ISTJ(管理者)は性格が悪いと言われるのはなぜ?実際のところはどうなの?

当ページのリンクには広告が含まれています。
ISTJは性格が悪いって本当か

ISTJタイプは「管理者」とも呼ばれ、責任感が強く、計画的で組織的な性格が特徴です。

ただ実は、このISTJタイプの人は「性格が悪い」「冷たい」なんて誤解されることがあります。

今回は、ISTJ(管理者)タイプの特徴や性格が悪いと言われる特徴についてまとめました。

目次

ISTJ(管理者)の性格の特徴

まずは、ISTJの基本的な特徴について見ていきましょう。

  • 内向的(I):自分の内面に意識を向ける傾向。
  • 感覚的(S):五感を通じて得られる具体的な情報を重視。
  • 思考的(T):論理的に物事を判断する傾向。
  • 判断的(J):計画性を持ち、物事を決めることを好む。

これらの特徴から、ISTJは以下のような性格を持つことが多いとされています。

  1. 責任感が強い
  2. 細部にまで注意を払う
  3. 誠実で信頼できる
  4. 伝統や秩序を重んじる
  5. 実践的で現実的
  6. 効率性を重視する

目標に対して誠実に取り組み、完璧を目指す姿勢が強いことから、周囲からは頼りにされることが多いです。

さらに理論的なアプローチを好み、感情的なアプローチよりも事実やデータを重視する傾向があり、非常に冷静で客観的な判断ができるという特徴も持っています。

このような特徴を見ると特に仕事面では相当頼りになりそうなISTJですが、なぜ「性格が悪い」なんて言われてしまうのでしょうか?

ISTJ(管理者)は性格が悪いと言われる理由

実は、ISTJの持つ特徴が、時として周囲の人に誤解されてしまうことがります。ここからは、そんな誤解を生む要因について、詳しく見ていきましょう。

頑固で人の言う事をあまり聞かない

ISTJは自分のルールや価値観をしっかり持っています。さらに他人の意見を受け入れることはなかなかできません。

それゆえに、時として「頑固」とみられてしまうことがあります。

周りの人とってみると、「もう少し柔軟に考えてほしいな」「人の意見もちゃんと聞いてほしい」「自分のことが好きすぎる」なんて思われるかもしれません。

感情表現が乏しい

ISTJは内向的な性格で、感情を外に表すことが苦手な人が多いです。そしてこれが「冷たい人」という印象につながることも。

例えば、友達が嬉しい報告をしてきたとき。ISTJの人は心の中では喜んでいても、表情や言葉にあまり表れないことがあります。そのため、「あまり喜んでくれていないのかな」と誤解されてしまうかも。

このような感情表現の乏しさから、人間関係では相手に必要以上に距離感を感じさせてしまうことがあります。

ただ感情がないわけではなく、単に表現が控えめなだけなんですけどね。

ルールに厳しすぎる

ISTJは、社会のルールや規律を守ることを非常に重視します。

これは組織の中では非常に重要な特性なのですが、時として「融通が利かない」「厳しすぎる」と思われることも。

職場などでさすがにこのルールは・・。と思うようなことでも守るので、ちょっと厄介がられることもあるかもしれません。

他人の感情への配慮が苦手

ISTJは論理的に物事を考える傾向があるため、時として他人の感情への配慮が足りないように見えることがあります。

そしてそれが原因で無意識に相手を傷つけてしまうことも。

またISTJは問題解決志向が強いので、すぐに解決策を提案しがちです。でも、時には「ただ話を聞いてほしい」という気持ちもあるんですよね。

直接的なコミュニケーション

ISTJは率直で明確なコミュニケーションを好む傾向があります。これは効率的な面もありますが、時として「きつい」「配慮に欠ける」と受け取られることも。

ISTJの人は決して相手を批判するつもりではなく、むしろより良いものを作ろうという思いから率直に意見を言っているんです。

ただ正直さや効率の良さももちろん大切ですが、相手の気持ちを考えて少し婉曲的な言い方をした方がいい場面もありますよね。

完璧主義で細かいところまでうるさい

ISTJは細部にまで注意を払い、完璧を求める傾向があり、周りからは時として「うるさい」「神経質すぎる」と思われることも。それが性格が悪いと誤解される一因になっています。

仕事にしろ、プライベートにしろ、時と場合によっては柔軟に曖昧さを持たせても良いことはありますからね。

社交性がない

ISTJは内向的な性格のため、大勢での交流や派手なイベントを好まない傾向があります。そしてこれが冷淡な印象を与えることも

例えば、職場の飲み会に誘われたとき。ISTJの人が「今日は遠慮します」と断ったとします。周りの人は「空気が読めない」「他人に興味がなさすぎる」と思われるかもしれません。

計画にうるさい

ISTJは計画性を重視し、予定通りに物事を進めることを好みます。

これは効率的な面もありますが、時として「融通が利かない」「臨機応変さに欠ける」と思われ、さらには一緒にいると疲れるなんて思うことにもつながってしまう場合があります。

自分だけでなく他人にも厳しい

ISTJは自分に対しても他人に対しても高い基準を持っています。

これは質の高い仕事につながる一方で、「厳しすぎる」「プレッシャーを感じる」と周囲に思われることも。

例えば、チームプロジェクトでISTJの人がリーダーを務めているとき。「もう少し頑張れるはずです。この部分をもう一度見直してください」と言われた部下は「もう十分やったのに」「もう時間がないのに」とストレスを感じるかもしれません。

論理的な思考が強すぎる

ISTJは論理的に物事を考え、感情よりも事実や数字を重視する傾向があります。これは的確な判断につながる一方で、「冷たい」「感情がない」と思われることがあります。

ISTJ(管理者)の性格が悪いというのは大きな誤解!

