の性格タイプの中でも珍しいと言われるタイプで、特に女性の場合、その独特な性格が魅力的でありながらも、時には悩みの種になることも。
本記事では、INFJ女性の性格の特徴や「あるある」エピソード、抱えやすい悩みについて、わかりやすく解説していきます。
INFJ(提唱者)女性の基本的な特徴
ではまずはINFJの基本的な特徴から見ていきましょう。
INFJの基本的な性格
INFJは、内向的(Introverted)、直感的(iNtuitive)、感情的(Feeling)、判断的(Judging)の頭文字を取った性格タイプです。「提唱者」とも呼ばれ、深い洞察力と繊細な感受性を持ち合わせています。
まるで、誰かの心を読めるかのような鋭い直感力を持っているのです。相手の言葉の奥にある本当の気持ちや、場の空気に漂う微妙な雰囲気まで、敏感に感じ取ることができます。
また、強い理想主義的な面も持ち合わせており、世の中をより良くしたい、人々を幸せにしたいという強い願いを持っています。
この理想を追求する姿勢が、時として完璧主義的な傾向となって表れることもありますが、それは決してネガティブなものではありません。
INFJ女性の珍しさ
INFJ女性は、全人口の中でもわずか1%程度しかいないと言われています。100人に1人という、本当に稀少な存在なんです。
ただ珍しいからと言って、特別ネガティブなことはありません。
むしろ、INFJは16ある性格の中でも「性格が良いランキング」で常に上位になる存在であり、良い意味で特別な人なんです。
INFJ女性には美人が多い?
実は、INFJ女性には「美人が多い」とよく言われます。その理由は、以下の特徴からくるものだと考えられます。
- 自己研鑽を大切にする姿勢
- 繊細な感性が表情や仕草に表れる
- 人への思いやりが優しい雰囲気を作り出す
- 知的で深みのある魅力を持つ
性格は表情や雰囲気として現れます。また自分磨きの意欲も高い傾向があるため、外見の良さも他の性格タイプと比較すると良い傾向があるのかもしれません。
INFJ女性はモテるって本当?
「INFJ女性はモテる」という評価もよく聞きます。美人というのも理由の一つですが、やはり性格の良さも大きく影響しているのでしょう。
INFJ女性には、相手の心を深く理解できる共感力があります。また、一度心を開くと、相手のことを真摯に想い、深い愛情を注ぐことができます。この純粋な思いやりの心が、多くの人を惹きつける要因となっているんです。
ただし、INFJ女性本人は、自分がモテるということにあまり気づいていないことも。むしろ、「私なんて…」と控えめに考えてしまう傾向があります。
INFJ型女性の性格
ではINFJ型女性の性格について見ていきましょう。
共感力が高い
INFJ女性の最大の特徴は、共感力の高さです。人の気持ちを敏感に感じ取り、自然と相手に寄り添う力を持っています。
友達が悩みを打ち明けてきたとき、その人の感情に深く寄り添い、心からの理解を示すことができる。家族が困っているとき、言葉にされない不安や心配まで察することができる。
そんな性格の持ち主です。
そのため、友人や同僚から「話を聞いてほしい」と頼られることが多いです。
深く考える性格
INFJ女性は、物事を深く考える傾向があります。表面的な会話や関係性では満足できず、常により深い意味や本質を追求しようとするのです。
例えば、友人との何気ない会話でも、その言葉の裏にある本当の気持ちを考えてしまう。ニュースを見ても、その背景にある社会の問題まで思いを巡らせてしまう。そんな特徴があります。
この深い思考力は、時として周りから「考えすぎ」と言われることもあるかもしれません。また、人間関係では役に立つ一方で考えすぎて疲れてしまうこともあるかもしれません。
理想主義的な性格
INFJ女性は、強い理想を持っています。
この理想を追求する姿勢は、時として現実との間でジレンマを生むことも。特に、自分や周囲がその理想に届かないと感じるとストレスを抱えることがあります。
内向的だけど人を惹きつける魅力の持ち主
INFJ女性は内向的な性格ですが、その落ち着いた雰囲気や親しみやすさで、自然と人を惹きつけます。周囲からは「しっかりしている」「頼れる」と思われことが多いです。
また特に一対一の深い会話が得意で、相手の心を開かせることができます。また、静かな佇まいの中にある芯の強さも、多くの人を魅了する要因となっています。
