かわいいアクセサリーは身に着けるだけで気分が上がりますよね。
中でも耳に付けるピアスやイヤリングは、デザインも豊富で好きな人も多いでしょう。
しかし「ピアスは耳に穴を開けないといけないから怖い」、「イヤリングは耳が痛くなるから苦手」など人によって意見はさまざま。
今回はピアスにしようかイヤリングにしようか悩んでいる人向けに、ピアスとイヤリングの違いや、ピアスをイヤリングに、イヤリングをピアスにする方法を紹介します。
ピアスとイヤリングの違いって?
ピアスとイヤリングは同じ「耳に付けるアクセサリー」ですが、最近は「ノンホールピアス」などもあり、何が違うのかわかりにくいですよね。
まずはピアスとイヤリングの違いについて見ていきましょう。
ピアスホールが必要なのが「ピアス」
ピアスとイヤリングの違いは、耳に穴(ピアスホール)を開けるかどうかが最もわかりやすいでしょう。
耳たぶや軟骨に「ピアッサー」や「ニードル」などで穴を開けて、そこにフックなどを通して装着するのが一般的です。
一番多いのは耳に付けるタイプですが、鼻や舌、唇、へそなどいろいろなところにつけることもあります。
耳用の代表的なピアスの種類 | |
種類 | 特徴 |
スタッドピアス キャッチ式ピアス | 耳に通す部分がまっすぐで、 留め具(キャッチ)のあるピアス。 たまにキャッチを無くすのが玉に瑕。 |
フックピアス | 耳に通す部分がフック状になったピアス。 動くたびに揺れる長さのあるデザインに多い。 |
フープピアス リングピアス | 輪っか状になったピアス。 キャッチをなくす心配が無い。 |
チェーンピアス | 穴にチェーンを通すタイプのピアス。 長さを好みで変えられる。 |
ちなみに名刺の「ピアス」は和製英語。英語でピアスは「Earrings」と言い、「pierce」は穴を開けるという動詞でしか使うことはありません。
海外旅行に行ったときに、「このピアスください」と言っても通じないので気を付けましょう。
穴が無くてもつけられるのは総じて「イヤリング」
ピアスホールが必要なピアスに対し、イヤリングは耳たぶに挟んで装着するため、穴を開ける必要はありません。
「イヤリング」というくらいなので、こちらは基本的に耳に付けるものを指します。
代表的なイヤリングの種類 | |
種類 | 特徴 |
ねじ式 | 後ろがねじになっているタイプ。 締め付け具合をねじで調整することができる。 |
クリップ式 | 耳たぶをぱちんと挟むタイプ。 落ちにくいが、耳の厚さの相性が悪いと 耳が痛くなりやすい。 |
ねじばね式 | ねじ式とクリップ式の機能を兼ねそろえた ハイブリッド。落ちにくいがデザインによっては 留め具の存在感がありすぎることも。 |
フープ式 | 一見フープピアスに見えるタイプ。 上3つに比べると少し落としやすい。 |
パイプ式 | 輪っか状の金具をスライドして耳を挟むタイプ。 耳たぶが分厚いと入らないことがある。 上3つに比べると落としやすい。 |
マグネット式 | 磁力で耳を挟むタイプ。 磁力の強さによって、落ちやすかったり 耳が痛くなりやすかったりする。 |
ノンホール式 | 下から挟むだけなので一見ピアスに見えるタイプ。 イヤリング特有のごつい留め具はないため 華奢なデザインも可能。ただし落ちやすい。 |
オーソドックスなのはねじばね式。一番調整しやすい上、落としにくいためよく見かけます。
ただしねじばね式やねじ式、クリップ式は留め具が大きく目立つため、デザインが限られるのが難点。
ストーンが1つついたようなシンプルなものだと、留め具のほうが目立ってしまうことも。
そういった場合はノンホール式(ノンホールピアス)を選んでおくのが無難ですね。
ちなみに少し種類は違いますが、同じく穴を開けない耳飾りに「イヤーカフ」があります。
耳たぶ以外にも付けられる上、ちょっと人とは違うデザインを楽しめるのでおすすめです。
ピアスとイヤリングのメリット・デメリット
実際にピアス、イヤリング両方を使ってみて感じるそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。
ピアスのメリット・デメリット
ますはピアスのメリットデメリットです。
・種類がたくさんある
・落としにくい
・イヤリングより安い
