「なんとかなるから大丈夫」と、大して深く考えずにさらっと言う人は周りにいませんか。
なんでそんなに自信があるのかとツッコミたくなるような、「根拠のない自信」。
度が過ぎるとうざいと思われてしまいますが、そんな人にかぎってモテたり、人生が楽しそうに見えたりします。根拠のない自信はある意味強いのです。
今回は「根拠のない自信」について、持ち方や注意点など徹底的に解説します。
根拠のない自信とは
根拠のない自信とは、その名のとおり「根拠はないけど(はっきり断言はできないけど)多分大丈夫」という自信です。
根拠のない自信はどんな人が持っているのか、実際に根拠のない自信を持っていたという有名人の例も紹介します。
自己肯定感の高い人に多い
心理カウンセラーによれば、根拠のない自信を持っている人は、「自己肯定感が高い人」に多いそう。
感じ方は人それぞれですが、たとえ他人からの評価がなくても自分の価値を感じられるとか、自分のダメな部分も含めて自分だと受け入れられる、というのが自己肯定感の高い人。
ある意味根拠のない自信は「信念のようなもの」なんですね。
一方、根拠のある自信しか信じられない、信じない派の人は、人からの評価が下がったり、なくなるということが「あってはならないこと」。
「こんな自分はだめだ」と自己否定しやすい傾向にあるようです。
根拠のない自信を持っている人の方が、何かあった時にメンタルが強いと言われています。
根拠のない自信で成功した人の名言
根拠のない自信で成功した人は意外にいます。
以前、人気テレビ番組の「マツコ会議(日本テレビ系)」で、コミックエッセイの特集をした際、マツコ・デラックスさんは以下のように言っていました。
「私も何の根拠もないけど、私は多分大丈夫であろうという根拠もない自信と、あと、こんなみすぼらしい人生は嫌だっていう思いだけで、それを信じてやってきた」
このマツコ・デラックスさんの「根拠のない自信」と、「現状を変えたいという強い想い」は、ゲストの卯野たまごさん(作家)も同じだったそう。
宇野さんはこの思いで、最終的に累計8万部の売上を記録しました。
またAKB48や乃木坂46などのアイドルグループのプロデューサー、秋元康さんはこう言っています。
全ての自信には、根拠などない。(秋元康・プロデューサー)
この言葉は「名言」とも言われていますね。
根拠のない自信を持つことは、自分の可能性を信じる、伸ばすということに繋がっているのかもしれません。
根拠のない自信を持つ人の特徴・あるある
では根拠のない自信を持つ人にはどんな特徴があるのでしょうか。
根拠のない人あるあるも含めて見ていきましょう。
根底にあるのがなんとかなるさ精神
根拠のない自信を持っている人は、「なんとかなるさ精神」が根底にあります。
たとえ仕事でミスをしてピンチになっても、「最終的にはなんとかなる」と思っているのです。
それがもし重大なことで、「解雇」という最悪な事態になったとしても「なったらなったでその時だ」という覚悟さえ伺えます。
妙に頼もしく見える
根拠のない自信を持っている人は「なんとかなるって」と自信たっぷりに言うことが多いので、妙に頼もしく見えるところがあります。
なぜか言われた方も「そう言われるとなんか本当にそんな気がしてくる、少し安心する」と思えてくるから不思議。ポジティブ思考は強いですね。
ただ相手によっては「じゃあ信用するけど、なんかあったらお前が責任とれよ」とイライラされることもあるでしょう。
チャレンジャー精神が豊富
基本的になんとかなると思っているので、「気になったことはやってみる」というチャレンジャー精神が豊富。
周りから「行動力がすごいよね」と言われやすいのも、根拠のない自信がある人のあるあるです。
落ち込んでから立ち直るまでが早い
根拠のない自信を持っている人は、挫折を味わったとしても立ち直るまでが早いです。
全ては「最終的にはなんとかなる」精神だから。
この場合、「なんとかなる」というよりも、「なんとかする」という境地に近いのかもしれません。
恋愛ではモテる
根拠のない自信のある人は、恋愛においてモテる場合が多いです。
