職場の既婚の同僚から「ちょっと相談があるんだけど…」と二人きりでの食事に誘われたり、昔からの親友(既婚者)と久しぶりに会おうと誘われたり。あるいは、パートナーが異性の友人と二人で会うと聞いて、モヤモヤした気持ちになったことはありませんか?
この記事では、そんな誰もが一度は考えたことのある「既婚者が二人で会うこと」について、男性の心理や起こりうるリスクについても詳しく見ていきましょう。
既婚者が二人で会うことはあり?
そもそも既婚者が二人で会うこと自体、アリなのでしょうか?
結論から言えば、状況によって判断が分かれるところです。具体的にどんな場合があるのか、詳しく見ていきましょう。
既婚者同士の二人での食事や飲み会って普通のこと?
仕事の付き合いの場合
仕事の付き合いとして既婚者同士が二人で会うことは、少なからずあることですよね。出張や仕事の打ち合わせ後だったり、単に相談としてということもあります。
お互いに恋愛感情が一切なくても、仕事を円滑に進める為の手段として時と場合、タイミングによっては有効的な方法です。
その為、二人きりだとしても絶対にだめなこととは言えない部分があります。
ただ周囲からの見られ方や誤解を招かないようにするのは需要。周りは「不倫」に敏感で、かつそういうゴシップが大好きであやまった形で広まってしまいますからね。
また、同じ職場の人となら、可能な限り他の同僚も誘って複数人で行くのが無難です。二人きりである必要がないならできる限り避けるというのも、リスク、そして本当のパートナーに対する正しい態度だと言えるのではないでしょうか。
友人関係の場合
長年の友人関係での二人きりの食事や飲み会は、グレーな領域。
- 学生時代からの親友との久しぶりの再会
- 共通の趣味を持つ友人との食事
- 悩み相談を兼ねた友人との飲み会
これらの場合、その友人関係の深さ、そしてお互いのパートナーの理解度によって、「アリ」か「ナシ」かが分かれてきます。
しかし、既婚者である以上、独身時代のような気軽な会い方は避けるべきでしょう。
特に重要なのは、透明性を保つこと。事前にパートナーに伝え、了解を得ておくことで、後々のトラブルを避けられるはずです。
本当に気持ちがないと言える?
ここで厄介なのが、「本当に気持ちがないのか?」という問題です。正直、これは当事者本人にもわからないことがあります。
人間関係は複雑で、純粋な友情と好意の境界線はとてもあいまい。
特に、長年の付き合いがある場合や、価値観の合う相手との会話は心地よいものです。その心地よさが、いつの間にか特別な感情に変わっていくなんてことは、決して珍しくありません。
もしあなたにそういった気持ちがあるなら、多少よこしまな気持ちがあることを認める必要があるでしょう。
一方、男性側がそういう気持ちがある可能性も忘れてはいけません。むしろ、女性側がなにも思ってなくても男性側が多かれ少なかれそういった気持ちを持っているケースは多々あります。
周りが知った場合の反応は?
二人きりで会うことを周りが知ったら、どんな反応が返ってくるでしょうか?これは、意外と重要なポイントです。
パートナーが嫌がるなら避けるべき
まず最も重要なのは、パートナーの気持ち。「大丈夫だよ」と言われても、本当は心の中で嫌がっている可能性もあります。
パートナーの反応をよく観察し、少しでも不快そうな様子があれば、どうしても必要な場合でない限り二人きりでの会食は避けるべきでしょう。
パートナーとの信頼関係を損なうリスクを冒してまで、他の異性と二人きりで会う価値があるかどうか、よく考えてみましょう。
多くの場合、答えは「ない」はずです。
周りに見られた場合に噂が流れるリスクも
また、職場の同僚や共通の知人に見られた場合、思わぬ噂が広がるリスクもあります。
「あの二人、なんか怪しくない?」
「既婚者なのに、よく二人で会ってるよね…」
こんな噂が広まれば、たとえ何もなくても、お互いの評判を落としかねません。特に、職場での立場や信頼関係に影響する可能性もあるので要注意です。
あらためていいますが、周りの人たちはゴシップ好きで溢れているんです。
既婚者男性が二人で会う時の心理とは
さて、ここからは特に既婚男性の心理に焦点を当てて見ていきましょう。女性の皆さんにとっては、「男性って本当はどう思ってるの?」という疑問があるはずです。
ただの仲の良い友人、同僚としてであり、異性としては見ていない
純粋に友人や同僚として接している場合はもちろん少なくありません。
長年の付き合いがある友人や、仕事でよく一緒になる同僚との関係では、「異性」という意識よりも「一人の人間」として見ていることが多いでしょう。
このケースでは、男性も特に後ろめたい気持ちはなく、普通の友人関係として接しています。
