「バツイチ男性」と聞くと、少し身構えてしまう方も多いかもしれません。さらには周りからもバツイチ男性はやめたほうがいいと言われることもあるでしょう。
そこで本記事では、バツイチ男性はなぜやめたほうがいいと言われるのは、リスクを含めて交際や結婚の良し悪しをどう判断すべきかについて紹介していきます。
全てのバツイチ男性がおすすめできないわけではない
世の中には「バツイチ男性との結婚は避けるべき」という意見がありますが、それは必ずしも正しくありません。
バツイチ男性の中にも、素晴らしい人はたくさんいるのです。過去の結婚がうまくいかなかったからといって、必ずしもその人自身に大きな問題があるわけではないのです。
離婚理由が相手にあり、男性自身に問題があったわけではないことも多々ある
離婚の原因は複雑で、必ずしも一方だけに責任があるわけではありませんし、「価値観の違い」や「相手側の問題」による場合も少なくありません。
それこそ、結婚生活を送る中で相手が浮気をしたり、相手の家族に問題があったりと、彼自身には非がなかったケースもあります。
二度三度と離婚を繰り返しているならまだしも、一度離婚をしただけでその男性はやめたほうがいいと決めつけるのはちょっと早すぎます。
一度失敗したことがあるからこそ、より大切にしてくれる可能性がある
失敗は人を成長させます。特に結婚生活という大きな経験は、人の価値観や行動を大きく変える力を持っています。
バツイチ男性の中には、過去の経験から学び、より良いパートナーになろうと努力している人も多いです。
彼らは結婚生活の難しさと大切さを身をもって知っているからこそ、新しい関係をより大切にしようとする人もいるのです。
バツイチ男性はやめたほうがいい、リスクが高いと言われる理由
それでも、なぜバツイチ男性は「やめたほうがいい」と言われるのでしょうか。ここでは、その理由について詳しく見ていきます。
再婚の離婚率は高いと言われている
統計的に、再婚者の離婚率は初婚よりも高いと言われています。もちろんうまくいっているケースもありますが、確率的に結婚しても離婚することになってしまう確率が高いということです。
この高い離婚率の背景には、いくつかの要因が考えられます。
- 本人の性格:誰とでも離婚するような性格である場合がある。
- 複雑な家族関係:子供や元配偶者との関係調整が必要
- 経済的問題:養育費や借金などの負担が新しい関係に影響する
とはいえ、これはあくまで統計的な傾向であり、すべての再婚がそうなるわけではありません。二度目の結婚だからこそ、より深い愛情と信頼を築ける場合もあります。
離婚した理由がその男性にあり、自分とも同様の問題が起こる可能性がある
バツイチ男性との結婚を考える際、最も懸念されるのが「前回の結婚でも同じ問題が繰り返されないか」という点でしょう。
確かに、人の根本的な性格や習慣を変えるのは難しいものです。以下に、よくある問題点とその具体例を挙げてみました。
モラハラ気質
過去にモラルハラスメント(モラハラ)をしていた場合、相手に強いストレスや不安を与え、離婚の原因となっていることがあります。
- 「君には常識がない」「そんなこともわからないの?」など、相手を見下すような発言を繰り返す
- 「俺が養っているんだから」と、経済力を盾に相手の行動を制限する
- 「もっと痩せた方がいい」など、外見に関する批判を頻繁にする
そうした男性は、再婚後も同じような行動を取るリスクがあるため、注意が必要です。
性格の不一致と言いながら、相手に合わせることができない人なだけ
「前の結婚は性格の不一致で…」と説明する人の中には、実は自分の考えや行動を変える努力をしなかったケースもあります。
自分の意見を押し通し、相手に合わせることができないだけの人かもしれません。
こうした男性は、自分の考えを曲げずに、パートナーに負担をかけることがあるので、注意しなければなりません。
ギャンブルや浪費癖、借金トラブル
金銭に関する問題は、離婚の大きな理由。
- ギャンブル好きで、家計を圧迫する
- 高額な趣味や衝動買いを繰り返し、貯金ができない
- クレジットカードのリボ払いや消費者金融からの借り入れが常態化している