深い洞察力と直感力
INFJ女性は、まるで第六感のような鋭い直感を持っています。相手の本当の気持ちや、これから起こりそうな事態を、不思議なほど正確に予測することができるんです。
例えば、友達の表情のわずかな変化から「何か悩みを抱えているな」とすぐに気づいたり。職場での人間関係の綻びを、誰よりも早く察知したり。
この直感は周りの細かな変化を敏感に察知し、過去の経験と照らし合わせて、瞬時に状況を理解する力なんです。
自分磨きを好む
INFJ女性は、自己成長への意欲が高く、常に自分を磨こうとする姿勢を持っています。
新しい知識を得ることや、スキルを向上させること、内面的な成長を実感することに喜びを感じます。読書や芸術鑑賞、自己啓発など、自分を高められる活動を大切にする傾向があります。
場の雰囲気をよくする
INFJ女性は、場の空気を読み、それを良い方向に導く能力に長けています。
グループ内で意見が対立しそうになったとき、さりげなく和やかな雰囲気に戻したり。誰かが居心地悪そうにしているときは、自然とその人を会話に引き込んだり。
この能力は意識して行っているわけではなく、むしろ自然と身についた気配りから生まれています。周りの人々が心地よく過ごせる環境を作ることが、INFJ女性の得意分野です。
計画的で几帳面
INFJ女性は、物事を計画的に進めることを好みます。スケジュール管理が得意で、先を見据えた準備をすることができます。
手帳やカレンダーをきちんと管理し、やるべきことをリスト化して整理する。そんな几帳面な一面も持っています。これは、理想を現実のものにするために必要な、実践的なアプローチなのです。
さらにINFJ型が優れているのが、柔軟さも持ち合わせているという点。計画性はあっても融通が効かないというわけではなく、状況に応じて柔軟に対応することができるのです。
向上心が高い
INFJ女性は、常により良い状態を目指そうとする強い向上心を持っています。
現状に満足せず、「もっとこうしたら良くなるはず」と考え続ける。それは仕事や勉強だけでなく、人間関係や生活環境など、あらゆる面において言えることです。
ただし、この向上心が時として完璧主義的な傾向となり、自分を追い込んでしまうことも。適度な休息と、自分への優しさも大切にする必要があります。
INFJ女性のあるある
一人の時間が必要
INFJ女性にとって、一人の時間が不可欠。それは贅沢ではなく、心身の健康を保つために欠かせない大切な時間です。
ただ、空気を読んで行動するINFJはそんな気持ちを押し殺して、人に合わせてしまいがち。その結果、いつの間にかストレスを溜め込んでしまうことも少なくないかもしれません。
頼まれると断れない
INFJ女性の多くが経験する「あるある」の一つが、頼まれごとを断れないこと。
「お願い、あなたしかできないの」と言われると、自分の予定を調整してでも引き受けてしまう。断ることで相手が困るかもしれないと考えると、つい「はい」と答えてしまうんです。
この優しさは素晴らしい特徴ですが、時には自分の限界も考えながら、適度な境界線を引くことも大切かもしれません。
妄想に浸りがち
INFJ女性は豊かな想像力を持っており、しばしば素敵な妄想の世界に浸ることがあります。
理想の未来について空想を膨らませたり。時には、まだ見ぬ運命の人との出会いをイメージしたり。
この想像力は、創造性や問題解決能力にもつながる素晴らしい特徴です。ただし、現実とのバランスを保つことも大切。よく現実とのギャップに悩んでしまうことも少なくないかもしれません。
本音は隠す
INFJ女性は、自分の本当の気持ちを表現するのが苦手な傾向があります。
心の中では色々な感情が渦巻いているのに、「大丈夫です」「気にしないでください」と取り繕ってしまう。相手を心配させたくない、負担をかけたくないという思いから、自分の気持ちを抑え込んでしまうんです。
これは相手を思いやる優しさの表れですが、時には自分を押し殺しすぎ図、自分を一番に考えることも大切ですよね。
尽くされるよりも尽くす側
INFJ女性は、人のために尽くすことに喜びを感じます。むしろ、誰かに尽くされることに居心地の悪さを感じることも。
相手のために一生懸命頑張ることはできても、誰かが自分のために何かをしてくれると「申し訳ない」という気持ちでいっぱいになってしまう。そんな経験をしている方も多いのではないでしょうか。
