たとえば、仕事の面接や初対面の人と話すときに、当たり障りのない話題として聞かれるのが「趣味について」。
特に女性だと「買い物」とでてくる人が多いように思いますが、その答えに対してどのように話題を広げたら良いか悩んでしまう男性も多いみたい。
本記事では、趣味が買い物である女が考える「買い物が趣味」という人の心理(買い物の何が好きなのか)、買い物が趣味と言われた時の上手な返信の仕方などを紹介します。
買い物が趣味、これっておかしいの?そもそも趣味って何?
結論からいうと「買い物が趣味」というのは、おかしいことではありません。
そもそも趣味とは「仕事や職業ではなく、個人が楽しみにしている事柄」を指します。
「〇〇をしているときは楽しい」「〇〇をしているときは時間を忘れる」「早く〇〇したいな」みたいな感情があれば、それはもう立派な趣味であり、「買い物が楽しい」と感じていれば、それはもう趣味として成り立つわけです。
女性の場合は珍しくないが、男性には理解しがたい趣味である場合が多い
全体的な比率でいえば「買い物が趣味」と答えるのは男性よりも女性に多く、「買い物が趣味」に共感できるのは女性の方が多いです。
そのため、男性が女性に対して、趣味を聞いたときに「買い物」「ウィンドウショッピング」と言われると、どのように返答したら良いか分からないという人もいます。
確かに、買い物というのは日常的なもので、意識していない人にしてみれば「買い物」は、何かを手に入れるための単なる手段・作業でしかありません。
そのため、そういった人からすると「趣味が買い物?それって趣味って言わないしょ」みたいに思うのでしょう(特に中年男性にこういったツッコミをする人が多い)。
会話としては盛り上がりづらく、面接では人間性が見えてこない?
日常的に趣味を聞かれるタイミングって「初対面の人と話すとき」か「面接のとき」ですよね(あと話題に困った時)。
たとえば、初対面の人と趣味について話す理由は「沈黙の間が開かないように話し続けるため」「次の会話の糸口を見つけるため」「相手をより知るため」とか色々あります。
面接のときに趣味を聞く理由は「趣味を通して本人の人間性を知りたいから(社風にあうかどうか)」「緊張感をほぐす」みたいな意図があります。
先ほども触れた通り、趣味は個人の自由だから何を答えても良いですが、その本人が「どうして買い物が好きなのか」答えられなかったり、買い物を通して自分の人間性を伝えることができなかったりすると、あまり印象に残らない・中身のない趣味として判断されることがあるかもしれません。
面接に備えるためにも、初対面の人と話題を盛り上げるためにも、どうして自分が買い物が好きなのか、ちょっと考えてみてましょう。
自分は買い物の何が好きなのか、自分の趣味を深堀しよう
買い物好きな自分を参考に、買い物を好きな理由・買い物の何が好きなのかまとめてみました。
【買い物が好きな人の心理・何が好きなのか】
- 自分の興味のあるブランド・製品・新しいものを見るのが楽しい
- 買い物を通して友人と会話をしたり、コミュニケーションをとるのが楽しい
- 見ている品物が自分の生活の中にあることを想像するのが楽しい
私自身、買い物が好きなので、買い物が好きな人の気持ちがよく分かります。
しかし、私は「レジで商品とお金を交換する行為」が楽しいのではなく、自由気ままに製品を見たり、製品を使っている自分を想像したり、買い物を一緒にする人とお話しながら楽しい時間を過ごすことが好きなのです。
このように「自分は買い物の何が楽しいのか」を知ることで、面接に活かしたり、初対面の人とも趣味の話で盛り上がることができるでしょう。
また「買い物が趣味という人の心理」が知りたい人も参考にしてみてくださいね。
自分の興味のあるブランド・製品・新しいものを見たり買うのが楽しい
買い物をしているとき、自分が興味のあるブランド、憧れている製品、新しいものを見ていると、わくわくした気持ちになります。
「これはなんだろう」「どうやって使うんだろう」「今まで見たことないデザインだ」といろんな製品を見る時間が楽しいんですよね。
また、自分が欲しいと思っていたもの、憧れていたものを買うときは達成感があるし、愛着も沸くので、買った物をみるたびに、わくわくした気持ちが味わえます。
たとえば、私の場合、無印良品で生活雑貨を見るのが好きです。
