INTP(論理学者)は頭がおかしいと言われる理由は?誤解される理由を解説

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INTPは頭がおかしい

INTPは論理学者とも呼ばれ、独自の視点で物事を考え、論理的な思考を重視するタイプです、

そんなINTPタイプですが、時々「頭がおかしい」なんてひどい悪口のような誤解をうけることがあります。

本記事ではそんな誤解が生まれてしまう理由についてまとめました。

目次

INTP(論理学者)の性格の特徴

INTPは以下の4つの頭文字から名付けられています。

  • I(Introverted):内向型
  • N(Intutive):直感型
  • T(Thinking):思考型
  • P(Perceiving):知覚型

性格を簡単に言うと、簡単に言うと、「頭の中がフル回転している」人たちです。

INTPの人は、常に新しいアイデアを追求し、複雑な問題を解決することを好みます。具体的な特徴をみてみましょう。

  1. 独創的な思考力: INTPの人は、型にはまらない考え方をする。誰も思いつかなかったアイデアを出すのが得意。
  2. 論理的: 感情よりも論理を重視。「なぜ?」「どうして?」という疑問を常に持ち、物事の本質を理解しようとする。
  3. 好奇心旺盛: 新しい知識を吸収することを好む。趣味の話になると止まらなくなることも。
  4. 内向的: 一人で考えることを好む。
  5. 柔軟性: 固定観念にとらわれず、新しい可能性を常に探る。
  6. 誠実: 嘘をつくのが苦手で、正直であることを重視。
  7. 完璧主義: 自分の仕事や考えに高い基準を設けている。

問題を分析し、パターンを見つけることが得意で、知的好奇心が旺盛です。

また、創造的で新しいアイデアや理論を生み出す力を持ち合わせています。

しかし、その分、感情に基づいた意思決定や、周囲の感情に対する敏感さに欠けることがあります。また内向的な性格で、他人と深く付き合うよりも、自分の内面世界に没頭することを好みます。

INTP(論理学者)は頭がおかしいと言われる理由

「頭がおかしい」なんて、ちょっときつい言葉ですよね。でも、なぜINTPの人たちはそう言われることがあるのでしょうか?その理由を、一つずつ見ていきましょう。

論理を優先しすぎる

INTPの人は、感情よりも論理を重視する傾向が強いです。

例えば、友達が悩みを相談してきたとき、相手は共感してほしかっただけなのに即座に「こうすればいい」と論理的に問題の解決案を提示することも。

論理的に正しいかどうかを最優先するため、他人の感情に配慮せず、冷たく感じられることがあるのです。

時には共感が必要な場面もありますよね。この「論理優先」が、時々周りの人を困惑させてしまうことがある点は注意しなければなりません。

ルールを守らない

INTPは既成概念や社会的ルールに従うことを嫌う傾向が強いです。

ルールが論理的でなければ守る必要がないと考えることが多く、これは「常識が通じない」と感じられることに繋がってしまう場合があります。

周囲から見て「非常識だ」と思われている人も少なくないかもしれません。

コミュニケーションが独特

INTPのコミュニケーションスタイルは、非常に理論的で抽象的。そのため、日常会話においても論理的な裏付けを求めたり、難解な話を展開することがあります。

これが他者にとっては「何を考えているのかわからない」と感じられ、コミュニケーションが難しいと思われてしまう要因となる場合があります。

また自分の頭の中で完結した考えを、そのまま口に出してしまうことがあり、誤解を招いたり理解されないことも少なからずあるでしょう。

内向的で人付き合いが苦手

INTPは典型的な内向型。人と接するのにエネルギーを使うタイプで、長時間誰かといたり、大人数での集まりが苦手な人が多いです。

これが原因、「つまらなそう」「みんなと打ち解けられない人」と思われがち。さらには変な人なんて思われることも。

実際は一人でいる時間を大切にしているだけなんですが、相手からは関わりにくいと感じられてしまうことがあるかもしれません。

理想主義が強い

INTPは、完璧を求める傾向があります。「こうあるべき」という理想の形を追い求めるのです。

ただあまりに理想を追い求めるあまりに行動力がなくなってしまったり、周りからは現実離れしている、リーダーの場合は厳しすぎる、無茶すぎるなんて思われることがあります。

物事に集中しすぎる

INTPが興味を持ったことには、とことん没頭するタイプ。時間も忘れて一つのことに集中することができるという、素晴らしい長所をもっています。

ただその集中が過度になりすぎて、周りから見ると「ちょっとやりすぎ?」「バランス感覚がない」と思われることも。

仕事中に自分の興味のあることばかり考えていて、肝心な業務をおろそかにしてしまう..なんてこともあるかもしれません。

感情表現が苦手

INTPは、感情よりも論理を重視する傾向があります。それゆうえに、自分の感情を表現するのが苦手。

そしてそれが原因で他者から冷淡だ、冷たい人だと見られてしまうことがあります。

言動が独特

INTPは、常識にとらわれない自由な発想が得意。だから、ときどき周りが「えっ?」と思うような言動をすることがあります。

突然思いついたアイデアを話し出したり、一般的な話題とは全く異なる視点から話を進めたりするため、「ちょっと変わってる」と思われることがあるでしょう。

考えすぎる

INTPは、あらゆる可能性を考えるのが得意です。でも、これがときに「考えすぎ」になることも。

あまりにも多くの可能性を考えすぎて、かえって行動に移せなくなってしまうこともあります。周りから見ると「優柔不断」「心配性すぎる」と思われることもありがちです。

空気を読むのが苦手

INTPは、目に見える事実や論理を重視。一方で感情を重視し、空気を読んだり、暗黙の了解を理解したりするのが苦手です。

冗談を真に受けてしまったり、皮肉をそのまま受け取ったり、言わなくてもいいタイミングで言ってしまったり。

それが原因で「空気が読めない人」「ちょっと変わった人」と思われることもあります。

INTP(論理学者)は頭がおかしいというのは大きな誤解!

