「え!このぬか床に食材を入れれば簡単に、お漬物が作れるの?」と興奮ぎみに、無印良品のぬか床を買ったものの、出来上がったお漬物を食べてみると「思ってたんと違う」「てか、なんかまずい」となったのは私だけじゃないはず。
「そもそも素人だし」「こんなもんか」「捨てちゃおうかな」と思っている人は、ちょっと待って!
本記事では、無印良品のぬか床がまずいときの解決策について紹介します。
無印良品のぬか床はまずい?
無印良品のぬか床というのは、これ。
製品名 | 発酵ぬかどこ 1㎏ |
値段 | 税込890円 |
公式サイト評価 | ★★★★ |
商品説明 | 毎日のかき混ぜがいらないぬかどこです。 あらかじめ発酵させているので、 そのまま野菜を漬けられます。 チャック付袋なので、容器は 用意せずにすぐにはじめられます。 |
糠(ぬか)には、たんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが豊富。
野菜をぬか床にいれることで、ぬか床から栄養と菌が野菜にうつるので、野菜の栄養分がアップすると言われています。
無印良品のぬか床は購入してから、特別何かしなくても、食材をいれてしまえば、ぬか漬けができてしまうことから、かなり人気です。
口コミでは「美味しい」と「酸味と塩味が強すぎる」の意見が半々くらい
公式サイトやAmazon、楽天市場の口コミ・レビューを覗いてみるとこんな感じ。
【美味しい派】
- おかげで野菜がたくさん食べられそう
- 最初は塩味が強かったけど、味が馴染んでくる
- 半年以上使っていると段々美味しくなってきた
- 毎日の日課になって楽しい
【まずい派】
- 期待はずれ
- かなりしょっぱい
- 今後追加で購入することはない
- 残念ながら美味しくできない
- 手軽だけど味が微妙(酸味と塩味が強すぎる)
「簡単手軽に漬物が作れて美味しい」という人もいれば「酸味と塩味が強くて、再度購入は無い」など、意見が分かれている様子。
私も、4回~5回挑戦したけど「食べれなくはないけど、別に美味しくはない」という感想で、1か月ほどずっと「うーん」という感じで、その後、手を付けなくなり・・・。
でも何か捨てるのは勿体ないし、美味しいと言って食べている人もいるんだから、何か解決策があるんじゃないかと、諦めきれず、ありとあらゆる解決策について調べまくりました。
そして、ぬか床は自分好みに育てるものだということが分かり、少し解決の光が見えてきたところです。
無印店舗や楽天市場、Amazonで購入可。完売している時の対処法
無印良品のぬか床は、無印良品の店舗やオンラインストア、Amazonや楽天市場などで購入することができます。
人気が爆発していた頃は、どこにいっても完売していたものの、最近ではその人気も落ち着いてきているので、買えるようになってきましたね。
ちなみに、無印良品のものが完売しているときは、製造元が同じである「みたけの発酵ぬかどこ1㎏」を購入すると良いです。
無印良品のぬか床がまずいと感じる原因と対処法、なんでまずい?
問題を対処するのは、まず、自分が「まずい」と思う理由を突き止める必要があります。
以下のものから、自分の「まずい」に似ている感想を見つけてみてください。
まずい理由
- 味が薄い
- しょっぱい
- なんか癖がある
- 水っぽい
- 酸味が気になる
- 何かが足りない
色々な方法を試しているうちに、美味しいものが出来上がる可能性も十分にあるので、捨ててしまう前に、色々試してみてはどうでしょうか。
味が薄くてまずい|漬け時間目安よりも長く漬ける(目安時間一覧あり)
ぬか床の裏面に記載している時間通りに、食材を付けても味が薄かったでしょうか。
もし、2~3時間程度漬けたくらいで、まだ食材もしなしなしていない状態(水分が抜けていない)なら、全然漬ける時間が足りません。
無印良品のぬか床裏面にある漬ける時間の目安は、それぞれ以下の通りです。
野菜 | 漬け時間目安 |
きゅうり | 12~18時間 |
かぶ | 22~32時間 |
大根 | 18~24時間 |
なす | 16~24時間 |
野菜の種類や大きさ、湿度によって、漬けこみ時間が若干違ってきます。
「いや付け込み時間の目安守ったし」という人は、おそらく、浅漬けよりも古漬けが好きという方なのでしょう。
上記の目安時間で漬けても、まだ味が薄いという場合は、シンプルな解決策ですが、上記のある時間よりも長く漬けてみてください。