さて、ここまでISTJの人たちが「性格が悪い」なんて言われてしまう理由を見てきました。

しかし、これらは本当に「性格が悪い」からなんでしょうか?

答えはもちろん「No」です。

これらの特徴はあくまで「傾向」なだけであって、ISTJタイプでも人の気持ちを汲み取った上での言動ができる人もいれば、柔軟性を持った判断をできる人だっています。

そもそも、どの性格タイプでも短所はあって、その短所だけに焦点を合わせれば「性格が悪い」「頭が悪い」といったマイナスの印象はでてきます。

論理的に考える、ルールを守る、計画性があるといったことはむしろそのまま長所。

直接的なコミュニケーションは、もちろん気をつけなければいけない時はありますが、逆にそれが役にたつこともあります。逆に間接的なコミュニケーションがマイナス方向になってしまうことだってありますよね。

結局のところ、どの特徴にしてもそれが原因で性格が悪いなんてことにはならないのでISTJの人はそんなに心配する必要はありません。

ただ、そうは言っても人によっては直すべきとこがあるのも事実。行き過ぎた頑固さや、他人に配慮しすぎない言動は時に人を傷つけます。

どの性格のタイプでも言えることですが、長所は大切にしつつも時と場合を考えて直すべきとこは直すべきということも大切だということは覚えておく必要はあるでしょう。

ISTJ(管理者)にはこんな長所がある

さて、ここまでISTJの人たちの特徴を「誤解されがちな面」から見てきました。ただその反対に素晴らしい長所もたくさんあります。

  1. 責任感が強い:自分の役割や義務をしっかりと果たそうとする姿勢は、周りの人の模範になりる。
  2. 効率的:無駄を省き、効率よく物事を進める能力に長けている。時間とリソースを有効活用できる人が多いん。
  3. 誠実:嘘をつかず、常に正直であろうとする姿勢は、長期的な人間関係や信頼関係の構築に大きく貢献する。
  4. 確実性:細部まで注意を払い、確実に仕事をこなす。
  5. 忍耐強い:困難な状況でも粘り強く取り組み、最後までやり遂げる力がある。
  6. 秩序を作り出す:論理的に秩序立てて整理する能力に長けている。
  7. 詳細への注意:細かな点にも気を配り、見落としがちな重要なポイントを拾い上げる力がある。
  8. 論理的思考:感情に流されず、論理的に物事を分析する能力がある。
  9. 忠誠心:信念や価値観、所属する組織や大切な人々に対して強い忠誠心を持っている。
  10. 原則を重んじる:倫理的な基準や原則を大切にし、それに基づいて行動できる。
  11. 独立心:自立した考え方を持ち、他人に頼らずに物事を成し遂げる能力がある。
  12. 経験を活かす力:過去の経験から学び、それを現在の問題解決に活かす能力に優れている。

このように、ISTJの特性は社会の様々な場面で大きな価値を持っています。彼らの存在は、組織や人間関係に安定性と信頼性をもたらすんです。

性格が悪いと言われない為に気をつけたいこと

ISTJの方々が「性格が悪い」と誤解されないために、いくつかのポイントを意識すると良いでしょう。

これは決して「自分を変える」ということではなく、自分の長所を活かしつつ、他者とより良いコミュニケーションを取るためだと考えてできることを実践してみてください。

  1. 感情表現を意識する:内面の思いや感情を、少しずつでも言葉や表情で表現するよう心がけてみる。
  2. 柔軟性を持つ:ルールや計画も大切だが、時には状況に応じて柔軟に対応することも必要。「この場合は例外かもしれない」と考える余地を持つようにしてみる。
  3. 共感的な聴き方を意識する:誰かが悩みを相談してきたとき、すぐに解決策を提示するのではなく、まずは相手の気持ちに寄り添って聴くことを意識する。
  4. コミュニケーションの柔らかさを意識する:直接的な表現が誤解を招くこともあることを理解し、相手がどう思うかも考えて発言する。
  5. 他の人のの長所を認める:自分とは異なるアプローチや考え方にも価値があることを認識し、積極的に認める。
  6. リラックスする時間を大切にする:常に緊張状態でいると、周りの人にも堅い印象を与えてるので注意。リラックスした状態で人と接する機会を増やすようにする。
  7. 相手の立場に立って考える:自分の価値観や基準を押し付けるのではなく、相手の状況や感情を想像する癖をつける
  8. 小さな変化から始める:全てを一度に変えようとするのではなく、小さな変化から始める。

ISTJの人でも、温かみを感じられる人はたくさんいます。

もし自分がきつい言い方、頑固な振る舞いを顕著にしているようであれば、一度その行動を見直してみれば、周りの人とより良い関係を築くことができるでしょう。

まとめ

ISTJは、確かに厳しく真面目な一面があり、周囲から誤解されやすいかもしれませんが、その厳しさや真面目さは、彼らが本当に責任感が強く、他者を大切に思っているからこそです。

性格が悪いと感じられることがあっても、それは単に彼らの特性が異なった形で現れているに過ぎません。誤解を解き、彼らの本当の魅力を理解すれば、ISTJは信頼できる頼もしい存在であることに気づくでしょう。

  • URLをコピーしました!
目次