着物の基礎知識

安っぽい振袖の特徴。高い振袖とは何が違う?安く見えないレンタル着物の見分け方、選び方

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安っぽい振袖 着物の基礎知識
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成人式や結婚式のお呼ばれなど特別な日に袖を通す振袖。中には「成人式に一度だけ振袖を着る」という人も多いのではないでしょうか。

そんな、めったに着ない振袖姿が安っぽく見えてしまうとしたら、せっかくの大切な晴れの日も台無しになってしまいますよね。

そこで今回は、高級感のある振袖と、安っぽく見えてしまう振袖とでは何が違うのか、選び方のポイント等をふまえて解説していきます。

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安っぽい振袖と高そうな振袖の違いと特徴

振袖

高級感のある振袖とそうでない振袖とでは、どのような違いがあるのでしょうか?

チェックすべきポイントは主に以下の通り。

  • 正絹orポリエステル?→正絹の方が高いが、どちらにしても生地の厚みがポイント
  • 染めorプリント→染は発色を実物でチェック。プリントは裏まで染料が通っているか
  • 手縫いorミシン→レンタルならどちらでも大きく違いはない
  • →柄というよりはプリントの種類の違いの影響が大きい。現代柄はプリントが大半
  • 装飾→高い振袖には刺繍、絞り、箔などが施されている
  • サイズ→どんなに気に入ってもサイズが合わなければだらしなくなるので注意

それぞれ詳しく見ていきましょう。

生地|正絹でもペラペラなものは安っぽく見える

日本の絹

チェックポイント

他の生地と比べて薄くないかどうか。絹かポリエステルかどうかは予算と相談

振袖に使われるのは主に絹かポリエステル。当然化学繊維であるポリエステルより、蚕から丁寧に紡いだ絹の方が値段も高くなります。

では100%絹糸で作られた「正絹」ならなんでもいいのかと言われるとそういうわけでもありません。

高級な振袖に使われる「正絹」は、絹糸を沢山使用し、ぎっしりと密度濃く織りあげられています。そのためずっしりと重いのが特徴です。加えて、肌ざわりも良く、上品な光沢があります。

それに対し、安価なものは絹糸の量が少なく、目も粗く織りあげられているため、例え正絹でもペラペラとして薄く、どうしても安っぽく見えてしまいます

また、一般的な安価なポリエステルで作られた着物地も薄くてペラペラとした風合いです。

しかし、最近では「高級ポリエステル」と呼ばれる、一見すると正絹と見分けが付かないくらい絹の風合いに似せた生地を使って作られている振袖もあります

正絹とは名ばかりのペラペラなものを着るよりは、ポリでもしっかりと重みのあるものの方が見栄えはよくなります。

ただし、あくまでもポリエステルのメリットは、手入れしやすく保管がラクな所。

振袖姿を左右するメインともいえる振袖本体なので、予算が許すのであれば正絹で生地の厚みがあるものを選んだ方が全体的な高級感はもちろんのこと、着心地もアップするのでおすすめです。

プリント|プリントの精度にも違いが出る

反物

チェックポイント

裏が白くないこと、プリントが粗くないこと

レンタルの振袖は、多くの場合「デジタルプリント」という技術を使って、柄を機械でプリントしています。たとえ友禅と表記されていても、あくまで「手描き友禅風にプリントしたもの」であるといったケースはざらです。