・ホールの手入れが大変
・ホールを開けるときに痛みがある
・金属アレルギーになりやすい
・左右対称にならないことがある
当然のことながら、ピアスホールを開ける作業は、イヤリングにはないデメリット。
しかもただ開けただけではダメで、しばらくは「ファーストピアス」を外すことができず、そのうえ手入れをしたりと何かと手間がかかります。
きちんと適切な処置をすれば痛み自体はさほどでもありませんが、中には消毒しなかったために化膿してしまったという人も。
消毒方法も、以前までは消毒液を使うのが主流でしたが、そうすると炎症やかさぶたになってしまうことがあるため、今ではシャワーなどで洗い流すのが一般的。
不安がある場合は、皮膚科やピアススタジオなどで開けてもらうのがいいでしょう。
しかし穴が安定した後はらくちん。デザインもイヤリングより豊富で、おしゃれを楽しめます。
イヤリングのメリット・デメリット
続いてイヤリングのメリットとデメリットです。
・ホールが無いので手軽
・装着や移動が簡単
・シェアできる
・ピアスより種類が少ない
・ピアスより高いことがある
・落としやすい
・耳たぶが痛くなる
穴を開けるのが怖い、という人でも手軽に楽しめるのがイヤリングのいいところ。
ただし、留め具が複雑な分、同じデザインでもピアスより値段が高くなってしまったり、デザインのバリエーションも少なめであることは確かです。(最近少し増えてきましたけどね)
さらに、ホールに通すピアスよりも、挟み込むイヤリングは耳から取れて落としやすいのも難点。
落とさないようにねじを強めると、今度は耳が痛くなってしまうので調整には気を使いましょう。
ピアスをイヤリングにする、イヤリングをピアスにすることはできる?
お店で見つけたピアスをイヤリングで欲しい、今までつけてたイヤリングをピアスにしたいなど、同じ耳に付けるアクセサリーでも形を変えたいことってありますよね。
イヤリング、ピアスの変換方法について紹介します。
ピアスホールが開いていてもイヤリングは付けられる
ピアスホールのない人はピアスをつけることはできませんが、イヤリングはホールの有無にかかわらず付けることができます。
ただしホールを開けたての人は要注意。穴が安定しないうちだと痛むことがあるので気を付けましょう。
お店で頼むとパーツを変えられる
これからお店で購入する、という場合は購入時にお店に頼むとピアスをイヤリングに変えてもらうことができます。
プチプラのアクセサリーだと、たいてい無料で行ってもらえるケースが多いです。
イヤリング→ピアスもできますが、そもそもピアスのほうが種類が豊富なのであまり利用する機会は多くないでしょう。
また、すでに持っているものを付け替えたいという場合には、ジュエリーリフォームの専門店に頼む方法もあります。
プラチナなどの高い台座であれば8,000円ほどかかることもありますが、一般的な付け替えなら1,000円~2000円程度で可能です。
パーツ(コンバーター)を購入し自分で付け替えることも可能
最近では自分でパーツを付け替える人も増えています。
ピアスをイヤリングにするには「イヤリングコンバーター」という金具さえあればOK。
コンバーターの下の穴にピアスを通すので、つけた際の雰囲気は多少変わってしまますが、スタッドタイプ、フープタイプ、フックタイプであればたいてい付け替えることができます。
ただし、チェーンタイプはコンバーターの穴に通らないことが多いため難しいでしょう。
ちなみにこのコンバーターは100均などでも手に入ります。便利な世の中ですね。
一方、イヤリング→ピアスは少し難しく、留め具についたワカンをやっとこなどで一度外さなくてはいけません。
お気に入りのイヤリングであれば壊してしまわないように、お店でやってもらった方がいいでしょう。
耳に合わせてピアスやイヤリングでおしゃれを楽しもう
ピアスはイヤリングに比べてデザインのバリエーションが豊富。
ただし多少とはいえ穴を開ける際に痛いのは事実ですし、安定するまで手入れをする手間もかかります。
最近ではイヤリングも種類を増やし、ノンホールピアスなど以前まではなかった華奢なデザインも増えてきました。
どちらがいいかはあなた次第。
自分の耳の形や皮膚への負担なども考えながら、おしゃれを楽しみたいですね。