ジムでは、ジム独自で決められたルールの他にも、利用者の間で「これはマナーだよね」と言われるものが存在します。
マナーを知らずにジムを利用していた場合、周りの利用者から嫌われる、白い目で見られるということも・・・。
「説明しよう」と隣で誰かが丁寧に教えてくれるなら良いんですが、なかなかそんな人もいません。
本記事では、ジム利用者なら守りたいマナーについて紹介します。
ジムには暗黙のルールがある?マナー違反ってどんなこと?
ジムでは、暗黙のルールというか「他の利用者のことを考えたらこれは守らないとね」という他人への心遣いという意味で、マナーが存在します。
ではどんなことはジムではマナー違反になるのでしょうか。
【ジムでのマナー違反行為】
- トレーニングマシンを使うときに、やたら音を出す
- ジムのアイテムを使ったときに汗を拭きとらない
- マシンを独占する、一度離れるという心使いがない
- 使ったものをもとのように戻さない
- おしゃべりで場所を占領する
- 大きい声を出す・イヤホンからの音漏れ
- どこでも構わず自撮りをしている
- 意味もなく露出が多い
- 場所を気にせずナンパする
- トレーニング中に話しかける
「まじかー」ってくらい結構多いけど、考えてみれば「確かに」と思うようなことばかり。
では、ジムでマナー違反と言われる項目について、詳しく紹介します。
トレーニングマシンを使うときにやたら音を出す
トレーニングマシンを使うときに、ガシャンガシャンっと大きな音を鳴らしながら使う人がいます。
他にも、いくら音や衝撃を吸収するマットだからといって、ダンベルなどの器具を床に乱暴に置いたりすると「マナー違反」になるでしょう。
音で気が散るのも勿論ですが、皆で使うものを大切にしていない様子は、周囲の人からすれば不愉快そのもの。
力が足りなくて音が鳴ってしまうってことがあるかもしれませんが、それなら「もう少し段階経てから挑戦したら」と周囲の人から思われてしまいます。
ジムのアイテムを使ったときに汗を拭きとらない
自分の使ったマシンの汗を拭かずに、そのまま離れる人。これはジムのマナー違反として、よく言われるものです。
逆に、前の人の汗がべっとりついているマシンで、気持ちよくトレーニングなんてできないですよね。
人の汗のニオイが気になるって人も多いですが「拭いてくれたんだな」と思うだけでも、印象が違うから不思議。
他にも、たとえば、最近では消毒のアルコールが置いてあるジムも多く、そういったものが用意されているところなら、使い始める前と使い終わった後、しっかり消毒しましょう。
マシンを独占する、一度離れるという心使いがない
マシンの台数は限られています。
一人が長くマシンを占領していると、その分、他の人は利用することができません。
「早い者勝ち」と言ってしまえば、それもそうなのですが、やはりそれを理由にずっとマシンを独占している人の印象は悪いもの。
やはり、大勢の人が使う場所ということもあり「空気を読んで、トレーニングメニューを変える」というのも必要かもしれません。
他にも、自分のタオルや水などを置いて、マシンを掛け持ちしている人もかなり印象が悪いです。
使ったマシンをもとのように戻さない
たとえば「器具などはあったところに戻さず、放置している」これはマナー違反です。
おそらくこれは、ジムの利用ルールにもあるでしょう。
他の人が使いたいときに見つからないのは困るし、管理するジム側としても困りますからね。
他にも、ダンベルなどの器具は、次に使う人がどれくらいの重りをつけてトレーニングするか分からないので、重りは初期のかたちに戻しておくのが無難です
おしゃべりで場所を占領する
「お喋りで場所を占領する」これも、周囲の人から白い目で見らえるマナー違反ですね。
本人達に悪気がないことも分かるけど、周囲の人からしたら直接注意をするのも微妙なところだし、でも利用できる時間も限られているし。
そもそも「喋り声」というのは、他人からしたら気が散る以外の何ものでもないので、迷惑行為になり得ます。
しかも、小さい声なら良いってわけでもないので、ジム内でルールが定めれていないとしても「話す場所」には気をつけた方が良いでしょう。
大きい声を出す・イヤホンからの音漏れ
マシンを持ち上げるときに「んんっ」「ヴァっ」など、大きな声を出すのはマナー違反です。
大きな声を出した方が力がでるのですが、周囲の人がびっくりするような声、部屋の中に響くような声はNG。
