パーソナルジムは、自分に1対1でプロのトレーナーがついてくれて、運動や食事についてアドバイスを受けるなどのサポートがうけられるのが特徴です。
メニューの内容は人それぞれですが、大体2～3か月の契約で、有酸素運動をしたり、筋トレをしたり、食事では炭水化物を抜いたり、1日の摂取カロリーをトレーナーに報告したり（ジムによる）。
内容がけっこうしんどいのに、結果がでないとツライですよね。
しかし、実際に効果があると感じる人もいれば、効果がでないと感じる人がいるのは事実。
本記事では、パーソナルジムを利用しても効果がでない人の特徴などについて紹介します。
パーソナルジムを利用しても、効果がでない人の特徴とは？
パーソナルジムを利用したのに効果が感じられなかった人の特徴は、以下の通りです。
【パーソナルジムに効果を感じなかった人の特徴】
- 家事・育児・仕事で定期的に通うことができない
- 運動量や食事に問題がある
- アドバイスを聞いても実践していない
- 理想が高すぎる
- トレーナーとの相性が悪い
- 体重だけで効果を判断している
- ストレスを感じている
以下、それぞれの項目について詳しく説明します。
家事・育児・仕事で定期的に通うことができない
パーソナルジムのトレーニングは、大体2か月で合計16回（月8回）、週2回トレーニングに通うというプランが一般的。
まず、この「週2回」が、意外と大変なんですよね。
たとえば、家事や育児をしている人なら、毎回同じ曜日と時間に行くのは勿論、そもそも週2回の時間を確保するのも難しいことも多いし、仕事をしているビジネスパーソンとなると、仕事終わりにジムに良くのが体力的にしんどい。
休日は休日で予定が入っていたり、体を休めるために、ジムに行くことができなかったりします。
意外と2か月間、定期的に通うというのが難しいので、計画した通りにメニューを実行するのが困難。
目標を達成するため、トレーナーと最初に運動のメニューを決めますが、それはあくまでも「週に2回」定期的に通うことができて、その他の条件を果たせた場合なので、結果的に「目標を達成することができなかった」という人も多いです。
運動量や食事に問題がある
少しの運動で痩せられる人もいれば、同じ運動量をしても痩せられない人もいます。
理由は「人それぞれ体重や体質が違う」「代謝の良さが違う」「筋肉量や脂肪量」などが関係していると考えられます。
そのため、痩せづらい体質や体重にある人は、パーソナルトレーニングを始めたものの、体重の減りがあまり感じられないことも。
たとえば、パーソナルトレーニングを利用する前に、独自でトレーニングをしていた人や、ダイエットなどで食事制限をしていた人は、いわゆる停滞期にパーソナルジムを利用していて「普段と変わらない」と感じてしまうこともあります。
他にも、自宅でも筋トレを行ったり、ジョギングやランニングが必要なメニューの場合、意外とこれを実践できなかったり、食事を指定された時間に取れなかったり、食事のボリュームを制限できなかったり（逆にカロリーを取らなさ過ぎるのも問題）。
減量やボディメイクするというのは、なかなか繊細なものなので、実践できないことが多いと、パーソナルジムを利用した効果を感じることができないでしょう。
アドバイスを実践していない（人付き合いの食事や飲み会があるなど）
トレーナーは、目的が達成できるように、運動の仕方や順番、食事の仕方やメニューについてアドバイスをしてくれます。
たとえば、料理方法にしても出来る限り「蒸す」「茹でる」、調味料にしても「塩コショウが基本」で、野菜を食べるときにドレッシングをかけるのは禁止、ジュースやお菓子は禁止など、細かいこと指定される場合も。
口では「はい」と言えるけど、食生活を変えるのって、なかなか難しいから、例外が多くなってしまって、最初は頑張ってアドバイスを守ってたけど、アドバイスを守れないことが多くなってしまったり・・・。
また、会社や友人などの人付き合いで、外食があったり、飲み会などがあると、その1回でかなりのカロリーを摂取してしまうことになるので、なかなかパーソナルジムの効果を感じられないことがあります。
そもそも、トレーニングの指導はあるけど、食事の指導がないパーソナルジムの場合、ダイエットを成功させるのが難しいです（食事の管理は必要不可欠）。
理想が高すぎる
たとえば「絶対にー10㎏は痩せる」と目標を立てたとして、それが2か月後に果たされなかった場合に「効果がない」と判断してしまう人がいます。
たとえ5㎏痩せたとしても、その成果を「効果がでた」と認めることができない人です。
さすがに2か月で1㎏なら「効果ないかも」と思うの気持ちも分かりますが「自分が決めた体重にならなかったから効果がない」と決めつけてしまう人って意外とたくさんいます。