このような場合、再婚後も経済的な問題で苦しむ可能性がかなり高いです。治すといっても結局そのままなんてケースが多いので、正直おすすめできません。
浮気癖がある
過去に不倫や浮気の経験がある場合、再び同じ過ちを犯す可能性は否定できません。
もちろん今は反省しているかもしれませんが、それは今だけかも。結婚して安定してくると変わってしまうかもしれません。
浮気は繰り返されることが多い問題ですので、注意が必要です。
家事や育児を一切しない
家事や育児を全く手伝わないことが原因で離婚するケースもあります。
- 「男は仕事、女は家庭」という考えを当然のように口にする
- 子供の世話や家事を頼むと「手伝ってあげている」という態度を取る
- 自分の身の回りのことさえ、パートナーに任せきりになっている
- 共働きなのに家事や育児を何もしない
このような男性は、再婚後も家庭の負担をすべて女性に押し付ける可能性が高いです。
家庭よりも自分の趣味を優先
自分の興味や楽しみを最優先にし、家族との時間を後回しにするケースです。
- 休日は必ず自分の趣味(ゴルフ、釣りなど)に時間を使い、家族サービスをしない
- 家族旅行よりも友人との旅行を優先
- 子供の行事や家族の記念日よりも自分の予定を有線
このような行動パターンは、「家族よりも自分」という価値観の表れかもしれません。
もちろん結婚していても趣味を持つことは大切ですし、友人との関係も大事にすべき。
しかし当然バランスも大切で、自分を最優先に家族は二の次という人だと、たとえ結婚しても離婚したくなってしまう可能性が高いです。
養育費や慰謝料の発生
バツイチ男性との結婚を考える上で、経済的な面はしっかり考える必要があります。
特に前婚で子供がいる場合、養育費の支払いが発生することがあります。また、離婚の際に慰謝料の支払いが決まっている場合もあるでしょう。
私の友人にもバツイチの男性と結婚した人がいますが、養育費で毎月5万円支払うことになっていて、それに不満を感じています。
養育費はしっかり支払うべきもの(むしろ養育費を無視するような男性こそ避けるべき)ですが、結婚後の経済面には大きな影響を及ぼすものであり、それを自分が受け入れることができるものなのかは考えておかなければいけない点でうす。
前妻との間にできた子どもとの関係
前妻との間に子どもがいる場合、その関係をどう築いていくかも重要なポイントです。子供との関係構築は時間と努力を要し、時に予想外の困難に直面することもあります。
少しでも子どもの存在が面倒だと感じるなら、その人との結婚はやめるべきでしょう。
あなた自身にとっても、そしてその子どもにとっても明るい未来が期待できません。
前妻との間にできた子供との関係構築は、確かに難しい課題です。
しかし、愛情と忍耐を持って接することで、新しい形の家族として幸せな関係を築くことは十分に可能です。大切なのは、焦らず、子供の気持ちを尊重しながら、少しずつ関係性を育んでいくことです。
バツイチ男性と交際・結婚する際の注意点
バツイチ男性との関係を進めていく上で、いくつか特に注意すべき点があります。これらを意識することで、より健全で幸せな関係を築く可能性が高まります。
相手が言ってくる離婚した理由を信じすぎない(相手のせいにする場合が多い)
人は往々にして、自分に都合の良い解釈をし正当化する傾向があります。離婚の理由を説明する際も、自分の責任を最小限に抑え、相手の欠点を強調しがちなんです。
私自身、友人で離婚した人と話しても男性、女性問わず相手の非が大きいと言う人がほとんどです。
もちろんそれが事実であることもありますが、お互いに非があったり、むしろ自分に非があったことを正当化してしまっているだけかもしれません。
さらには、本当は自分に非があった(浮気など)としても、それは隠している可能性もあります。本当の理由を隠してもばれないなら、わざわざ信用を下げて嫌われる可能性がある内容は話さないのです。
特に以下の場合には注意しましょう。
- 一方的な説明に要注意・・・「全て相手が悪かった」という極端な説明は、現実を正確に反映していない可能性が高い
- 具体的なエピソードの欠如・・・抽象的な説明(「性格の不一致」など)ばかりで、具体的なエピソードがない場合は要注意
