名もなき家事にイライラ・ストレス、疲れたときの現実的な対処法

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日々、生活していれば必ずやらなくてはいけない家事「料理」「洗濯」「掃除」。

ただ、家族が快適に過ごすことを考えると「トイレットペーパーを替える」「お風呂の排水溝の髪の毛をとる」など、メインの家事以外の細かな家事もこなす必要がありますよね。

放っておけば、トイレットペーパーが勝手に動いて、所定の位置に収まってくれるなんてことはない。

お風呂の排水溝の髪の毛が、良い具合になったら、ゴミ箱に行ってくれることもない。

やはり誰かがやらなくてはいけない家事ですが「いつも自分だとうんざりするよね」という話です。

本記事では、名もなき家事リストや名もなき家事で疲れたときの現実的な対処法などを紹介します。

目次

名もなき家事とは、細かくて認知されづらいけど必要な家事のこと

名もなき家事とは、細かくて認知されづらい、でも家族が快適に過ごすためには必ず必要な家事のことを指します。

たとえば「トイレットペーパーの芯を替える」「いっぱいになったゴミ袋のくちを縛る」など、こういった小さな家事のこと。

誰でも簡単にできることなのに、気付いた人がやらなくてはいけない、それがいつも自分だとうんざりするものです。

そして、こういった細かな家事は、認知されづらい。やっても評価されない。

「感謝をされたいからやっている」わけじゃないけど「なんで毎回自分ばかり」「自分も使うけど、他の人も使うんだからやってくれてもいいのに」といった気持ちでいっぱいになって、なんだか嫌

一人以上で暮らしている人は、このような不満を抱えている人も多いのではないでしょうか。

名もなき家事リスト、自分にとって最も負担な名もなき家事とは?

2019年には、梅田悟司さん著の「やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。」という本や、野々村友紀子さん著の「夫が知らない家事リスト」という本で、一時期話題になりました。

野々村友紀子さん著の「夫が知らない家事リスト」を参考に、名もなき家事リストを紹介します。

名もなき家事リスト(掃除・料理・雑用・お金の管理別一覧表アリ)

名もなき家事リスト(一部)は、以下の通りです。

【掃除】名もなき家事リスト一覧

  • 洗濯機のフィルターのホコリを取る
  • 洗濯洗剤を買ってきて詰め替える
  • 洗濯物を干す・乾いたら取り込む・畳む・それぞれぼ保管場所にしまう
  • 鏡を拭く
  • タオルを替える
  • お風呂場の浴槽や壁・鏡・手すりを洗う
  • 排水溝の髪を取って、排水溝を洗う
  • トイレ・壁・床・棚を拭く
  • トイレマットやフタカバーを洗って交換する
  • キッチンのシンクの水気を拭く
  • 調味料の量の把握し、補充する
  • キッチン台の片付け・掃除
  • ガス代の拭き掃除
  • レンジ・オーブンの中を掃除
  • コーヒーメーカーの掃除
  • テレビやテレビ台の掃除

【料理】名もなき家事リスト一覧

  • 冷蔵庫にあるものを考慮して、数日間の献立を決め、考えながら買い物をする
  • 買い物した荷物を運び、冷蔵庫いに入れる
  • テービルを拭き、配膳する
  • 食器を片づける
  • 換気扇の掃除

【雑用】名もなき家事リスト一覧

  • 郵便物を取りに行く・取り分けて捨てる
  • 日用品の買い足し・補充
  • 加湿器に水を入れる
  • 除湿器の水を捨てる
  • 加湿器や除湿器の掃除・片づけ

【お金の管理】名もなき家事リスト一覧

  • 引き落とし(住宅・車・保険・光熱費・携帯など)の管理
  • 現金(食費・衣服・生活用品・交通など)の管理
  • 貯金の捻出・口座分散(教育資金・貯金)

家庭によっては、上記で挙げた他にもまだまだ「名もなき家事」があるでしょう。

名もなき家事リスト(子どもがいる場合)

