ISTP(巨匠)は性格が悪いサイコパス?誤解される理由を解説

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ISTPは性格が悪いって本当なのか

現実的で実践的なISTPは、その特徴から一部で「性格が悪い」「サイコパス」なんて言われることがあります。

そこで今回はそんなISTPの性格について、なぜそのように言われるのか、誤解されないようにするにはどうすべきかについて紹介していきます。

目次

ISTP(巨匠)の性格の特徴

まずは、ISTP(巨匠)の基本的な性格特徴についてみていきましょう。

ISTPとは、「内向型」「感覚型」「思考型」「知覚型」の頭文字を取ったもので、16種類の性格タイプの1つです。

そしてISTPの人たちは、こんな特徴を持っています。

  1. 物事を論理的に考える傾向がある
  2. 実践的で、手を動かすことが好き
  3. 自由を大切にし、束縛されるのが苦手
  4. 好奇心旺盛で、新しいことにチャレンジするのが好き
  5. 効率を重視する
  6. 感情よりも事実を重視する

このような特徴を見ると、クールで頭が良い頼もしい人と思えますね。

ではなぜ、「性格が悪い」とか「サイコパス」なんて言われてしまうことがあるのでしょうか。

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ISTP(巨匠)は性格が悪い、サイコパスと言われる理由

ISTP(巨匠)タイプの人たちが「性格が悪い」とか「サイコパス」と言われてしまう理由は、いくつか考えられます。

ただ後々紹介していますが、実際に性格が悪くてサイコパスなんてことはなく、あくまで誤解であることは先に言っておきますね。

それでは、具体的に見ていきましょう。

感情表現が乏しく無口

ISTPの人たちは、感情表現が苦手な傾向があります。喜怒哀楽をあまり表に出さず、どちらかというと無口な印象を与えることが多いです。

それによって周りの人からは、興味を持ってくれない、冷たいと思われてしまうこともしばしば。

決して周りに興味がないわけでも、冷たいわけでもないのですが、表に出さない内向きな性格な為、そのように誤解されがちです。

理論的すぎる

ISTPの人たちは、物事を論理的に考えるのが得意です。感情に流されることなく、物事を合理的に分析しようとします。

これ自体はすごくいいことですし、仕事などでも非常に有用な能力です。

ただ時と場合によってはその性格が周りに「冷たい」「感情がない」という印象を与えてしまうことがあります。

効率を重視しすぎる

ISTPの人たちは効率を重視する傾向があります。

これも仕事や勉強ではとても役立つ特徴なんですが、人間関係においては時として問題を引き起こすことも。

例えば、長々とした雑談や、効率の悪い会議が苦手で、「もっと要点だけ話せばいいのに」と思ってしまうかもしれません。

ときにはそういう雑談や遠回りな会話が、人間関係を築く上で大切だったりするのですが、それが苦手で周りから「冷淡」「思いやりがない」と思われることにつながってしまうことがあります

直接的なコミュニケーション

ISTPの人たちは、遠回しな言い方があまり得意ではありません。思ったことをズバズバ言ってしまう傾向があるんです。

さらに感情的な配慮も苦手。

周りの人からは、たとえそれが事実であっても言い方がきついと捉えられてしまうことがあります。

正直さももちろん大切ですが、相手の気持ちを考えると、もう少し婉曲的な言い方をした方がいい場面もありますよね。

社交性が低い

ISTPの人たちは、大勢での付き合いが苦手。そして自分ひとりの時間を大切にする傾向があります。

これにより、付き合いが悪い、そして「他人に興味がない」「冷たい」とつながっていくことも。

自由を好む

ISTPの人たちは、自由を大切にします。規則やルールにがんじがらめになるのが苦手で、自分のやり方で物事を進めたいと思う傾向があります。

これは柔軟性という観点で見れば素晴らしい特徴なんですが、時として「わがまま」「自分勝手」と誤解されることも。

特に、チームワークが重視される環境では、問題になることもあるかもしれません。

他人に合わせるのが苦手

ISTPの人たちは、自分の価値観や考え方を大切にします。ただそれが原因で時として「他人に合わせるのが苦手」という印象を与えてしまうことも。

例えば、みんなで決めたプランがあっても、「それって非効率的だと思うんだけど」って言っちゃったり。正論なんだけど、空気を読めていないように見えることも少なからずある性格タイプです。

計画性に欠け、衝動的な行動が多い

ISTPの人たちは、その場その場で適切な判断をして行動する能力に長けています。ただ直感的に動くことが多いため、外から見ると「計画性がない」「衝動的だ」と思われることも。

周りからは無計画だと思われることがあります。この「衝動的な行動」が、無謀だと誤解されることもあるかも。

人の感情に鈍感

ISTPの人たちは、論理的思考が得意な反面、人の感情を読み取るのが少し苦手。

気をつけていないと言い方がきつくなってしまったり、言わない方が良いことをつい言ってしまったりと、無意識に他人を傷つけることがあるので注意が必要な点です。

この感情に対する鈍感さが「サイコパス気味」と言われる理由の一つです。

常に冷静すぎる

ISTPの人たちは、危機的状況でも冷静さを保つ能力に長けています。プレッシャーのかかる状況でも感情に左右されずに対処できるので、仕事などでは非常に頼りになる存在です。

ただ時にはそれが原因で「感情がない」「冷酷だ」と思われてしまうことも。

周りの人からすると、「なんでそんなに平気なの?」って不思議に思う人もいるでしょう。

ISTP(巨匠)の性格が悪い、サイコパスというのは大きな誤解!

