先日テレビでメイクアップアーティストが「鼻の下が短い人は若々しく見えます」と言っていました。いわゆる「老け顔」は、鼻の下が長い人が多いようです。
本記事では鼻の下が長いのを治すにはどうすればいいのか、そもそもの原因や鼻の下を短く見せる方法、メイク術などを紹介します。
鼻の下(人中)が長い原因
一般的に鼻の下が長い人とは、鼻から唇までの間にある縦の溝の長さが長い人。
鼻と唇の間にあるの縦の溝は「人中(にんちゅう・じんちゅう)」と呼ばれますが、この人中が長い人ほど顔が縦に長く伸びた印象でのっぺりとした顔に見られがちです。
逆に鼻の下が短い人は引き締まった印象。たとえが大げさですが動物で言うとゴリラとチワワみたいな感じです。印象が全然違いますね。
では鼻の下が長い人の原因を見ていきましょう。
出っ歯、口ゴボ
出っ歯は聞いたら分かると思いますが、口ゴボは聞いたこともない人も多いでしょう。
口ゴボとは、横を向いたときに下の顎より上の顎が前に出ている状態をいいます。 下顎の方が上顎よりサイズが小さく引っ込んで見え、鼻よりも唇が前に出ている感じです。つまり出っ歯によって引き起こされているともいえるでしょう。
出っ歯や口ゴボの状態だと、口をうまく閉じることができずに口呼吸になってしまうこともあります。
舌の位置が下がっている(低位舌)
舌の位置が下がっているのも鼻の下が長くなる原因の一つ。
通常、黙っている時は舌の先が上の前歯の裏についているものですが、舌の筋肉が弱いと上の歯の根元に舌がつかず、下顎の歯の根元に位置してしまうのです。
これは低位舌(ていいぜつ)とも呼ばれます。
表情筋の衰え
表情筋を動かさないと口回りの筋肉が段々落ちてくるので、鼻の下も長くなると言われています。
現代では仕事でパソコン作業をしている人が多く、作業中は真顔が多いですから、どうしても表情筋が衰えてきやすいのです。
老化によるたるみ
これもいわゆる表情筋の衰えと同じですが、人は年齢とともに顔や体の全体がたるんで下がってくるものです。
鼻の下も同じで老化によって下がってきますので、若いころに比べると鼻の下が伸びたという声は多いです。
鼻の下が長くならないようにする方法、気をつけるべきこと
鼻の下が長いのは気になるけど、手術までして治すのには抵抗がある、せめて表情筋の衰えだけでも食い止めたいという人も多いでしょう。
ここでは鼻の下が長くならないようにする方法、気をつけるべきことを紹介します。
普段から舌を上の歯の根元につけるように意識する
話している時以外は舌の位置が上の歯の根元についているのが通常の状態。
普段から舌が下顎につかないように、舌の筋肉を意識して上顎につけるように心掛けましょう。
表情筋を鍛えるエクササイズをする
表情筋が衰えないようにエクササイズをするのも効果的です。
たとえば以下の方法があります。
- 舌で歯茎をぐるっとなぞる
- 鼻の下に割箸を挟んで1分間キープ
- 大きな口を開けて「あ・え・い・お・う」と発声
- 割り箸を前歯で水平に挟み口角よりも高く上げて1分間キープ
これらのエクササイズは二十顎の改善など小顔効果もあるので、スマホやテレビを見ながら無理なく続けていきましょう。
長い鼻の下を治すには?鼻の下を短く改善する方法
鼻の下の長さの程度によってはもう「これは手術しかない」と思う人もいるかもしれません。でもそれってどこに行けばいいの?と思う人もいるでしょう。
ここでは長い鼻の下を治すための具体的な方法を紹介します。
矯正歯科で歯の矯正や手術をする
出っ歯や口ゴボが原因の人は矯正歯科で歯の矯正、手術をするのが効果的。
症状が軽い人は小臼歯を抜歯するだけで改善することもあるようですが、程度が大きい場合は顎の骨を削るという外科手術が必要になることもあります。
費用は片顎だけで50万円以上かかってしまうようです。(歯科による)
矯正歯科のサイトを見るとビフォーアフターの写真が一目瞭然なので気になる人はチェックしてみてください。
美容整形外科で人中短縮手術をする
美容整形外科で「人中短縮手術」をするのも一つの方法。
単に鼻の下を切って鼻の下の皮膚を短くするだけでなく、中の筋肉も少量切除して切られた側の筋肉を鼻の下まで引きつけて縫合します。
クリニックによりけりですが、50万前後でできるところもあるようです。
女子必見!人中短縮メイクで鼻の下を短く見せるのもあり
鼻の下なんてそう短くなるとは思えない、そんな声も聞こえてきそうですが、メイクでごまかすという方法もあります。
いわゆる「美人」と言われる人の鼻の下の長さは、鼻下から顎までの長さの3分の1程度の人に多いようなので、その長さに近づけるように、鼻の下をできるだけ短く見せる「人中短縮メイク」で、ある程度ごまかしてしまいましょう。
ここでは人中短縮メイクのを紹介をします。
鼻の下にシェーディング(影)を入れる
まずは鼻の下に沿ってシェーディング(影)を入れましょう。
鼻の下に陰影をつけることで、鼻の下がのっぺり見えるのを防ぐわけです。
色はいつもつけているファンデーションの色よりも、やや暗めがおすすめ。あまり暗すぎると不自然になってしまいます。
チップで入れると濃くなるので、ブラシか指にとって乗せ、ぼかしましょう。
オーバーリップで鼻と唇の距離を縮める
オーバーリップとは、自分の唇よりも数ミリオーバーになるようにリップラインを入れ、グロスや口紅をのせるメイク術です。
鼻の穴の延長線上に唇の山がくるようにすると、よりぷっくり唇になるのでおすすめ。
今やテレビで見ない日はない、さっしーこと指原莉乃さんも「絶対はずせない」とテレビで言っていました。
リップの山にハイライトを入れる
オーバーリップした上唇の山の上に、薄くハイライトをのせるのも効果的。
光が当たっているように見えるので、鼻の下の長さを短く見せてくれます。
鼻の下が長いと言われる女優や俳優を目標にする
鼻の下が長いと言われる女優や俳優を目標にするのも良いでしょう。
女優は以下の通り。
- 松嶋菜々子
- 竹内結子
- 有村架純
- 吉岡里帆
- 黒木華
続いて俳優。
- 小栗旬
- 三浦翔平
- 生田斗真
- 妻夫木聡
- 竹内涼真
- 西島秀俊
皆好印象な美人女優、イケメン俳優ばかりです。メイクや髪形、服装などお手本にするのも良いですね。
鼻の下が長くても工夫すれば好印象を与えられる
今回は鼻の下が長い人について原因や治す方法、メイク術などを紹介しました。
- 出っ歯や口ゴボ、表情筋の衰えなどが原因で鼻の下は長くなる
- 普段から口回りの筋肉を鍛えるエクササイズをするのも大事
- 矯正歯科や美容整形外科で治療をするのが一番早い
- 人中短縮メイクで、ある程度は鼻の下を短く見せることができる
- 鼻の下が長い美人女優やイケメン俳優をお手本にするのもあり
鼻の下が長くても工夫すれば好印象を与えられるので、悩んでいる人は今すぐできることからはじめてみましょう。