英語を習おうという時に選択肢の一つとして出てくる「オンラインスクール」。
家から出なくても英語が学べるというのは便利ですよね。
また講師もネイティブだったりカリキュラムがしっかりしていたりと、質の良いスクールが増えています。ただ効果はどのくらいで感じるものなのでしょうか。
本記事ではオンラインスクールの効果について、効果を感じる時期の目安や効果的に利用するポイント、メリット・デメリットなどを詳しく紹介します。
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オンラインスクールの効果と、いつから効果を感じるかの目安時期
オンラインスクールを始めても、効果を感じる人と感じない人がいます。
効果を感じる人というのは、いつ頃からどんな風に感じ始めたのでしょうか。
効果を感じる時期がいつかによって、もう止めるべきなのか粘るべきかも変わってきますよね。
オンラインスクールの効果や効果を感じる時期の目安について見ていきましょう。
オンラインスクールの効果
多くの人はどんな風にオンラインスクールの効果を感じ始めるのでしょうか。
私の体験談も含めて紹介します。
道で外国人に話しかけられても戸惑わなくなる
些細なことですが、オンラインスクールを続けていると道で外国人に話しかけられても戸惑わなくなります。
私は以前、外国人を見かけてもできるだけ話しかけられないように離れて歩くか走って通り過ぎるかのどっちかで逃げていました。
そして話しかけられたとしても「ストレート&曲がる…レフト」のように、ジェスチャーと単語のみで答えていました。
しかしなんだかんだと5カ月たった今、同じ状況になっても戸惑わずに堂々と「まっすぐ行って最初の信号を右に曲がったら右手に見えます。」と言えるようになりました。
英語だとこんな感じです。”Please go straight and turn right at the first traffic light. And you will see it on your right.”
もちろん道案内の仕方を講師に教えてもらったからなんですけどね。
外国人を前に焦らなくなったのは、講師と頻繁にレッスンをしているおかげです。
講師の英語が聞き取れるようになる
オンラインスクールを続けていると、だんだんと講師の英語が聞き取れるようになります。
たとえば以前は、講師が”I drunk too much yesterday.（私は昨日お酒を飲みすぎた)”と言ってきても、何かを飲んだという事実は分かっても、沢山のお酒を飲んだことが分かりませんでした。
しかし今ではtoo muchが聞き取れるようになり、それがキャパオーバーのようなニュアンスながあると分かったので、”Are you ok? “と聞けるようになりました。
他にも話の流れで「これきっと〇〇のことを言ってる」という風に、なんとなく分かるレベルになってきたのです。
要するにリスニング力が向上した実感が湧きます。
海外ドラマなどで聞き取れるようになる
私はリスニングの勉強の一環として、海外ドラマやCDなどで勉強していますが、オンライン英会話を継続していくと、段々と英語が聞き取れるようになったのを実感します。
海外ドラマを英語音声で聞いている時に、もしかして今、”What are you talking about?”（何を言ってるの？）と言ったかも…と思うことが増え、巻き戻して英字幕で確認したら当たっていたということが徐々に増えました。
またその逆もあり、日本語音声で聞いていた時に俳優の口の動きが”What?”と言っているように見えて、当たっていたということもあります。
相手からの質問に文章で答えられるようになる
オンラインスクールを続けていると、相手からの質問に英語で答えられるようになります。
私の場合、以前は「えっと…」などと日本語を挟んでしまったり、単語だけで答えることが多かったのですが、聞かれた文章に対して5W1Hを使って文章で答えられるようになっていきました。
講師との会話中の沈黙がなくなる
オンラインスクールを続けていると、講師との会話で沈黙がなくなっていきます。
私の場合は完璧に文章を作らないといけないという気持ちもあり、最初の1、2カ月は英語を組み立てることに必死で沈黙も多かったのですが、徐々に間が開かなくなってきました。
というのも、間の使い方を教えてもらったからです。
たとえば「えっと…」とつなぐときは”Well…”と言ったり、相手の話に対して”That sounds good.(いいね)”などと相槌を打てるだけでも大分変わりました。
前よりも講師との会話のキャッチボールがスムーズになったのはオンラインスクールの効果です。
オンラインスクールの効果を感じる時期の目安
オンラインスクールで効果を感じるには、最低でも3カ月は必要だと言われています。
最初の1、2ヵ月は、外国人講師というだけで緊張し、講師が何を言っているのか聞き取れない人がほとんどですが、たとえば”How’s it going?”(調子はどう？)など、どの講師に当たっても使われるような挨拶文や自己紹介の仕方、また”What do you you mean?”(それはどういう意味ですか)など、相手に聞く質問の仕方の基礎を身に付けていくことができるでしょう。