ちなみに、大声関連で言うと、お風呂やシャワーの場で女性達が集団で話していたり、笑ったりするのも迷惑と感じている利用者も多いです。
他にも、意外と見落としがちなのがイヤホンからの音漏れ。
トレーニング中、人の声やイヤホンの声が聞こえてくると、集中が切れるということがあります
どこでも構わず自撮りをしている
トレーニング室にある鏡や、更衣室の鏡で自分の写真や仲間と写真を撮っている人は、かなり周りから白い目で見られているかも。
自分の姿だけしか写っていなかったとしても、周囲にいる人はその画面を確認できるわけではないので「自分が写ってしまったかも」とプライバシーの面で不安になるのです。
たとえば、自分の姿がその写真に写り込んでいて、SNSで投稿されることを想像したら、気持ちが良いとは感じないですよね。
露出が多いと見ていて不快(上半身裸、露出度の高い服など)
たとえば、暑いからといって上半身だけ裸になっている場合(男性)、そういうのを見たくない・苦手という人もいるので、周囲の人から迷惑に思われることがあります(お父さんの風呂上り的な)。
女性でも必要以上に露出度の高い服装をしていると、特に同性からは「ジムに何しに来たの」「何がしたいの」と怪訝な目で見られるでしょう。
また、いかにも自分の身体を他人に見せたい感じで「どうだ、凄いだろ」がにじみ出ていると、他の人から「イタイ」と思われます。
自信があることは良いことだし、他に人に見てもらうことでモチベーションは上がるかもしれないけど、周囲の人達の気持ちからしたら「場所を考えろ」ですね。
場所を気にせずナンパする
別にジムで出会いを求めるのは自由ですが、周囲に人がいるところでは控えて方が無難です。
なんですかね、とりあえずこういう場面を見ると「見てられない」「他でやってくれ」と周囲の人は苛立ちを覚えます(ジムでいちゃいちゃするカップルも然り)。
「羨ましい」という気持ちも若干入ってるかもしれないけど、それよりも「空気読めよ」という気持ちがおそらく強い。
ジムで出会うこと自体は素敵だと思いますが、場所は考えましょう。
トレーニング中に話しかける
「トレーニング中は集中したい(話しかけないでほしい)」と思っている人は結構います。
そのため、トレーニング中に話かけるのは知り合いであっても、マナー違反だと思っている人も少なくありません。
やっぱり「トレーニングにグッと集中する」これが気持ち良いですからね。
気心知れ相手なら「話しかけんなよ」と言えるけど、ジムで仲良くなったみたいな人間関係だと特に言いづらいですよね。
ジムでマナー違反にならないために気をつけること
上記のマナー違反から、マナー違反にならないために気をつけることをまとめました。
【ジムでマナー違反にならないために気をつけること】
- マシンや器具を使ったら、自分の汗を拭きとる
- マシンや器具の掛け持ち、占領はしない
- マシンや器具を使ったら、使う前と同じ状態にして同じ場所に戻す
- 知り合いや仲間と話すときは場所を考える
- 気合を入れたくても他人がびっくりするような大きい声は出さない
- イヤホンをする場合は音漏れがないか確認する
- ジムで自撮りしない・周辺に人がいないか確認する
- 他人が不快にならない程度の露出、ジムに適切な服装を心がける
- ジム内でナンパするときは場所を考える
- トレーニング中は知り合いであっても話しかけない
一覧にしてしまうと「なんかマナー、マナーって堅苦しいわぁ」とちょっと思ってしまうかもしれません。
それでも、他人のことを気にせずトレーニングしたいなら、もう家でするしかないんですよね。
当然と言ってしまうと違うのですが、決して過度なマナーではないと思います。
自分の他の利用者も気持ちよくジムが使えるように気をつけよう
自分が気持ちよくトレーニングしていても、自分のせいで他に人に迷惑をかけていたら、本当の意味で「気持ちの良いトレーニング」にはなりません。
また、ジムに長く通いたい、気に入っているジムであれば、なおさら、他の利用者の人とも無駄なトラブルなく過ごしたいものです。
これからジムを始める人は、初心者なのに上記のマナーが守れれば「できるやつ」と思われるかも。
今まで知らないで利用していたとしても、ここで確認したあなたなら大丈夫です。
利用者が気持ちよくジムを使えるように、マナーを心がけましょう。