子どもがいる場合の名もなき家事リスト(一部)は、以下の通りです。

名もなき家事リスト一覧

  • 子供を起こす
  • 子供の水筒にお茶を入れる
  • 子供の髪の毛を整える
  • 子供の食器を片付ける
  • 子供のパジャマを畳むか洗濯へ出す
  • 子どもの交友関係を把握・管理
  • 子どもの勉強を管理
  • 子どもの曜日や行事ごとの持ち物の管理
  • 給食着・体操着を洗う
  • 通学帽・赤白帽のゴム紐を縫い付け交換
  • 学校の PTA 活動に参加する
  • 子供の写真を注文(学校・個人)
  • 写真をアルバムに入れて整理
  • 子供の靴の大きさや服のサイズの管
  • 子供の体に薬を塗る
  • 子供の学用品を買ってきて補充
  • 消しゴムのカスを掃除機で吸う
  • ふわふわでホコリを取る
  • 子どものゴミを拾って捨てる
  • 服、玩具、文房具など出しっぱなしのものをしまう

子どもの年齢によっては、上記の名もなき家事だけでは済まされないこともあります。

「名もなき家事」に対するイライラ・ストレスを軽減させる方法

名もなき家事に対するイライラ・ストレスを軽減させる方法は、以下の通りです。

  • 名もなき家事をしたら夫に報告・褒めてもらう
  • 名もなき家事の中でも「しんどい・やりたくないベスト5」を夫・子どもにやってもらう
  • 名もなき家事を管理するアプリを使って、夫婦・家族で管理してみる
  • 夫が協力してくれない場合は、自分が気持ちよく家事できる方法を探る
  • 家事の項目を減らす・「ストレスになるくらいならやらない」と決める

この名もなき家事を夫がこなしている家庭も勿論あると思いますが、以下、妻の目線で説明します。

名もなき家事をしたら夫に報告し、認知してもらう・褒めてもらう

こちらは「私ばかり、名もなき家事してる」という意識がありますが、夫にしてみたら「知らなかった」だけ、「気づいてみれば確かに」、ということもあるでしょう。

そうだとしたら、夫を一方的に、悪役にするのは可哀想かも(言わないと伝わらないこともあるし)。

他にも、「家事を分担するのが難しい状況」「自分のやり方がある」なんていう場合は、やはり自分でやるしかないってこともあります。

そうった場合「名もなき家事をしたら夫に報告し、褒めてもらう」を試すのもおすすめです。

たとえば「トイレットペーパー替えました」「洗濯洗剤詰め替えました」と報告し、相手にこちらが家事をしたことを知ってもらいます(誰にも知られず家事をするよりマシ)。

これを報告すると、自然と「ありがとう」という言葉がもらいやすくなり、気持ちよく、名もなき家事ができるのです。

(相手の性格によっては「恩着せがましい」「いちいち言うな」となりそうだけど)。

名もなき家事の中でも「やりたくないランキング5」を挙げて、夫と交渉する

私は彼氏と同棲2年目。最初の1年目は、気づいた人がやるとルールで生活していましたが、私の負担が大きく、不満が爆発・・・。

「楽しく、仲良く一緒に暮らす」を実現するべく、最近では家事を交渉するようにしています。

その交渉は簡単で「名もなき家事の中でも特にやりたくないもの5つ」を彼に積極的にしてもらい、他は私の負担が大きくても構わないという内容です。

たとえば、私の場合「名もなき家事の中でもやりたくないもの」をランキング順にすると、こんな感じ。

【やりたくない名もなき家事ランキング】

  1. いっぱいになったゴミ袋をゴミ箱から出して、ゴミ袋の口を縛る
  2. お風呂の排水溝の髪の毛をとる・お風呂の排水溝の掃除をする
  3. 料理の献立を考える・買い物に行く・料理を作る・片づける
  4. 洗濯機のホコリ溜まる部位の掃除
  5. ベッド下や裏のホコリを掃除する