私は「インテリア」全般に興味があり、「気持ちよく生活したい」「部屋を居心地の良い雰囲気にしたい、その中でゆったり暮らしたい」という夢や憧れがあります。
インテリアに価値を感じ、それに関連した製品を見ると「もっといろんな製品が見たい」と興味が沸くので、買い物をしている時間が楽しいと感じます。
(ここまで自分について答えられると、面接や初対面の人との会話も広がりそうですね)。
買い物を通して友人と会話をしたり、コミュニケーションをとるのが楽しい
先ほども触れた通り、「買い物が趣味」という大半の人は「レジでお金と製品を交換する」という行為「商品をかごに入れる」動作が好きなわけではありません。
たとえば、家族や友人と買い物に行って「似合う・似合わない」とお互いの服を見合ったり、珍しいものをみれば「これってどうやって使うんだろう」「これ可愛いね」と同じ物を見て話をするのが好きなのです。
それが一人であっても、お気に入りのお店の店員さんと話すことだったり、「友人にこれを見せたらどんな反応をするんだろう」と自由に想像をしながら買い物をすると楽しいですよね。
そういったことを全てまとめて「買い物が趣味」なのではないでしょうか。
もしそうであれば「買い物を通して友人と親睦を深めたり、趣味の合う人とブランドの新商品の話題で盛り上がっている時間が楽しい」ということになります(面接で使えそう)。
見ている品物が自分の生活の中にあることを想像するのが楽しい
たとえば、最新のiPhoneやswitchなどの最新のゲームを見ていると「どんな機能があるんだろう」「もし自分がそれを買ったらどうなるか」ということを想像して、楽しい気分になりますよね(知的好奇心)。
買い物をしているときは、勉強のこと、仕事のこと、複雑な人間関係のこと、悩みなどを忘れて、全く無関係なものに意識をおけるので、簡単な気分転換になるのです。
たとえば、好きな芸能人と同じ洋服を見たり、実際に着たりすると「理想的な自分」に近づく感覚を味わうことができるし、自分とは無縁なデザインをみても「これどんな人が着るの」と考えたりして、自分の頭や心を休ませているのかもしれません。
買い物は、旅行やアウトドア、釣り、ゴルフなどに比べると気軽にできる「日常的なストレス解消法」と言えますね。
趣味を質問した相手の趣味が買い物だったときのうまい返信の仕方
合コンや会社の飲み会などの場で、趣味について質問したとき、相手が「買い物が趣味です」というと、そこから話題を広げるのが難しいと感じる人が多いみたいです。
たとえば、アウトドアなら「どこに行くの」「虫とか大丈夫なの」などの質問が考えられますが、買い物となると話の幅が広すぎるので、どのように話題を広げたら良いのか迷ってしまうからかもしれません。
趣味を質問したときに、相手が「買い物」と答えたら、こんな感じで話を広げてみましょう。
【会話の広げ方・返信の仕方】
- どのような品物・ブランド・お店を見るのか
- 買い物をするときは一人なのか、それとも友人や家族と行くのか
- 実際に物を見るのが好きなのか、自宅でもネットなどを使って買い物をするのか
- 最近買って良かったもの、失敗したものはあるのか
- 今欲しいものはあるのか、それを買ったらどうしたいのか
「買い物が好き=買い物依存症」「買い物が好き=貯金ができない」みたいな印象を持つ人もいます。
しかし、買い物が趣味と答える人の心理は「旅行やスポーツとか、パッとでてくる趣味が特にないけど、日常的に楽しいと感じる時間をあげるなら買い物かな」くらいな程度なので、安易に「お金がかかる」と人間性を決めつけるのはよくありません。
買い物が趣味という人でも、洋服を見るのが好きな人、家電を見るのが好きな人、美味しい食べ物が好きでスーパーで食材を買うのが好きな人など、好みは様々なので、そういった「何に興味があるのか」を話の軸に、会話を広げていきましょう。
趣味は個人の自由。買い物が趣味でもこれで返答に困らない!
記事内でも触れた通り、何を趣味にするかは個人の自由です。
興味のないことを趣味として答えてしまうと、話が広がらないし、その場も盛り上がりません。
買い物が趣味なのであれば「自分が買い物の何を楽しんでいるか」を少し考えることで、質問した相手を困らせることもなく、意地悪な質問にも対応できるでしょう。