でも、時には人からの親切も素直に受け入れることで、より深い関係性を築くことができるかもしれません。
甘えたいけど甘えるのは苦手
INFJ女性の多くが、実は甘えたい気持ちを持っています。ただ、それを素直に表現するのが苦手。
「助けて欲しい」と思っていても、つい「私一人でできます」と言ってしまう。「寂しい」と感じていても、「大丈夫です」と微笑んでしまう。強がりではなく、むしろ相手に迷惑をかけたくないという思いからデス。
自分のためにも周りのためにも、信頼できる人には、少しずつ素直な気持ちを見せていくのも良いかもしれません。
悩み相談されがち
INFJ女性は、なぜか周りから悩み相談をされることが多いんです。
友達から恋愛相談を持ちかけられたり、職場の同僚から人間関係の悩みを打ち明けられたり。時には、あまり親しくない人からも相談を持ちかけられることも。
これは、INFJ女性が持つ共感力と理解力が、自然と相手に安心感を与えているからでしょう。
親しくしているように見えて実は心を開いていないこともしばしば
INFJ女性は、表面的には誰とでも上手くコミュニケーションが取れます。でも、本当の意味で心を開いている相手は、実はごく少数だったりするんです。
誰とでも楽しく会話ができて、相手のことを理解することもできる。でも、自分の深い部分、本当の思いを打ち明けられる相手は、ほんの数人しかいない。そんな経験をしている方も多いのではないでしょうか。
INFJ女性にありがちな悩み
理想と現実のギャップに苦しむ
INFJ女性は、強い理想を持っていますがそれが時として現実とのギャップに苦しむことに繋がりがちです。
「こうあるべき」という理想と、「実際はこう」という現実の間で板挟みになってしまう。人間関係でも、仕事でも、自分自身に対しても、高すぎる理想を掲げてしまい、現実とのバランスに悩むことが多いんです。
時には完璧を求めすぎず、少しずつ理想に近づいていく過程を楽しむのも良いかもしれません。
他人の気持ちに巻き込まれてストレスを感じやすい
INFJ女性は、他人の感情を敏感に感じ取ってしまう特徴があります。それは時として大きなストレスとなることも。
例えば、職場の同僚のネガティブな感情を感じ取って、自分まで落ち込んでしまう。友達の悩みを聞いているうちに、まるで自分の問題であるかのように心を痛めてしまう。他人の感情があまりにも鮮明に伝わってくるため、時として自分の感情との区別がつきにくくなってしまうんです。
共感力は素晴らしい特徴ですが、時には適度な距離を保つことも必要かもしれません。自分と他人の感情の境界線を意識することで、より健全な関係を築くことができます。
自己犠牲が強すぎて、疲れやすい
INFJ女性は、他人のために尽くすことを厭いません。むしろ、誰かの役に立てることに喜びを感じるんです。
しかし、その思いが強すぎるあまり、自分の限界を超えて頑張ってしまうことも。「相手のために」と思うあまり、自分の体調や心の健康を後回しにしてしまう。その結果、突然の疲労感や燃え尽き症候群に陥ることも少なくありません。
孤独を感じやすい
INFJ女性は、深い人間関係を求める傾向があります。表面的な付き合いでは満足できず、心から理解し合える関係を望むんです。
しかし、そんな深い絆を築ける相手は、実際にはそう多くはありません。多くの人と交流があっても、本当の自分を理解してくれる人には中々出会えない。そんな状況に、深い孤独を感じることが出てきてしまいます。
ただこれは、INFJ女性の繊細さと深い思考力ゆえの宿命かもしれません。
まとめ
NFJ(提唱者)女性は、MBTI性格診断の中でも非常に稀で、特別な魅力と深い洞察力を持つ性格タイプです。彼女たちは高い共感力と理想主義的な考え方を持ちながら、内向的な一面や計画的な行動力を兼ね備えています。そのため、他人から見ても「しっかりしている」「独特な雰囲気がある」と思われることが多いでしょう。
一方で、こうした特徴が原因で誤解されたり、ストレスを感じたりすることも少なくありません。例えば、「頼まれると断れない」性格が自己犠牲につながったり、共感力が高すぎて他人の感情に巻き込まれやすかったりすることもあります。さらに、理想と現実のギャップや孤独感に悩むことも多いかもしれません。