これ以外の家事は疲れるけど苦ではないので、この5項目やってくれるだけで、かなり気がラクになるのです。

ただ、これを完璧に分担制にしてしまうと、お互い「やった」「やってない」みたいな監視する関係になり、一緒に生活するのが苦になるので、分担制はおすすめしません

「積極的にここをやってくれると有難い」ということを常日頃から伝え、「違う家事を2つやるから、上記の中の1つしてくれ」と交渉することもあります

名もなき家事を管理するアプリを使って、夫婦・家族で管理してみる

特に共働きなら「どちらかに家事の負担が偏っているのは不平等」と思う人も多いのではないでしょうか。

夫や家族が協力的なら、本格的に「名もなき家事」を見える化して、共有・管理することで、家事を把握してもらい、分担することで物理的に家事の負担を軽減させるのも一つの手です。

名もなき家事をリスト化して管理できるアプリ「家事の名は」が使いやすいと人気があります。

たとえば「カーテンを開ける」「お弁当箱をしまう」「加湿器に水を入れる」などの細かな家事の項目があり、家事をするとポイントが溜まる仕組みです。

また、ポイントが溜まったら好きなご褒美と交換するといった内容なので、家族で楽しく取り組めそうならインストールするのも良いかも。

アプリをインストールしなくても、ホワイトボードやエクセルを使って管理する方法もあります。

夫が協力してくれない場合は、自分が気持ちよく家事できる方法を探る

夫や家族が協力的ならいいけど、「夫に言っても、現状は変わらない」という現実もあると思います。

それなら方向性を替えて、自分がどうすれば気持ちよく家事ができるのか、作戦をたてましょう。

まずは、自分が気に入った生活用品、家具、便利グッズを探し、購入します。

たとえば、少しでも家事の負担が減る・家事が楽しく感じられるなら、少しくらい高いものを買ってしまった方がよっぽど良いです。

私の場合は「生活用品こそ、毎日使うものだからお金をかける」という気持ちで、タオルやお皿を気に入ったものを買ったり、台所の排水ネットでも使がっての良さそうなものを買ったり(無駄使いではない)。

しかも、生活用品の場合、基本的には数百円とか数千円、家具を買ったとしても数万円単位だから、自分が気持ちよく家事ができるものを揃えてみるのはどうでしょう。

家事の項目を減らす・「ストレスになるくらいならやらない」と決める

自分が不機嫌になって疲れてしまうくらいなら、家事の項目を減らすというのも一つの手

確かに「洗剤の詰め替え」「トイレを洗う」「ふきんの洗浄・補充」など、やらなければいけない家事もあるけど、上記で触れた通り、少しお金をだせば解決できる家事も多いです。

たとえば「お風呂洗い」も、最近ではこすり洗いがいらない洗剤があるし、料理にしても、出来合いのもので代用したり、外食したって良い(作るより安くて、栄養がとれるものすらある)。

「料理の盛りつけ・配膳」もセルフにしたって良いし、シャンプーの詰め替えが面倒なら、安いシャンプー・リンスーセットでボトルごと買っても良い。

他にも、日々の掃除を頑張らなくても、少し汚れていることに慣れてしまえば、年に数回、家事代行に頼んで、いっきに綺麗にしてもらうなんて方法もあります(しかもプロだから凄い綺麗になる)。

「絶対やらなくてはいけない家事」以外は、工夫と諦めさえすれば、やらずに済むのですから、自分の家事を見つめ直すのも良いかもしれません。

名もなき家事はなくならない、うまく付き合うための工夫をしよう

簡単な家事でも、塵も積もれば山となるといった具合に、毎回自分が家事をするとなると嫌になります。

とはいえ、快適に過ごすためにはやるしかない。名もなき家事はなくならないのです。

上手く付き合っていくためにも、自分に合う方法を探り、工夫してみましょう。

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