同棲を長く続けていると、小さなことの積み重ねで不満が溜まってしまい、いつしか「別れたい」と思ってしまうことも。
私も現在、彼氏と同棲2年目。楽しいこともある反面「一人で暮らしたい」「この人と未来はあるのか」など悩むことも多いです。
本記事では、同棲カップルが別れてしまう理由やスムーズに別れるための流れ、同棲中の相手と別れたいと思ったときに確認したいことを紹介します。
【別れたい!】同棲中のカップルが別れてしまう理由・原因とは
同棲中のカップルが、別れたいと思ってしまう理由は、以下の通りです。
【同棲中、別れたくなる理由】
- 生活リズムや習慣、価値観が違い過ぎる
- 家事分担に偏りがある・家事に協力してくれない
- 結婚が考えられなくなった
- 気持ちが冷めてしまった
それぞれの項目について、詳しく紹介します。
生活リズムや習慣、価値観が違い過ぎる
〇時に起きるとか、〇時に寝るとか、〇時にはご飯とか、人それぞれ、気持ちよく過ごせる生活リズムがあります。
たとえば、自分はもう寝るのに、彼氏がYouTubeを見ながら、ゲラゲラ笑っているとなんか腹立つ(気になって寝れない)。
他にも、彼女は「シフト制で夜勤アリ」、彼氏は「固定制で土日休み」という組み合わせだと、1か月のうちに一緒に過ごす時間がほんのわずかだったり。
家事の分担がうまくいかなくて意見がすれ違ったり、「一緒に住んでいる意味あるの」と疑問を感じてしまうことがあるでしょう。
家事分担に偏りがある・家事に協力してくれない
家事分担が上手くできていないと、どちらか一方の負担が大きくなってしまいます。
たとえば、洗濯や食事の準備。自分のものだけならまだしも、相手の分ともなると、負担は2倍です。
「洗濯」とひとまとめにしても、行程は「洗濯機に入れる」「洗濯物を干す」「洗濯物をたたむ」と最低でも3つはありますからね。
掃除にしても「気になる人が損する」といった感じで、家事の分担なども完全に平等にするのは難しい。
相手が全然家事に協力してくれないと「別れたい」と思ってしまうのも仕方ないです。
結婚が考えられなくなった
同棲をしてしまうと、以前よりも相手の嫌な部分が見えてきます。
一緒に生活をしている中で「この人との結婚はあり得ないな」と思ってしまったら、一緒にいること自体に価値を感じなくなってしまうのです(もはや苦痛すら感じる)。
同棲しているとはいえ、まだ結婚をしているわけではないから、人生計画を立て直すなら早い方が良い。
まだ「結婚」という縛りがないので「同棲解消」「別れ」を決断してしまう人も多いでしょう。
気持ちが冷めてしまった
上記の通り、同棲していろんな一面を見たり、関係性が慣れ合いになってしまうと、相手への気持ちが冷めてしまうことも・・・。
気持ちが冷めているのに、一緒に暮らすって大変、家事もあるし。
長く一緒にいると「情が移る」と言いますから、情が移る前に同棲解消したいところですね。
ただ、既に情が移ってしまって「別れたいけど一緒にいる」という同棲カップルも多いのではないでしょうか。
ちなみに、「情」っていうのは、気持ちが冷めていても、相手の存在が特別に感じて、簡単に別れたりすることができない感情のことです(未練など)。
同棲のストレスは男も女も同じ。同棲ストレス8つとストレス解消法。
同棲中の彼氏・彼女とスムーズに別れる方法や必要なステップ