デジタルプリントで柄付けした振袖の生地は、昔ながらの伝統的な技法を使って染められた着物地と比べると、どうしても安っぽくなりがち。

しかしプリント技術も日々成長していますから、きちんと選べば手描きと同じとは言わずとも、安っぽいと思われないものを探すことは可能です。

プリントはプリンターの精度によって、柄がぼやけているもの、粗い物などがあるのはもちろんのこと、種類によっても品質が素人目にもわかるほど異なります。

絢爛な柄や模様は、いわば振袖のメインの部分なので、きちんとお金をかけるべきところです。以下のポイントをおさえ、プリントでも安っぽくないものを選びましょう。

顔料プリント

顔料プリントは、生地の表面のみに色を付けるプリント方法で、生地の裏側には色が付きません。布地の裏側を見ると白っぽくなっています。

顔料プリントされた生地は、繊維の表面を顔料で埋める形でプリントされるので、吸汗性や通気性が悪く、生地自体も固くゴワゴワした風合いになってしまいます。

そのため、最も「安っぽく見える」としたらこの顔料プリントのものでしょう。振袖はインクジェットがほとんどなので、顔料プリントはあまり見かけません。

転写プリント

転写プリントは、あらかじめ専用の紙にプリントされたインクを熱で気化させ、生地に色を映す方法です。

ポリエステルの生地だけに使う事ができるプリント方法で、熱で色を写すというプリントの性質上、アイロンなどをかけた場合に、あて布などに色移りする事があります。

染料プリント

染料プリントは、インクジェットプリンタで、生地にダイレクトにインクを吹きかける方法です。

プリント技術の中では染の着物に一番近づけることができます

職人が手描き、手作業で作った振袖にはさすがに及びませんが、今はこのインクジェットプリントがレンタル振袖の中で主流です。

染料プリントの良し悪しは、「発色」と「着物地の裏側」で判断しましょう。

ひとくちにインクジェットと言っても機械によって精度が異なり、薄い生地にしかプリントできないためどうしてもぺらぺらなものや、細かな柄が表現できずぼけてしまっているもの、色が悪いものなども中にはあります。

カタログやサイトの写真だけではなく、実物を見てたしかめるのがおすすめです。

さらに、質の悪いインクジェットだと裏側が白いままだったり、色がついていても表より薄くすすけたようになってしまっていたりします。仕立てられた状態だと裏地がついているため分かりにくいですが、そういったものは表地も色がはっきり表現できていないことが多いです。

最近は裏側にもプリントを施しているものや、裏まで色が通る発色のいいインクジェットもあるので、表側のデザインだけに気を取られずチェックしましょう。

染め・発色|染の回数によって奥行きが異なる

機織り

チェックポイント

手描き手染めと銘打たれていても、かならず実物で発色を確認すること

昔からある染の技術には、手書き友禅、型染め友禅などがあり、どちらも手作業で一枚一枚手間暇を掛けて仕上げられていきます。

特に、手描き友禅などは、地染めをした後、一色ずつ作り込んだ染料を使って柄を手描きします。同じ模様を濃淡で表現したり、また違う色を塗り重ねてグラデーションを表現したりすることで出てくる深みは奥行きは特別です。

また型染は、模様や色ごとにくり抜かれた型紙を使って、一色ずつ何回も色を乗せていきます。大量生産が可能なので手描きの着物ほど高価ではありませんが、使う色の分染めを繰り返す事になり、やはりその手間は膨大です。

こうして、染め上がるまでの染めの回数や技術、出来上がるまでに費やされた時間や、染料の質によって着物全体の高級感に差が出てきます。

ただし染めの回数が少ないと、どこかぼやけた印象となってしまうことも。プリントではない、染めの振袖と銘打たれているはずなのになぜか安っぽく見える、というのはこういった絡繰りなので、きちんと実物を確認してみるのがおすすめです。

縫い方|ミシンか手縫いかで縫い目に差が出る

リメイク

チェックポイント

レンタルであればこだわらなくてもOK。購入するなら手縫いがおすすめ

手縫いの振袖の場合、各部分で使用する糸は全て繋がった一本の縫い糸です。更に、布に対して針を斜めに入れているので、布への負担が少なくなっています。

縫い目にわざとゆるみを持たせることで遊びを作ることで、負荷を逃し生地が裂ける前に糸が切れるように絶妙な工夫が施されています。生地になるべくダメージを与えないように縫われているので、仕立て直しが可能です。