- 自分の反省点や学んだことの欠如・・・離婚経験から何も学んでいない、または反省していない態度は危険信号
経済状況や金銭感覚をしっかり把握する
バツイチ男性との結婚を考える際、経済面の確認は特に重要です。
離婚による金銭的な影響や、相手の金銭感覚を理解することで、結婚後のお金の問題が起きる可能性を下げることができます。
確認ポイントは以下の通り。
- 現在の収入と支出のバランス
- 貯蓄状況
- 借金の有無
- 金銭感覚
- 現在の仕事の継続性
経済面の確認は、決して相手を疑っているわけではありません。将来の二人の生活を安定させるための重要なステップだと考えましょう。
もし相手に問題がなく、さらに自分自身もオープンに向き合えば、ちゃんと話しあってくれるはずです。
前妻や子どもとの関係を把握する
バツイチ男性との結婚を考える際、前妻や子どもとの関係性を理解することは非常に重要です。これらの関係が新しい家庭生活にどのような影響を与えるか、事前に把握しておく必要があります。
- 前妻との関係・・・現在の関係やコミュニケーション頻度
- 子どもとの関係・・・面会の頻度や父親としての責任
- 法的な取り決め・・・親権や養育費
- 将来の予定・・・子どもの進学などライフイベントへの関わり方
これらの点について十分に理解し、お互いに納得した上で関係を進めていくことが重要です。
友人など第三者の意見も聞く
恋愛中は、相手の良いところばかりに目が行きがちです。そのため、客観的な視点を得るために、信頼できる友人や家族など、第三者の意見を聞くようにしましょう。
個人的には、これが一番大事。自分の目線よりもより正しく見てくれて、正しい判断をしてくれる場合が多いからです。
第三者の意見は、自分では気づかなかった視点を提供してくれる貴重な存在。
恋愛という盲目になりがちなことがらをしっかり判断してくれるはずです。
とはいえ、最終的な判断は自分自身で下すことも重要。様々な意見を参考にしながら、自分の気持ちとしっかり向き合い、慎重に決断を下しましょう。
前妻を悪く言い過ぎる人はやめたほうがいい
バツイチ男性との関係を考える際、彼が前妻についてどのように話すかは、その人の性格や価値観を知る上で重要な手がかりとなります。
前妻を必要以上に批判したり、悪く言い過ぎたりする人には以下の特徴があるので要注意です。
- 自己反省の欠如・・・離婚の原因を一方的に相手のせいにする人は、自分の問題点を認識できていない可能性が高い
- 共感性の低さ・・・元パートナーへの思いやりや理解が欠如している人は、新しい関係でも同様の態度を取る可能性がある
- 感情コントロールの問題___過去の関係について冷静に話せない人は、現在の関係でも感情的になりやすい可能性がある
前妻を過度に批判する態度は、その人の人間性や関係構築能力に疑問を投げかけるサイン。
ただし、離婚直後など感情が整理できていない時期もあるので、時間の経過とともに態度が変化するかどうかも観察することが大切です。
最終的にはあなたが受け入れることができるかどうか
バツイチ男性との結婚を考える際、様々な要素を考慮し、多くの情報を集めることは重要です。
しかし、最終的な決断を下すのはあなた自身です。様々なことを知ったうえで、あなたがその人とその人の背景すべてを受け入れられるかどうかが、最も重要だと言えるでしょう。
その男性の性格はもちろんだし、養育費があるとしてもあなたがそれを気にしないのであれば問題なし。借金や浮気ぐせがあるならばさすがにやめることをおすすめしますが、他のことはあなたが良しとするかどうか次第です。
完璧な関係や完璧な決断というものは存在しません。重要なのは、あなたが心から幸せだと感じられる関係を築けるかどうかです。
まとめ
バツイチ男性との交際や結婚には、確かに離婚経験がない男性に比べてリスクや懸念事項があるのも事実で、一般的にバツイチ男性はやめたほうがいいと言われる理由もわかります。
しかし、全ての男性にあてはまるわけではありません。
彼の過去、そして受け入れ、共に新しい未来を築くことができるなら、バツイチ男性との結婚も大いに価値があるものです。冷静に判断し、自分にとって幸せな選択をしてください。