同棲中の彼氏・彼女とスムーズに別れる方法や必要なステップは、以下の通りです。
【同棲中の彼氏・彼女と別れるまでのステップ】
- 新生活にかかる生活費を貯めておく
- 自分名義のものと相手名義にものを確認
- 同棲中に断捨離、家の掃除をしておく
- 家の借主が彼氏(彼女)なら、新居を確保しておく
- 別れる理由を説明できるように気持ちを整理しておく
- 1か月前には相手に伝える(別れ話をする)
- 2人で購入した家具や家電、どちらが持っていくか話し合う
- ペットを飼っている場合、どちらが飼うのか
- 情があると、かなり落ち込むので、気分転換の予定を入れまくる
以下、相手が「彼氏」の場合で詳しく説明します。
「相手」や「彼氏・彼女」と表記すると、なんか微妙なので(読む人によっては「彼氏」を彼女にしてください)。
ステップ1|新生活にかかる生活費を貯めておく
今住んでいる家が彼氏の名義なら、自分が出ていく方なので、引っ越し費用や新生活の家電や家具を購入する費用が必要になります。
また、家賃を割り勘しているとしたら、別れた後、家賃も倍になることを考えると、日ごろよりも余分に貯金しておいた方が良いでしょう。
「同棲解消したけど、お金がない・・・」そんなことになる前に、コツコツお金を貯めるしかありません(実家に戻れるならいいけど)。
ステップ2|自分名義のものと相手名義にものを確認
上記でも触れた通り、彼氏名義のものと自分名義のものを、一通り確認しましょう。
たとえば、自宅の借主、水道、ガス、電気などの契約者と保証人(自分の親が保証人になっていないかどうか等)。
名義変更は面倒ですが、別れるのであれば、後々トラブルにならないためにも、まずは確認。
話し合いをするときに、段取りがスムーズになります。
ステップ3|同棲中に断捨離、家の掃除をしておく
特に、自分が出ていく方なら、別れ話をしたあと荷物をパッとまとめやすいように、不要なものを断捨離しておきましょう。
別れ話をしたあとは、一緒にいるのが気まずいですからね。早く出れる準備をするに越したことはない。
まだ別れ話をしていないのに、ダンボールに荷物を詰め出すと、彼氏も「えっどした?」となるので、あくまでも自然に「片付けに芽生えた」という雰囲気で掃除しはじめた方が良いかも。
ステップ4|家の借主が彼氏(彼女)なら、新居を確保しておく
引っ越し先を決めたり、引っ越しの手続きをするときは、最低でも1か月は必要です。
とくに春先などの引っ越しシーズンだと、仲介業者の予約もとれないこともあります。
一旦、実家に戻る・短期間だけ友人の家に泊めてもらうという手もあるけど、それが無理そうなら早めに動き出した方が良いです。
ステップ5|別れる理由を説明できるように気持ちを整理しておく
「別れよう」「分かった」と簡潔に終われるなら良いけど、別れ話が難航する場合もあります。
同棲ともなると、面倒な手続きや話し合いの必要になるので、応じてもらえなケースも珍しくありません。
別れる理由をしっかり説明できるように、自分の気持ちを整理しておきましょう(冷静に)。
自分が彼氏に対して不満があったのか、どうして欲しいのか、しっかり伝えて話し合うことで、また関係が修復できることもあるし。
修復できないとしても、お互い不完全燃焼にならないために、納得のいく話し合いができる準備をしましょう。
【彼氏への不満・イライラあるある20選】喧嘩にならない上手な不満の伝え方とは?