それに対し、布に直角に針が入って縫われているのがミシン縫いの特徴です。上糸、下糸の2本の糸を使い、大きい針で絡ませるように縫うので、縫い目の強度は上がります。

しかし、針が布地を貫通してしまうので、縫い目が表面に残ってしまい、仕立て直しが出来ないというデメリットがあります

ひと針ひと針丁寧に手縫いで作られる振袖への思いと、「仕立て直して代々受け継いでいきたい」という気持ちの現れが、着物の重厚感や高級感に繋がってくるのです。

レンタルであれば、ミシン縫いでもさほど問題はありません。ほつれなどがないかは最低限チェックしておくといいでしょう。

購入の場合、その振袖を長く着るつもりがあるのなら、手縫いの方をおすすめします。

柄|安っぽい柄が決まっているわけではない

京友禅

柄に関しては「安っぽい柄はコレ」というものが決まっている訳ではありません。例えば、同じ古典柄でも、プリントと手描きや型染では仕上がりが全く違ってきます

絞りの施された振袖は今も根強い人気を誇っていますが、これがプリントされた「絞り風の柄」になると、絞り特有の凹凸が全くなくなり安っぽく見える、といった具合ですね。

それでもあえて柄という基準で高いか安いかを判断するなら、ハート柄や太いストライプなどの今風の現代柄よりも、牡丹や松竹梅などの昔からある伝統柄の方が高級感を演出できるでしょう。

もちろん、柄の好みは人それぞれなので、一概には言えませんが、柄が正統派から遠ざかってしまうと安っぽく見えがちになってしまうかもしれません。

もし振袖の購入を考えているなら、現代柄より古典柄にしておくと、その後20代後半くらいまで長く着られる上、袖を切って訪問着としても活用できるため汎用性があります。

装飾|高い振袖には、刺繍や絞りなどの細かな細工が施されている

手描き友禅

高い振袖には、刺繍や金箔、絞りなどの細工が施されているものがあります。これらの装飾があると着物としての個性や深みが格段に違って見えると言っていいでしょう。

しかし絞りや刺繍は基本的に手作業で行うため、値段が跳ね上がります。

予算との相談にはなりますが、プリントの振袖の中にも外国で装飾した日本製より安いものもあるため、安っぽく見せたくないけど本物は手が出ないという人はそういった振袖も検討してみるといいでしょう。

サイズ|身体に合ったものでないとせっかくの着物を生かせない

振袖04

せっかく振袖が上質なものでも、そもそもサイズに合ってない着物を選んだのでは、その良さを生かせません。

自分の体よりも大きなサイズの着物の場合は、余分な部分にタックをとって着る事で問題なく仕上がりますが、袖丈があまりにも長いと重たい印象になってしまう上、歩くときに袖を踏んでしまうこともあるかもしれません。

小さいサイズの着物の場合には、さらに注意が必要です。

着物自体の丈が短いと、おはしょり(帯の下から出る着物の身頃部分)が作れず、着崩れしやすくなります。また、裄丈(首の付け根から手首までの長さ)が短すぎるのはみっともなく見えてしまいまう原因です。

更に、上前(着物を着た時に上になる身頃)と下前(着物を着た時に下になる身頃)の重なり部分が少ないと、座った時や、階段を登る時などにはだけてしまったり、着崩れの原因にもなってしまいます。

振袖自体の質に気を配る事もとても大切ですが、自分のサイズに合った振袖を選ぶことも着姿を綺麗にするためには非常に大切なポイントです。

着方|奇抜な着方や、着崩れは良い振袖も安っぽく見えてしまう原因に

もともと振袖は、独身の女性が着るもので、衣紋を抜き過ぎず、衿合わせも詰まり気味に着る事で、若々しさを演出します。

「色っぽく振袖を着たいので少し着崩したい」そんな理由で、衣紋を抜き過ぎたり、衿合わせを深めにしてしまうと、だらしなく見えたり、老けた印象になってしまいます。

振袖には、振袖らしい定番の着方があり、若々しさを演出する先人の知恵が受け継がれていることを頭の中に入れておきましょう。

小物|着物はよくても帯周りや半襟、ショールなどが原因で安っぽく見えることも

半襟

振袖の質には申し分なくても、帯周りや半衿、ショールなどの小物使いで、全体的な印象が安っぽくなってしまうこともあるので、注意しましょう。

全通

まず振袖の帯は、当然ですが袋帯を使います。袋帯にもいくつか種類があり、以下の様に柄の入り方に違いがあるので、覚えておくと便利です。

  • 全通柄:全体に柄の入っている帯で、どんな結び方をしても柄が表面に出る帯
  • 六通柄:胴に巻く一巻目にだけ柄が入っておらず、たれや手先に長めに柄が入っている帯
  • お太鼓柄:胴体部分、たれの部分、手先に模様が出るお太鼓に適した帯

全通柄は全体に柄が入っている分、価格も高めです。六通柄は一巻目だけに柄がないので、無地の部分は表面には出ず、振袖の多様な帯結びにも対応でき、価格も全通柄よりも比較的安価になっています。