さて、ここまでINTPの人たちが「頭がおかしい」なんて言われてしまう理由を見てきました。

しかしこの特徴を見て頭がおかしいなんてひどい言葉で決めつけるのはいかがなものでしょうか。確かにこれらの短所だけを見ればそう思ってしまうのも仕方がないかもしれません。

ただどの性格タイプでも短所はあって、その短所だけに焦点を合わせればいくらでも悪口につなげることができます。

他のタイプでも、「性格が悪い」「頭が悪い」「サイコパス」といったマイナスの特徴がたびたびでてきます。

結局のところ、どの性格のタイプでも短所に着目されて、悪い言い方をされているものなので、INTPの人は気にする必要なんてありません。

そもそも、これらの特徴はあくまで「傾向」なだけであって、INTPの人でも空気が読める人、ルールをしっかり守る人なんてたくさんいますからね。

またこれらの特徴も短所ではなく長所として、ユニークな価値があることの裏返し。

例えば、アルベルト・アインシュタインやビルゲイツなど、多くの偉人たちもINTPだと言われています。彼らの「普通じゃない」考え方が、世界を大きく変えてきたんですよね。

INTPの人たちの特徴は、実は素晴らしい才能の現れ。それを「頭がおかしい」と片付けてしまうのは、とてももったいないことです。

INTP(論理学者)にはこんな長所がある

INTPの人たちには、実はたくさんの素晴らしい長所があるんです。ここでは、その魅力的な特徴をいくつか紹介しましょう。

  • 創造的な問題解決能力: 常識にとらわれない自由な発想ができる。複雑な問題に直面したとき、独自の視点から新しい解決策を見出すことができる。
  • 論理的思考力: 感情に流されずに物事を客観的に分析する能力に長けている。この能力は、重要な決断を下すときや、複雑なシステムを理解するときに非常に役立つ。
  • 知的好奇心: I新しい知識を吸収することに喜びを感じる。この好奇心が、新しい発見や革新的なアイデアを生み出す原動力になる。
  • 独立心: 自分の考えを持ち、それを大切にできる。周りの意見に流されずに自分の信念を貫く強さがある。
  • 柔軟性: 新しい情報や状況に応じて自分の考えを柔軟に変更することができる。
  • 正直さと誠実さ:基本的に正直。また、自分の信念や価値観を大切にする誠実さも持ち合わせている。
  • 深い思考力:物事を深く掘り下げて考える能力に長けている。表面的な理解で満足せず、本質を追求する姿勢は、複雑な問題の根本的な解決策を見出すのに役立ちつ。
  • 効率性の追求:常により効率的な方法を探求する。
  • 集中力:興味のあることに対して驚異的な集中力を発揮できる。
  • 独自の視点: 物事を独自の視点から見ることができる。

確かに、時々周りと少しずれてしまうこともあるかもしれません。でも、それは決して「頭がおかしい」からではなく、むしろ独特の才能の現れなんです。

頭がおかしいと言われない為に気をつけたいこと

INTPの人たちの素晴らしい才能は分かっていただけたと思います。でも、時々周りの人から誤解されてしまうこともありますよね。ここでは、そんな誤解を避けるためのちょっとしたコツをお伝えします。

感情への配慮を忘れずに

論理的な解決策を提案する前に、相手の気持ちに寄り添ってみましょう。「そうだね、辛かったね。」と一言添えるだけで、印象がガラッと変わります。

場の空気を読む練習

周りの反応を少し意識してみてください。みんなが笑っているときは冗談かもしれません。真に受けずに、「あ、冗談ね。」と軽く返してみるのもいいでしょう。

コミュニケーションのギャップを埋める

自分の考えを伝える時は、相手が理解できるように噛み砕いて説明しましょう。「つまり、こういうことなんだ」と、簡単な例を挙げて説明すると効果的です。

社交の機会を大切に

無理のない範囲で、人との交流の機会を持ちましょう。短時間でも、コーヒーブレイクに参加するだけで印象が変わります。「今日は30分だけ」と時間を決めて参加するのもアリですよ。

バランスを意識する

理想と現実のバランスを取るよう心がけましょう。「理想はこうだけど、現実的にはこの方法から始めてみては?」と提案すると、周りも受け入れやすくなります。

感情表現の練習

感情を表現するのは苦手かもしれませんが、少しずつ練習してみましょう。「ありがとう」と言葉に出すだけでも、周りの印象は変わります。

他人の意見も尊重する

自分の意見に自信があっても、他人の意見にも耳を傾けましょう。「なるほど、そういう見方もあるんだね。」と相手の意見を認めると、良好な関係が築けます。

時には妥協も必要

全てを完璧にしようとせず、時には「まあ、こんなものか」と妥協することも大切です。締め切りに間に合わせるためには、80%の完成度でOKという場合もありますよ。

まとめ

INTPは独特な思考スタイルを持ち、時に誤解されがちなタイプです。しかし、その論理的な思考力や創造性は大きな強みであり、他の人と異なる視点から価値を生み出す力があります。

周囲から誤解されないためには、感情に配慮し、他者とのコミュニケーションを大切にすることがポイントです。自分の特性を理解し、他者に伝えることで、より良い人間関係を築いていきましょう。

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