ポジティブなので、相手には「一緒にいると明るくなれる」「楽しい」と思わせられるのでしょう。
ただ実際に付き合ってみると、時と場合によってはあまりのポジティブさに相手が呆れてしまうこともあります。
悩みがなさそうに見える
根拠のない自信がある人は、周りから悩みがなさそうに見られがち。
もちろん人によっては繊細で悩んでいたりもするのですが、発言がポジティブなだけにそう見られてしまうのでしょう。
どちらかというと周りを元気づける役にまわる方なので、悩んでいることに勘づかれないという悩みを持っていたりもします。
本心なのに「本当は思ってないでしょ」と言われる
根拠のない自信を持っている人は、なぜか本音で話しているのに「本当は思ってないでしょ」とか「心にもないこと言って~」と言われることがあります。
本心は本心だけど、内心どっちでもいいというか、そこまで興味のある話題じゃないことが多いかもしれません。
自分は引き寄せが強いと思い込んでいる(潜在意識系)
根拠のない自信を持っている人は、引き寄せが強いです。
というのも「自分は引き寄せが強い、ラッキーな人間だ」と思い込んでいる節があります。
潜在意識では、深く思いこんでいると本当になるなんて話があるので、笑う門には福来るという言葉のように、そのポジティブさが引き寄せるのかもしれません。
根拠のない自信は迷惑?注意点を知っておこう
根拠のない自信を持つことは、全くない人よりも強いものがあると言いましたが、注意点があるので見ていきましょう。
過信しすぎると周りからうざいと思われることも
根拠のない自信の言い過ぎには要注意。
度が過ぎると「ただの過信に過ぎない」と思われ、周りからうざいと迷惑がられることがあります。
特に理論的に物事を考える人には、「原因があるから結果がある」のであって、根拠がないことをいくら言っても信じてもらえません。
同じようなタイプと話す時はそれでいいのですが、相手を選んで発言するように気をつけましょう。
根拠がないまま何かに手をつけることはリスクも伴う
根拠はないけど「絶対に成功する」と思い込み、何かに手をつけることはリスクを伴うこともあるので要注意。
中には何の根拠もなしにお金を借りて大きな会社を立ち上げ、結果失敗に終わったという話もあります。
根拠のない自信を直観的に信じて成功したという人も中にはいますが、何かをする時はリスクもあることを覚えておきましょう。
根拠のない自信を持つ方法を紹介
根拠のない自信をある程度持っていると、前向きに生きられるようになります。
では根拠のない自信はどうやって持てばいいのでしょうか。
自分のプラス面に着目するようにする
根拠のない自信を持つには、「自分に優しく」が基本。
自分のマイナス面にばかり着目せず、プラス面に着目しましょう。
自分のプラス面に着目することで他人のプラス面も見えるようになり、自分も相手も受け入れることができるようになります。
自分を褒めてあげる
自己肯定感を高めるには、自分を褒めることが大事です。
「今日も頑張ったね」「すごいじゃん」という風に、他人から褒められる前に自分で自分を褒めてあげましょう。
自分を一番に可愛がれるようになることが大事です。
他人からの評価が全てという価値観を捨てる
全ては他人の評価からできている、という価値観を捨てましょう。
たとえ誰かからの評価が悪くても、その人の価値観だけがすべてではありません。
「自分は人から評価されなくてもすでに価値がある」と思い込む方が強いです。
自分が気楽でいられる環境に身を置く
もし自己否定しかできない環境にいるならば、気楽でいられる環境を探しましょう。
自分が悪いのではなく、単に周りの人との価値観が合わないだけかもしれません。
習い事やサークル、SNSなどで共感できる言葉を呟いている人を探して仲良くなるなど、仲間をつくるといいでしょう。
「そうそう、そうなんだよ!」と共感できるからこそ、一人じゃないと思えてきます。
根拠のない自信は前向きに生きるために必要なもの
根拠のない自信は明るく前向きに生きるために必要なもの。
度が過ぎると良くないですが、ある程度は持っておいた方が気楽に生きられるでしょう。