ただそう言いながらも実は気持ちがあることも。さらに気持ちが徐々に変化していく可能性もあるので、難しい部分がありますね。
あわよくばの気持ちがある(体の関係)
残念ながら、この可能性があることに気をつけなければなりません。
手の男性が積極的に会いたがるようであれば、その意図を見極めることが大切です。特に、お酒が入る場所や夜遅くに会いたがる場合は要注意。きちんと自分の立場や気持ちを伝え、変な期待をさせないようにしましょう。
恋愛関係、すなわち不倫を望んでいる
さらに進んで、本格的な恋愛関係を望んでいるケースもあります。
そういった男性は、徐々に距離を縮め、相手に気持ちを伝えようとします。最初は軽い冗談や褒め言葉で様子を見ながら、次第に相手の反応を確かめ、不倫関係へと進展させようとすることがあります。
少しでも兆候が見られたら、すでに相手はあなたを「恋愛対象」として見ている可能性が高いです。
あなた次第ではありますが、不倫関係になる気がないなら二人で会うこと自体、今後は避けるようにするのが吉でしょう。
不倫までする気はないが、好意を抱いていて話したい
これは最も多いパターンかもしれません。不倫まではしたくないけれど、好意は抱いている、そんな心理状態です。
話しているだけで楽しい、癒されると感じるために、あえて二人で会いたいと考えることもある男性もいるのです。。
この状態は、一見安全に見えて実は最も危険かもしれません。
なぜなら、お互いに「これくらいなら大丈夫」と思ってしまい、知らず知らずのうちに関係性が深まっていく可能性があるからです。
それこそあなたがお酒の勢いでちょっと積極的になると、一気に関係が進展してしまうかもしれません。
既婚者同士が二人で会うことのリスク
ここまで見てきたように、既婚者同士が二人で会うことには様々な心理が絡んでいます。では、実際にどんなリスクがあるのでしょうか?
パートナーとの関係悪化
最も大きなリスクは、やはりパートナーとの関係悪化です。たとえ何も起こらなくても、パートナーの信頼を裏切ることになりかねません。
隠してもバレる可能性
「黙っていれば大丈夫」と思っていても、思わぬところでバレてしまうことがあります。
- 共通の知人が目撃して伝える
- 何気ない会話の中でボロが出る
- スマホを見られる
もしただ食事だけで何もなかったとしても、隠れて会っていた事実がパートナーへの裏切りと受け取られ、関係悪化のきっかけになるかもしれません。
相手が了承していても実は心では良く思っていない可能性
パートナーが表面上は「いいよ」と言っていても、本心では複雑な思いを抱えていることもあります。
- 「信頼していることをアピールしたい」と思って了承する
- 「大人な対応」をしようと無理に許可を出す
- 自分の気持ちよりも相手の自由を尊重しようとする
実は心の中では不安や嫉妬を感じていることもあります。
相手の気持ちを軽視した結果、後から「やっぱりあの時は不安だった」と言われてしまうことも。相手がどう感じているか、表面だけでなく本心を理解することが大切です。
噂話のリスク
二人きりで会うことで生じる噂話も、大きなリスクの一つです。
知らず知らずに広まる可能性
噂というのは、本人たちが気づかないうちに広がっていくものです。どこで誰に見られているかわかりません。
別に単に食事するだけで悪いことをしているわけではないので本当はコソコソする必要がないかもしれませんが、周りの目はそんなこと理解してくれません。
そして一度噂が立ってしまうと、それを打ち消すのは非常に困難。説明する前にどうしようもないところまで広まってしまうリスクがあるのです。
尾ひれがついて広がる可能性
さらに厄介なのは、噂が広がる過程で尾ひれがついてしまうことです。
最初は「二人で食事をしていた」という情報が、伝言ゲームのように少しずつ変化していき、最終的には全く違う内容になっていることもあります。
- 「仕事の打ち合わせで食事をしていた」→「二人きりでディナーを楽しんでいた」
- 「昔からの友人と久しぶりに会った」→「旦那以外とデートしていた」
噂ってほんとこわいですよね。
まとめ:既婚者同士の付き合い方
既婚者が二人で会うことは、決して珍しいことではありません。
しかし、そこには様々なリスクが潜んでいることも事実です。
大切なのは、自分の行動が周囲にどのような影響を与えるかを常に意識すること。そして、何より大切なパートナーとの関係を第一に考えることです。
「念には念を入れる」という言葉がありますが、この場合は「用心に用心を重ねる」くらいの気持ちで接するのが賢明でしょう。そうすることで、不要なトラブルを避け、健全な人間関係を保つことができるはずです。