お太鼓柄の場合は、振袖用の帯結びをすると模様が無い部分が出てしまう事があるので、振袖に合わせる帯は、全通か六通の袋帯を選びましょう

帯は着物よりさらに安っぽさがわかりやすく、また結びやすさにも影響するので、ポリエステルではなく多少お金がかかってもきちんとした帯を用意することをおすすめします

帯締め・帯揚げ

帯締めはいろいろ種類がありますが、振袖に合わせる帯締めは1.6cm以上の太い平組(平べったい帯締め)や、丸組(丸い帯締め)を選び、更に金糸や銀糸の入ったものを選ぶと全体的な印象が華やかになります。

最近ではパールをあしらったものや、つまみ細工を施したものなどかわいらしい帯締めも多いです。ただしパールの中にはイミテーション感が強くかえって安っぽく見えてしまうものもあるため注意しましょう。

また帯揚げは、総絞りが多く合わせられます。凹凸のある総絞りの帯揚げなら帯周りをボリューミーに飾り、華やかさをグンとアップさせることが可能です。

蛍光や現代柄など、昔にはなかったような帯揚げを安っぽいと捉える人もいますが、このあたりは個人の好みの範疇でしょう。

半衿、伊達衿(重ね衿)

半衿は、豪華な刺繍が施された「刺繍衿」を合わせると華やかさや、高級感がアップします。絞りの半衿なども高級感を演出することができるアイテムです。

伊達衿に関しても最近ではグラデーションなどのカラフルなもの、ラメ、現代柄、レースやパールが付いたものなど多種多様。

ただしこちらも帯締めと同じく、レースやパールの細工が粗いとかえって全体を安っぽく見せてしまうこともあります。

写真だけではなく実物を確認した方がいいでしょう。

ショール

成人式などで、よく見かけるショールですが、このショール選びも全体的な高級感を保つためには重要です。

安価で手に入る人工的なファーはどうしても安っぽく見えてしまします。振袖や帯などに気を遣っても、ファーの質で全体的な印象を安っぽくしてしまう場合もあります。

天然のファーには、主に水鳥、ラビット、フォックス等があり、特に水鳥のファーは、5,000~10,000円と値段もお得です。ラビットのファーは、25,000~50,000円、フォックスのファーになると60,000円以上するものもあります。

値段が上がると高級感が増すのはもちろんですが、水鳥のファーであれば、フワフワと肌触りも良く、人工的なファー(フェイクファー)と同じくらいの値段で手に入るのでおすすめです。

小物選びは「正統派が高級感を生み出す」事を頭に入れておくと間違いがありません。

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レンタルで安っぽくない振袖や着物を選ぶにはどうしたらいい?

電卓

レンタルで振袖を選ぶ場合に、安っぽいイメージにならないためには、どのような所に気を付ければよいのでしょうか?

実物を確かめる

スマホ使う人

写真で見るのと、実際に実物を手に取って見たものでは、質感や色合いに大きな差があります。まずは現地まで足を運んで、しっかりと実物を確かめましょう。

写真は色味を調節しているので、発色を確認するのは必須

写真と実際の実物は色味が全く違うといっても過言ではありません。写真は見栄えがするように色味を調節してある場合があるからです。

大切な節目に着る特別な振袖です。当日になって「イメージした色味と違った」とガッカリする事の無いように、事前に必ず実物を確認しておきましょう。

生地の厚みは重要なポイント。正絹という言葉に騙されない

生地の厚みも、実際に手に取って確かめて見ないとわかりません。前述した通り、同じ正絹でも、使っている糸の量で高級感に大きな違いが出るからです。

ペラペラで安っぽい振袖を選ばないためにも、実際に振袖を手に取り、しっかりと重みのあるものを選びましょう。

実際に着用してみて色柄と肌色との相性を確認する

振袖を実際に肌に合わせてみて、相性を確認することも全体的な印象を統一するためには大切です。自分の好みの色が必ずしも自分に合うとは限らない事を頭に入れておきましょう。

あくまでも参考程度ですが、肌の色味別のおすすめの色は以下の通りです。

  • 色白の肌:ピンク、水色、薄紫などのやらわかいパステルカラー
  • 明るめの健康的な肌:黄色、オレンジ、黄緑、赤などのはっきりとした明るい色合い
  • オークル系の肌:茶色、からし色、深緑などの深みのある濃い色合い