ステップ6|同棲解消したい日の1か月前には相手に伝える(別れ話をする)
同棲中の彼氏に別れ話をするタイミングは、かなり重要です。
最適なのが「1か月」。
2か月前だと早すぎて、一緒に住む2か月間「地獄」だし、1週間前だと「急に言われても困る」などトラブルになる可能性があります。
それでも、彼氏が出ていく側だけど「お金がない」とか言われる場合もあるので、彼氏の財布事情を気にしてあげる余裕があるなら、もう少し事前に伝えてあげた方が良いかも。
もし、ズルズルと居座られるようだったら、困りますけどね。
ステップ7|2人で購入した家具や家電、どちらが持っていくか話し合う
同棲が長いと、家電や家具を2人でお金を出し合って購入することもあるでしょう。
同棲するまでに、どちらかが所有していたものなら、もともと所有していた人のものになるのが普通です。
できれば、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの生活家電は、お金がかかるので、自分が持っていきたいところ(あとはベッド)。
これは、お互いのが納得いくまで話し合う必要があるから、長期戦を覚悟しておいた方が良いかも。
ステップ8|ペットを飼っている場合、どちらが飼うのか
もし、ペットを飼っている場合は、どちらが引き取るのかも、話し合う必要があります。
「2人で暮らしているから、ペットを飼えた」というケースもあるでしょうから「ペットがいるから、同棲解消できない」という人も多いかも。
どちらも「引き取りたい」ならまだマシですが「どちらも引き取れない」場合が問題です。
どうしても引き取り手がいない場合は、保健所に連れていくしかありませんが・・・(本来なら飼うべきではない)。
ステップ9|情があると、かなり落ち込むので、気分転換の予定を入れまくる
もう気持ちが冷めてしまっていても、長く一緒に生活していると、家族のような特別な存在になっていることも。
無事に同棲が解消できても、情があると落ち込みますから、気分転換が大事。
個人的には「悲しみとじっくり向き合う」のも悪くないと思いますが。
それが苦手な人は友人と旅行の予定を立てたり、アウトドアなどの趣味の計画を立てたり、転職したり、引っ越しするのが良いかもしれません。
同棲中の彼氏・彼女と別れたいと思ったときに確認したいこと
同棲中「うまくいかない」と感じるとき、相手ではなく、自分に問題があることも多いです。
もし、まだ相手に気持ちがあるなら、同棲解消する前に確認しておきたい項目が以下の通り。
- 人と暮らすのは大変、辛くなる原因は自分にあるのか、相手にあるのか
- 自分は今、冷静な判断ができる状態なのかどうか
- 同棲を解消するのは「別れたい」のか「距離を置きたい」のか
以下、それぞれの項目について、詳しく説明します。
人と暮らすのは大変、辛くなる原因は自分にあるのか、相手にあるのか
気心知れた家族と一緒に暮らしていても、喧嘩したり、嫌悪感を抱くのですから、他人と暮らすとなると、衝突があるのは当然。
おそらく、長年一緒に住んでいる夫婦もお互いが何かを妥協したり、話し合いを重ねながら納得するルールを決めたり、試行錯誤して一緒にいるはず。
他人と一緒に暮らす以上、全て自分の思い通りになることはありません。
もし、自分の中に問題があるとしたら、相手に気持ちがあるうちに、向き合った方が良いでしょう(そこで向き合わなくても、いずれまた向き合わなくちゃいけないし)。
自分は今、冷静な判断ができる状態なのかどうか
仕事が忙しくて疲れていたり、倦怠期などの関係で2人の関係が上手くいかない時期だったりすると「もう別れる!」「同棲やめる!」という決断をしがち。
でも、自分がそれを冷静に判断できる状態かどうか、本当に自分が後悔しないかどうか、見極めるのが大事です。
「同棲する」と言うのは簡単だけど、上記で説明した通り、同棲解消となると、かなり体力消耗します。
もし、家賃や生活費を割り勘しているとしたら、同棲しているだけでも、生活にかかる費用面の負担は半分になっているのだから、それも踏まえながら冷静な判断をしたいところです。
同棲を解消するのは「別れたい」のか「距離を置きたい」のか
確かに、年齢的なものや、「結婚のお試しとして同棲した」などの同棲する理由によっては「同棲解消=別れ」になることもあるかもしれませんが。
必ずしも、「同棲解消=別れ」とは限らないのです。
同棲していると、相手の良い面が見えなくなることがあります(特に自分に余裕がないとき)。
一度、同棲解消して、距離をとることで、また仲良く過ごせる可能性も。
「まだ同棲が早かったのかも」というように、2人の関係性を見つめ直すのも一つの手かもしれません。
【まとめ】自分が幸せになれる、悔いが残らない選択をしよう
誰かと一緒に住むということは、大変なことばかり。
「一人で暮らしていた方がよっぽど気がラクだ」というは当然ですからね。
相手に対して気持ちが冷めてしまったのであれば、同棲解消・別れても後悔ない可能性が高いです。
しかし「一緒に暮らすことが負担」に思っているだけなら、一度、同棲解消して距離を置くという手もあります(相手が許してくれるなら)。
自分にとって悔いの残らない決断ができるように、じっくり考えてから判断しましょう。