2カ月程度レッスンを受けると、どの国籍の講師に当たっても抵抗なくレッスンを受けることができ、基本的な質問や答え方ができるようになります。ただ英語が聞き取れないことは沢山ある状態です。
3カ月が終わる頃には講師の口から出てくる単語が分からなくても、何となくこう言っているのではないかという想定ができるようになってきたり、”sorry?”(もう一度お願いできますか？)”などと自分から聞き返したりと、積極性が加わってくる人も多いでしょう。
ただこの「3カ月」という数字は、あくまでも目安に過ぎません。
「今聞き取れた」とか「英語が伝わった」という効果をじわじわと実感してくる人が多いのは開始から3カ月くらいたった頃が多いという話です。
昔からある大手英会話教室でさえ、1年かけてじっくり英語を習得するカリキュラムが組まれているところが多いですから、英語を短期習得するには当然沢山の勉強時間が必要だということは覚えておきましょう。
オンラインスクールのメリット・デメリット
ここまではオンラインスクールの効果について説明しました。
継続すれば英語が聞き取れるようになったり、何事も継続は力なりと言いますが、オンラインスクールについてもやはり同じことが言えるのですね。
ただ英会話教室といっても沢山の種類があります。あえてオンラインスクールを選ぶメリットはどこにあるのでしょうか。
ここではオンラインスクールを選ぶメリット、デメリットを紹介します。
オンライン英会話のメリット
まずはオンライン英会話のメリットから紹介します。
料金設定が低い
オンライン英会話は毎日1レッスン受講しても、月謝が6,000円程度のところが大半です。
理由としては、教室運営のためにかかる家賃や光熱費、維持費などがかからないことが大きいでしょう。
また講師がフィリピン人などの場合は、講師にかかるコストも安く済ませられるからです。
スクールの中には料金が低いにも関わらず、レッスンを受け放題にしているところもあります。
マンツーマンレッスンなのでしっかりと向き合ってもらえる
オンライン英会話はマンツーマンでレッスンが受けられるのもまたメリットです。
一般的な英会話教室ではグループレッスンが多く、自分が発言する時間は限られていますので、多少英語が間違っていても、レッスンの進行具合によっては見逃されることがあります。
しかしマンツーマンレッスンの場合は講師を独占できるため、自分の英語にしっかりと向き合ってもらえるのです。
苦手部分を集中的に習えることも
オンラインスクールは自由度が高く、自分の要望に応えたレッスンを提供してくれるところもあります。
その場合「過去分詞が弱いから強化したい」と要望すると、過去分詞に焦点を合わせたレッスンを受けることが可能です。
つまり自分でレッスン内容をカスタマイズできるので、苦手部分を集中的に習って克服することができます。
場所を選ばない
オンラインスクールは場所を選ばないというのもメリットです。
PCやスマホ、タブレットなどで通信できる環境があれば、自宅でもカフェでも勤務先でもレッスンを受けることができます。
受講場所で一番多いのはやはり自宅のようですが、勤務先でレッスンを受けるという人も案外沢いるようです。
24時間レッスンを受けられ、予約もぎりぎりでOK
オンラインスクールでは24時間レッスンを受けられる体制をとしているところも多く、24時間とまではいかなくても、朝の5時や深夜2時までレッスンを受けられるスクールが沢山あります。
またオンラインスクールでは当日になってからレッスンを予約することもできますし、スクールによってはレッスン開始の5分前まで予約を受け付けているというところもあるので、受講時間に柔軟なのはメリットでしょう。
スキマ時間にレッスンができる
一般的な英会話教室の場合、たいていは1レッスン40分～50分となりますが、オンラインスクールでは1レッスン25分というところがほとんどです。
またスクールによっては10分からレッスンを受けられるところもあります。
よく「スキマ時間に勉強を」と言いますが、一般的な英会話教室の場合、40分～50分ではスキマ時間とは言えません。
スキマ時間を活用するのに、オンラインスクールのレッスン時間はちょうど良いと言えるでしょう。
会話中にチャットができる場合もある
オンラインスクールによっては会話中にチャット機能が活用できる場合もあります。
たとえば今何て言ったのか分からないという場合でも、講師が映っている画面の下に文字が出力されて、それを日本語に翻訳することが可能です。
その機能に頼ってばかりいると英語力が身に付きませんが、本当に困った時はヒントとしてチャット機能を活用すると良いでしょう。
自分で講師を選択できる
一般的な英会話教室の場合は講師は基本的に選べないので、中には相性が合わないということもありますし、たとえ合わないと思っても中々相談しにくいものがあるでしょう。
しかしオンラインスクールでは自分で講師を選択できますから、合わないと思った講師は次回から選択しなければ良いですし、出身地や職歴などプロフィールを見て気になった講師からレッスンを受けることが可能です。
友達感覚でやり取りできるから楽しい
一般的な英会話教室の場合、「講師と生徒」という縦の繋がりを意識することも多く、どうも講師の前ではかしこまってしまうという人がいます。
