何もやる気が起きず、無気力で毎日が淡々と過ぎていったり、何のために仕事をして日々を過ごしているのか分からなくなったりすることは誰だってあります。
ただこれではいけない…と思っても、急に何かを始めて頑張るのはなかなか難しいもの。
そんな時に作ってみてほしいのが「死ぬまでにしたい100のこと」リストです。
一見ぎょっとする名前ですが、実際やってみると日々にメリハリがついて前向きな気持ちになれるかもしれません。このリストを作る意味や作り方について、一緒に見ていきましょう。
「死ぬまでにしたい100のこと」リストとは?
「死ぬまでにしたい100のこと」リストについて、その意味や具体的にすべきことを確認します。
死ぬまでにしたいことを手帳やノート、アプリ、ブログなどに100個書き出す
「死ぬまでににしたい100のこと」リストは、その通り「自分が死ぬまでにやりたいことを100個書き出す」というもの。
「死ぬ」という表現が気になる方は「人生でやりたいことリスト」と表現を改めてもらっても構いません。
結局は「自分は生きている間にどのようなことをやっておきたいか」をノートやアプリ、ブログなど手段は何でも良いのでとにかく書き出すことがポイントです。
実際やってみると分かるのですが、とりあえず書こうとすると20個くらいで一度手が止まります…。
リストを作る際はいきなりではなく、ある程度書き方を知ってからやるとスムーズに書けるので、後で紹介するコツをおさえてトライしてみてください。
言葉にして書き出すことで可視化され、実現に向けて動き出せる
大リーグ(アメリカの野球リーグ)で、ピッチャーとバッターの二刀流で活躍している大谷翔平選手は、子どもの時から目標や夢を言葉や文章にして具体的に掲げていたそうです。
成し遂げたいことやなりたい自分を具体化・可視化し、目標を達成するために努力を惜しまず行動したことで、大リーグという大舞台で活躍できる選手になったのでしょう。
生きている間にやりたいことがあるなら、頭の中でぼン槍と考えているだけではなく、死ぬまでにしたいことリストを使って具体的に言葉にしてみてください。
例えば「30歳までに資格でも取ろうかな」と何となく考えているのであれば、例えば「ファイナンシャルプランナー2級の資格を取る」と具体的に決めて、ノートやアプリなどに書き出してみるのも良いかもしれません。
- 富士山に登る
- 筑前煮を作れるようになる
- 北海道で犬ぞりをする
上記のように少しでもやりたいと思っていることを具体的に書き出しておくだけで、いつの間にか実現したい夢や目標として意識されていき、実現するためのチャンスや運を引き寄せることができるはずです。
「死ぬまでにしたい100のこと」リストの作り方
「では死ぬまでにしたい100のこと」リストの作り方を簡単に紹介します。
修正や更新など自分の中でルールを決めておく
まずは自分なりのルールを作りましょう。あまりカチコチに縛りを作るとハードルが高くなるので、修正や更新ができるなど柔軟性のあるルールにしておくのがおすすめです。
例えば私はこんな感じでルールを決めました。
- 思い立ったらいつでも修正OK
- できたらいいな2割、絶対やること8割
- 達成したら日付と一言コメントを付ける
ズボラなので既に日付やコメントを忘れているものもありますが…(笑)
とりあえず定期的に見直して、気が付いた日に書き込むことにしています。
映画やドラマ、本などを参考にやりたいことのアイディアをもらう
「100日後に死ぬワニ」の漫画や、映画の「最高の人生の見つけ方」といった作品など、私たちの周りにはリスト作成の際に参考になりそうな素敵な作品がたくさんあります。
自分の経験だけで100個作ってしまうのもOKですが、生死についてたくさんのエッセンスが詰まった作品から、学ぶことは多いです。
作品通りの内容を無理に引っ張ってこなくても、参考になりそうなものがあればアイディアをもらうくらいの気持ちで見てみると良いと思います。
ノートやアプリ、サイトなど自分が日々確認や更新のできるものを用意する
アイディアに加えてもう一つ重要なのが、リストを書きだすノートやアプリ、ブログなどを用意すること。
死ぬまでにしたいことを100個書き出したところで、それを定期的に(毎朝、毎週、毎月など)見返すことをしなければ、やりたいことを意識した行動には結び付きづらくなります。
一番実現にこぎ着けられる方法は、noteやブログなどを使ってリストを公開すること。プロジェクトを一緒にやらないかと声を掛けてもらえるかもしれませんし、逆にいつまでたっても達成されなければ「この人書き出しただけでやる気がないんだな」と周囲に見られることになります。
いい意味で自分に対する刺激になりますが、もちろんリストを人に見られたくないなんて人も多いはず。無理に公開しなくても、せめていつでも見返すことのできるようなノートやアプリなどに記録しておくのがおすすめです。
プライベートや仕事、お金、趣味などカテゴリーを細かく分ける
急に書き出すと案外100まで書き出すのに苦労するので、書く際は細かくカテゴリーに分けるのが大きなポイント。
プライベートや仕事でざっくり分け、さらにその中で趣味などの括りで分けると良いでしょう。
例えば旅行好きな人なら、国内旅行、海外旅行で分けるのもいいと思いますし、仕事でやりたいことが多い人は、今の仕事でやること、独立後にやることなどの分け方もありです。
もし勢い余って100以上書き出せそうなら、更新用に取っておくと良いかもしれません。
書き出す際に考えるヒントになりそうなカテゴリーを、参考程度にいくつか載せておきます。
ボランティア | ライブ | 写真・カメラ |
見たい景色 | 役職 | 経験 |
家族 | 音楽 | 会いたい人 |
ゆっくり時間を掛けて書いていくのも良し、1時間と時間を決めて思いつくままに書くのも良し。
いつか書こう…だと恐らくやらないと思うので(笑)、できれば今すぐ始めてみてくださいね。
死ぬまでにしたい100のことを書き出すだけで前を向く原動力になる
死ぬまでにしたいしたい100のことリストを作る意味や書く方法について紹介してきました。
半分ほど書き出すと、実現しそうな簡単なことばかり書いてしまうなど、思ったよりも100のしたいことを書くのは難しいかもしれません。
30個や50個書き出せればもう十分でしょ…と思いたくなりますが、粘って100個まで書き出してみると、実はこんなことがやりたかったのかと自分でもびっくりすることが出てくることもあります。
実際に書き出してみると、それだけでやる気がみなぎってきますし、何かに向けて頑張ろうという原動力になるので、皆さんもまずはやってみてはいかがでしょうか。