理想が高ければ高いほど、簡単に効果を得るのも難しいし、それ相当の徹底された努力が必要です。
また、努力を最大限にしたとしても、理想の100％が実現できるとは限りません。
もちろん、目的が達成されるように、トレーナーも手を尽くしてくれますが、理想が高すぎると挫折する原因にもなるので、パーソナルジムに対して、あまりに期待しすぎるのは注意しましょう。
ジム・トレーナーとの相性が悪い
ジムによって、トレーニングで優先することや食事制限の仕方は様々です。
自分が続けられなさそうな運動メニューを提案してくるジムの場合、途中で挫折してしまい、パーソナルジムを利用している意味、その効果を感じることができません。
「ちょっときつそうだけど頑張りたい」程度ならまだしも「きつすぎる」と思っている時点で、挫折するフラグが立っている・それを2～3か月も実践し続けるのが苦痛であるのは目に見えていますよね。
パーソナルジムを選ぶときは「パーソナルジムの契約期間を終えたあとでも、自分が続けられる運動メニューなのかどうか」「食事に関しても、続けられそうなものなのかどうか」が大切です。
自分に合っているかどうかを判断することもできるし、継続できるものなら、リバウンドする可能性が低くなります。
「パーソナルジムが」という全体的なものよりも、契約したパーソナルジムや自分に専属でついてくれたトレーナーが、自分に合っているのかどうか、考えるのも一つの手ですね。
自分の通いたいジムの悪い口コミを見たときは、自分に合わないのではなく、単にその口コミを書いた人に合わなかっただけかも、という視点も大切です。
体重だけで効果を判断している
体重というのは、一つの基準であり、全てではありません。
たとえば、脂肪よりも筋肉の方が重たいので、体重は変わらないけど、見た目が引き締まってみえるなんていうのはよくあることです。
しかし「体重が結果の全て」だと思っている人は、体重が減っていないと「効果がない」「意味なかった」と判断してしまいます。
個人的には体重よりも、見た目が綺麗になる方が嬉しいですが。
そのため、ジムに通っている人は毎日写真を撮って体の変化を確認する人も多いですよね。
ストレスを感じている
ストレスを感じることによって痩せづらくなる、というのは、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
ストレスが溜まることによって、コルチゾールホルモン（ストレス太りの原因）が分泌され、代謝が悪くなります。
また、脂肪を溜めやすくなったり、甘いものが食べたくなるなどの影響があります。
パーソナルジムの食事制限がストレスになって、自分が気付かないうちに過食してしまったという人も・・・。
普段とは違う生活をしている分、多少のストレスを感じるのは避けられませんが「自分にとって今、何がストレスなのか」を把握し、解決することで、パーソナルジムを利用した効果を感じることができるかも。
特に女性は生理も関係してくるので「効果がない」と焦ってしまわないように注意しましょう。
パーソナルジムで効果を得るために気を付けること
上記の原因から、パーソナルジムで効果を得るために気を付けることをまとめてみました。
【パーソナルジムで効果を得るために気をつけること】
- ジムを休まない（指定されている通りに通う）
- 食事制限がないジムでも食生活を見直す
- アルコールは控える
- ストレスがあるなら問題を明確にし、環境を整える
- トレーナーからのアドバイスを素直に聞く
- 目標達成を体重だけで判断しない
本当に、自分が決めた目標を達成させたいなら、上記に挙げた項目は最低限でも守る必要があります。
トレーナーと決めた運動量や食生活が守れなかった場合、目標を達成するのは難しいと思った方が良いです。
それがキツイなら「自分のベストを最大限に尽くせば達成できる目標」くらいに思っておいた方が良いかも。
とはいえ、目標を達成しなかったからといって失敗ということではありませんし、今までよりも気を使って運動や食事制限をしているのだから「全く効果がない」というのはあり得ません。
また、「やってみて難しかった」という場合は、早めにトレーナーに相談してメニューなどを変えてもらいましょう。
効果のあるものにするかどうかは自分次第！
パーソナルジムというのは「行けば痩せさせてくれるところ」「ボディラインを綺麗にしてくれるところ」ではありません。
目標を達成するための手助けはしてくれるけど、最終的にどれくらい取り組むのかは自分にかかっています。
そのため、効果があるものにするかしないか、というのも自分の行動に委ねれているのです。
目の前の成果を見落とさずに、自分を鼓舞しながら、トレーニングに励みましょう。