しかしオンラインスクールは雰囲気が堅苦しくなく、まるで海外に友達ができたような感覚でレッスンを受けることが可能です。
英語ができるできないに関わらず、オンラインスクールは楽しいと感じる人は沢山います。
人目を気にせず話せる
オンラインスクールはグループレッスンでなくマンツーマンなので、人目を気にせず発言することができるのもメリットです。
グループレッスンの場合は日本人特有の遠慮がちな姿勢が出てしまい、「間違うと恥ずかしい」という気持ちから自分からは発言しないとか、誰かが代わりに答えてくれると人任せになってしまうことが多いでしょう。
しかしオンラインスクールでは人目を気にする必要がないので、間違ってもいいから発言しようという気持ちになります。
オンライン英会話のデメリット
次にオンライン英会話デメリットを見ていきましょう。
講師が非ネイティブということもある
オンラインスクールの場合、フィリピン人講師など非ネイティブ講師を雇っているケースも多いです。
もちろん講師に選ばれているくらいですから、英語のレベルが低い講師だという可能性は少ないでしょうが、ネイティブ講師からレッスンを受けたいという人にとってはデメリットでしょう。
講師の住んでいる地域によっては英語に訛りがあったり、イントネーションに癖があるという場合も考えられます。
質の悪い講師に当たることも
オンラインスクールによっては講師を何千人も雇っている場合があり、全員が質の良い講師とは限りません。
中にはアルバイトとして登録してみただけという講師もいて、正しい英語を使わずにスラングを沢山使ったり、生徒のプライベートに踏み込んだ質問ばかりしてくる場合もあるようです。
私の友人も実際に「チャラい講師に当たったから時間の無駄だった」と言っていました。
人気の講師は予約が取れない
できるだけ質の良い講師からレッスンを受けたいと思っている人がほとんどですが、実際に人気講師の予約は中々取れないというのが現状です。
しかしずっとその講師の予約を待っているのではいつになるか分かりません。
前もって良さそうな講師を複数チェックしておいて、空いている講師で予約を取っていきましょう。
通信が乱れることもある
ネット環境があまり良くない場所では、通信状況が乱れてしまうことがあるのがオンラインスクールのデメリットの一つです。
たとえばフィリピン人講師からレッスン受けていても、現地が台風などの被害を受けている場合は音声が聞き取りにくいこともあるでしょう。
講師を選択するのが手間に感じる人も
オンラインスクールでは講師を自分で選べるのはメリットでもありますが、逆にそれが手間だと言う人もいます。
誰でも質の良い講師からレッスンを受けたいと思うので、その講師選びに時間がかかるからです。
たった数人の中から選ぶのなら早く決まりますが、何千人といる講師の中から一人一人のプロフィールを読んで選ぶのは大変ですよね。
自分の英語力やプロフィールを把握している講師が少ない
講師が毎回違うので、自分のことを知っている講師が少ないのもまたデメリットです。
一般的な英会話教室の場合、講師は自分のことを覚えていてくれて、どんな英語力でどんなことが趣味で…と、ある程度の基本情報は抑えてくれていることが多いでしょう。
しかしオンラインスクールの場合、講師も何千人、生徒も何千人いるとなると一人一人の情報を把握して貰えることの方が少ないのです。
そのため新しい講師と会うたびにいつもの自己紹介をして…と流れがルーティンになってしまい、それが面倒だと感じる人もいます。
カリキュラムがない場合は自分で計画を立てるしかない
オンラインスクールによってはカリキュラムがなく、ただのフリートークで終わるケースもありますので、その場合は自分で学習計画を立てるしかありません。
しかし実践的な計画を立てるということが苦手な人は多いですよね。やはりプロに計画を立ててもらった方が心強いものです。
できるだけカリキュラムが整っているスクールを選ぶと良いでしょう。
チャット機能がない場合は助け船が出されない
チャット機能がないスクールの場合、何を言っているのか理解できなかった場合は話が止まってしまいます。
お互いに「伝わっていない」と分かっても、講師によっては「では話を変えましょう」と言ってその部分から話題を反らしてしまうので、結局勉強にならないということもあるでしょう。
最初にオンラインスクールのサポート体制や機能をチェックしておくことが重要ですね。
オンラインスクールが自分に合っているか体験してみよう
今回はオンラインスクールの効果やメリット・デメリットを紹介しました。
結論から言うとオンラインスクールの効果はありますが、継続してみないことにはやはり効果を感じません。それはオンラインスクールではなくても同じことが言えるでしょう。
オンラインスクールは比較的安価で受講時間も柔軟な手軽さが人気です。
英会話教室に通うのはちょっと悩むという人は、一度オンラインスクールの体験をしてみると良いでしょう。
特に日中は忙しい人、ちょっとしたスキマ時間で勉強を積み重ねたい人にはおすすめです。
1レッスン25分という短さでも毎日コツコツやっていけば効果はありますから、ぜひ早めに動き出してみて下さい。