また、気に入った振袖なのに、どうしても肌に合わないという場合は、半衿や重ね衿に上記の色を取り入れてみる事で、全体的にしっくりくる場合もあるので、色々と工夫してみましょう。

さらに小柄な場合は細かい柄、高身長の場合は大胆な柄が映えるなど柄行も大きく影響します。

困った時は、レンタルショップの経験豊富な店員さんに相談すると、的確にアドバイスしてもえます。

ただし、稀に似合う似合わないではなく、なるべく高い振袖を選んでもらおうとする場合もあるので、お店選びは慎重に。

自分に合ったレンタルショップを数件の中から選ぶ

悩む人

これと決めた一件のショップで選ぶより、複数のショップを見て回った方が、当然お気に入りの振袖を見つけられる確率は高くなります。

それでは自分に合ったレンタルショップは一体どうやって選べばいいのでしょうか?

振袖の種類が多い

何といっても振袖の種類が多いレンタルショップがおすすめです。振袖の種類が多いという事は、それだけ自分の好みの柄、色に出会える可能性が高くなります。

種類の多さで定評のあるレンタルショップを早めに訪問し、自分に合った一枚を見付けましょう。

小物や帯のコーディネートが適切

選んだ振袖に合わせる小物や帯のコーディネートが適切かどうかも、レンタルショップ選びの大切なポイントです。

レンタルショップに行くと、選んだ振袖に合わせて小物のコーディネートの提案もしてくれます。この時のアドバイスが適切かどうかも見極めて、当日のレンタルショップを決めましょう。

一般的に、小物や帯は着物地の色に使われているものを選びコーディネートします。

小物選び次第では振袖が高価でも、全体の質を落としてしまうことがあるので、前述した安っぽくならない小物選びのポイントを参考に、適切なコーディネートが行われているかどうかをチェックしましょう。

着付けやヘアセットが丁寧で上手

いくら高級感のある振袖のセットでも、上手に着付けを行わなくては全てが台無しになってしまいます。

同じ着物でも、補正の方法、衿の合わせ加減や浮き、衣紋の抜き方、全体的にゆるみやシワのない着付け方など、着付け師の腕が綺麗な仕上がりや、着崩れのしにくさに直結します。

着付けの腕に間違いがないかどうかをチェックするのは、振袖選びと同じくらい大切なポイントです。

また、レンタルショップでヘアセットなどのサービスが付いている時には、その腕もチェックしておきましょう。

口コミがいい

上記の「種類」や、「コーディネート」、「着付けやヘアメイクの腕」などは実際にそのレンタルショップを使ってみた人の口コミを見るのが一番です。

振袖選びから着付け、アフターフォローに至る一連の流れに対し利用者の満足度が高いレンタルショップを選ぶと失敗がありません。

いくつかのレンタルショップの口コミを見比べて、口コミのよい所を選びましょう。

時間に余裕を持つ

女性とノート

レンタルの振袖は、種類も豊富で様々な色やサイズが取り揃えられています。しかし、成人式などの場合は、早い段階から利用者が人気で質のいいものを選んでいくもの。

いくら取り揃えのいいレンタルショップでも式の一カ月前などでは当然めぼしい振袖は全て先約がいるでしょう。

そのため「少し早いかな?」と思うくらいの時期から探し始めると良いでしょう。最近では2年半前、高校三年生あたりの時期にはすでに準備を始める人が多いです。

人より早めに動き始めることで、選択肢の幅が広がり気に入ったもの、似合うもの、かつ高級感のあるものが見つかりやすくなります。

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まとめ

振袖はお金をかけようと思えばいくらでもかけられてしまうほど、基本的には高価なものです。

いくらレンタルが安いとはいえ、それでも数十万という費用が掛かります。

どうせお金をかけるなら、予算の中で安っぽく見えないものを選びたいですよね。

もちろん柄が気に入ったものがあればそれでもいいのですが、柄行以外にもチェックすべきポイントはたくさんあります。

振袖に手を通す特別な日を笑顔で終える事が出来るように、大切な振袖だからこそ丁寧に、小物選びなど細部に納得の行くまでとことんこだわり、予算と相談しながら素敵な一枚を選びましょう。

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