ただ、最初の頃は、長時間漬けてしまうと塩味の他にも酸味も強くなるので、好みによってはそれが苦手な人もいます。
しょっぱくてまずい|短めに漬ける
逆に「思ったよりもしょっぱい(塩味が強すぎる)」という場合は、上記で紹介した漬け時間目安よりも短い時間で漬けましょう。
レビューの中でも「目安時間を守ったら、しょっぱ過ぎた」という人もいましたから。
2時間~3時間だとさすがに味がつかないので、6時間くらいで一度、味見をしてみると良いかもしれません。
また、購入してすぐのときは、糠(ぬか)の味自体が濃いのですが、いろんな食材をつけていると、食材から水分がでて、自然と味が薄くなるので、それまでは短い時間漬けるようにして、糠の様子を見るのが得策かも。
塩抜きをするという方法もありますが、保存状態によっては、それが原因でカビてしまう可能性もあるので、初心者だとちょっと挑戦するのは危険。
水っぽい感じがしてまずい|キッチンペーパーなどで水気を吸い取る
きゅうりや大根などの水気が多い食材を漬けていると、ぬか床が、だんだん水っぽくなってしまうことがあります。
ぬか床が水っぽくなってしまった場合は、清潔なペーパータオル等で水分を吸い取りましょう。
無印良品の公式サイトをみても、ぬか床の固さの目安は「味噌程度」とあるので、こまめに水分を吸い取りながら、味噌のような固さになるまで、様子をみてください。
また注意点として、他社製品のぬか床やいりぬかは追加しないでくださいとあるので、ぬか床の量が足りなくなったら、補充用のものを入れてくださいね。
なんか癖があってまずい|日が経つにつれて味が変わる可能性がある
私も最初、自分はこのぬか床の何が気に食わないんだろうと疑問でしたが、食材を口にいれたときの風味がおそらく嫌でした。
しかし、それは購入して2週間~1か月と、また購入してから日が浅かったからかもしれません(1か月の間毎日食材を漬けこんでいた訳でもなかったし)。
先ほども触れた通り、口コミでも「最初は塩味と酸味が強すぎてまずかったけど、2週間~3週間経つと、味が段々まろやかになってきた」という声が多数。
根気強く食材を漬けこんでいたら、独特な癖が抜けてくることがあるので、少なくとも購入後1か月の段階で諦めるのは早すぎかもしれませんね。
酸味が気になる・酸っぱくてまずい|卵の殻を入れる(注意事項あり)
無印良品の公式サイトを参考にすると、酸味が気になる場合のお手入れ方法の仕方は、以下の通りです。
酸味が気になる場合は、卵殻(内側の薄皮を取り除いたもの1個分)をできるだけ細かく粉砕して入れてください。2~3日置きますと味がなじみ酸味が和らぎます。
引用先:無印良品
卵の殻はカルシウムでできていて、アルカリ性のため、ぬか床の酸性を中和してくれるそうです。
ただ、注意事項としては、卵の殻についたサルモネラ菌が原因で食中毒になる可能性があるので、卵の殻を入れるときは、煮沸消毒をしてください。
卵の殻を入れるのに抵抗がある場合は、料理用の重曹(小さじ1)を入れて様子を見るという方法mもあります。
また、ぬか床を数日間休ませてあげる(食材を入れない)ことで、酸っぱさが解消されることもあります。
休ませているあいだも、かき混ぜる作業はしましょう。
物足りなさを感じてまずい|昆布、鰹節、辛子、山椒、干し椎茸などを入れる
「塩味とか酸味はとりあえず良いんだけど、なんか物足りない感じがする」という場合は、旨味成分を足してみると良いでしょう。
たとえば、こんな感じ。
【味が物足りないとき】
- 昆布
- 鰹節
- 干し椎茸
- 山椒
- 辛子
- 煮干し
実際、自分の好みになるように、上記にあげたような食材、調味料を入れている人は多いです。
ただ、一度に数種類の旨味成分を混ぜてしまうと、ぬか床の味が変わってしまって元に戻せなくなるので、一種類だけを入れて様子を見ながら、自分好みのぬか床に仕上げましょう。
たくさん入れれば美味しくなるというわけではないので、ここはグッと我慢が必要ですね。
昆布や干し椎茸は、失敗するリスクが少ないので、不安な人は昆布や干し椎茸から試すのをおすすめします。
ぬか床は自分好みに育てるもの、もう少しチャレンジしてみたら?
私も一度、いや一度と言わず三度くらいは挫折しそうになりましたが、どうにかして自分好みのぬか床にならないか、挑戦中です。
もし一つでも試してみたい解決策があれば、試してみてくださいね。