寒い時期になるとアウター選びに困りますよね。シーズンごとにアウターを買い換えるのが楽しみという人は多いですが、どれが一番暖かいのか気になるところ。
デザインの好みだけで選んだけど、寒すぎて無理~なんてことだけは避けたいですよね。
今回はおしゃれで快適なアウター選びの参考に、暖かい素材のコートランキングと、多くの人が実践している防寒対策について紹介します!
同じ素材でも質や配合の割合、編み方によって暖かさはかなり違う
お店ではちらほら冬物のコートが出ていますが、悲しいことに(?)年々デザインよりも保温性重視になってくるもの。より暖かい素材の物を妥当な価格で買いたいですよね。
たとえばウール100%など、一つの素材だけで書いてあるものはまだ比較しやすいですが、他の素材と組み合わせられているコートがほとんど。
何の素材が多く配合されているのか、その割合や質の高低によっても暖かさはかなり左右されます。また同じウールだとしても、糸の織り方や加工によっても保温性が変わるので、これが一番だと一概に言い切れないのが難しいところなんです。
ただ素材の特徴を知っておけば、いざという時に役立つこと間違いなし。物がいいはずなのに安過ぎて怪しいとか、値段が高い割にはこの素材か…なんて失敗を回避していきましょう!
暖かい素材特徴・コートランキング!一番暖かいのはどれ?
早速冬のコートに使われる代表的な素材の、暖かい順ランキングをつけてみました。
素材の質によっても保温性は変わるので絶対この順だとは言い切れないですが、コート選びの参考にしてください☆
1位|カシミヤ
カシミヤは、カシミヤヤギの体毛の内側にある細くて柔らかい毛。軽くて手触りが滑らかで、毛と毛の間に空気を溜めるため保温性が非常に高いのが特徴です。一般的に値段が高く、毛に光沢があるため見た目からして上品。
きれいめコーデに最適な素材ですが、欠点を挙げるとすれば摩擦で生地が薄くなってしまうことがある点と、折り目がつきやすくアイロンが必須ということでしょう。
実際に私はカシミヤのセーターとコートを持っていますが、シーズンごとにアイロンが必要なのが正直面倒です。ただ薄くて暖かいので、もう何年も着ています!
(画像引用:オンワードクローゼット)
2位|アンゴラ
アンゴラはアンゴラウサギの毛。毛の中心部がストローみたいに空洞になっているため、軽くて保温性に優れている点はカシミヤと似ています。
生地はカシミヤよりも厚く、手触りが柔らかいのが特徴です。
アンゴラのコートは見た目も柔らかい印象なので、フェミニンスタイルにぴったり。(ただ安物だと毛が固いので見極めが必要かも。)
欠点としては毛羽立ちやすいところや、毛が飛ぶところです。
(画像引用:ワールドオンライン)
3位|ウール(メルトン)
ウールは羊の毛。カシミヤやアンゴラよりは保温性は劣りますが、それでも暖かいです。繊維の太さや加工の仕方で暖かさが格段に変わります。
ウールの欠点は繊維の太さによってチクチクするのと、ごわごわ感があり重たいところ。まぁ軽いコートよりも重たい方がなんとなく暖かいような気にもなるんですけどね。
同じウールでも、メルトンといった名前になると織り方が特殊です。ウールの1本1本を圧縮加工して作ることで、保温性も高くクオリティが高いのが特徴。
ウールのコートで選ぶなら、メルトンの方がお値段が張る分暖かいですよ。
(画像引用:オンワードクローゼット)
4位|ポリエステル
パッと見、暖かそうな見た目でも、タグを見るとポリエステルだったということはありがち。これまで紹介した素材の中でも、特に安いのがいいところなんですけどね。
ポリエステルは軽くて型崩れしにくいため、コートを丸めても折り目がつきにくいのが特徴です。
欠点を挙げるなら、毛玉ができやすく静電気が起きやすい点。冬は空気が乾燥しているので、脱ぐたびにパチパチいうのが気になる人もいるでしょう。
(画像引用:GU)
ダウンとコートの暖かさ比較!そもそもダウンとフェザーはどっちが暖かいの?
(画像引用:モンクレール公式)
コートの中でもカシミヤが一番暖かいという結果でしたが、ダウンとカシミヤコートではどっちが暖かいのか気になりますよね。
イメージとしてはカシミヤコートは冬に活躍、ダウンは真冬に手放せないものという感じですが、実際はダウンの割合によって暖かさが変わります。
ダウンは通常、フェザーと混合されていますが、暖かいのはダウンの方。ダウンは水鳥の胸の産毛で綿毛のように柔らかく、外側に生えている芯の太い羽根よりも保温性に優れています。
「ダウン60%、フェザー40%」のものと「ダウン90%、フェザー10%」を比較すると、断然ダウン90%の方が暖かいので、ダウンを買う時は品質表示の割合に注目しましょう。
最近はモンベルなどのアウトドアブランドで、「EXダウン」といったダウンが出ていますが、それも水鳥から採取されるダウンのみを使用しているそうです。
ただ何回も言いますが、一見ダウンだと思える見た目でも、中身がポリエステルということもあるので要注意!
【みんなやってる防寒対策】コートを着ても寒い場合の対策とは
冬になるとコートを着ていても寒い日が続くので、冷え性の人は特につらいですよね。
とにかく寒い時の対策をいくつか紹介します。
- ヒートテックなどのインナーを着る
- コートの中に薄手のダウンやボア、フリースを着る
- マフラーや手袋などで首、手首、足首を温める
- 湯たんぽを抱く
- 貼るカイロを使う
- しょうがやココアなど体を温める食べ物、飲み物を摂る
冬はとにかくヒートテックが定番。もともとユニクロの商品名ですが、今や他のメーカーの同じようなインナーを着用しても「今日はヒートテック着てきた」と表現されるほどの人気ぶりです。
ほかにもコートの下にもう一枚薄手のライナーを着用する、3首を温めるなど様々な防寒対策がありました。
着るだけでなく体の中から温めるように食べ物、飲み物に気を使っている人も増えているようですね。
まとめ
おしゃれは我慢だという言葉は有名ですが、暖かいに越したことはありません。
体を壊してしまってはおしゃれどころではなくなくので、寒さに負けないように暖かい素材のダウンやコートで冬のコーデを楽しみましょう★