さて、ここまでISTPの人たちが「性格が悪い」「サイコパス」なんて言われてしまう理由を見てきました。でも、これらは本当に「性格が悪い」からなんでしょうか?そして、「サイコパス」なんて言葉が適切なんでしょうか?

答えは、もちろん「NO」です!

これらの特徴はあくまで「傾向」なだけであって、ISTPタイプでも人の気持ちを汲み取った上での言動ができる人もいれば、人付き合いが上手い人だっています。

そもそも、どの性格タイプでも短所はあって、その短所だけに焦点を合わせれば「性格が悪い」「頭が悪い」といったマイナスの印象はでてきます。

それにISTPは、感情表現が少なくても内心では豊かな能力を持っているし、理論的で効率的なのはむしろ長所以外の何者でもありません。

直接的なコミュニケーションは、もちろん気をつけなければいけない時はありますが、逆にそれが役にたつこともあります。逆に間接的なコミュニケーションがマイナス方向になってしまうことだってありますよね。

結局のところ、どの特徴にしてもそれが原因で性格が悪い、サイコパスだなんてことはないのでISTPの人はそんなに心配する必要はありません。

最後に付け加えておくと、「サイコパス」なんて言葉とはまったく無関係です。

サイコパスは反社会性パーソナリティ障害の一種で、共感性の欠如や衝動性、攻撃性などの特徴があります。ISTPの人たちは、むしろ論理的で冷静、そして誠実。サイコパスとはまったく異なる特徴を持っています。

ISTP(巨匠)にはこんな長所がある

さて、ここまでISTPの人たちの特徴を「誤解されがちな面」から見てきました。でも、実はISTPの人たちには、たくさんの素晴らしい長所があるんです。ここからは、そんなISTPの長所を紹介していきましょう。

問題解決能力が高い

ISTPの人たちは、論理的思考が得意。複雑な問題でも、冷静に分析して解決策を見つけ出すのが上手です。

例えば、職場でトラブルが起きたとき。周りがパニックになっている中で、ISTPの人は冷静に状況を分析し、効果的な解決策を提案することができるでしょう。

冷静で論理的思考ができる能力は、様々な場面でかなり役に立ちます。

柔軟性が高い

ISTPの人たちは、状況に応じて柔軟に対応する能力が高いです。計画通りにいかなくても、その場で最適な判断をすることができます。

また新しい技術や知識をみにつけることも得意です。

冷静沈着

危機的状況でも冷静さを保てるのが、ISTPの人たちの大きな強みです。周りがパニックになっているときこそ、冷静な判断ができるんです。

好奇心旺盛

ISTPの人たちは、新しいことにチャレンジするのが大好き。常に新しい知識や経験を求めているんです。

例えば、趣味の幅が広かったり、様々な分野の本を読んでいたり。「へえ、そんなことまで知ってるの?」って周りを驚かせることも多いでしょう。この好奇心のおかげで、話題が豊富で会話が楽しいんです。

効率的

ISTPの人たちは、無駄を省いて効率よく物事を進める能力に長けています。時間とエネルギーを最大限に活用できるんです。

性格が悪い、サイコパスと言われない為に気をつけたいこと

ISTPには多くの魅力があります。ただそうは言っても、社会生活を送る上で嫌な誤解をされるのはできるだけ避けたいですよね。

そこで、ここではISTPが性格が悪い、サイコパスと誤解されない為に気をつけたいことを紹介していきます。

  • 感情表現を意識する:無口で冷静な態度は時に誤解されやすいので、時折感情を言葉や態度で表現するよう心がけましょう。
  • 相手の気持ちを想像することを忘れない:事実だけでなく、相手がどう感じるかを常に意識するように心がけましょう。
  • 他人のペースに合わせる努力をする:自分のペースを尊重しながらも、相手にもペースがあることを忘れずに時と場合に応じて合わせることもしてみましょう。
  • 柔らかい言葉遣いを心がける:口数が少なくても言葉遣いが柔らかければそれだけで印象は変わります。
  • 相手の反応を観察する:会社中の相手の反応をよく観察して、相手の気持ちをより深く理解できるように練習しましょう。
  • 自分のことをネガティブに思わない:自分の特徴、性格をネガティブに思う必要はありません。人には長所も短所もあってしかりです。

冷静で論理的、そして効率的である頭の良いISTP。

そんな特徴を持っているのだから、「人の気持ちを読み取り合わせる」こともできないはずはありません。

まとめ

ISTP(巨匠)は、その冷静さや効率性から「性格が悪い」「サイコパス」と誤解されがちですが、実際はそんなことありません。

ISTPの人たちには、たくさんの素晴らしい特徴があります。問題解決能力が高い、実践的で器用、柔軟性がある、冷静沈着、正直で誠実、独立心が強い、好奇心旺盛、効率的、観察力が鋭い、創造性がある。実社会でも大いに役立ちます。

確かに、時として誤解を招いてしまうこともあるかもしれません。でも、それは決して「性格が悪い」からではありません。むしろ、真摯に物事に向き合い、効率的に問題を解決しようとする姿勢の表れです。

だからこそ、自分はISTPだから性格悪いなんて思う必要はありません。

とは言え、誤解されるのも嫌なので、日頃から誤解されないように、苦手なことを対処していくことも必要だということは覚えておきましょう。

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