不倫という言葉を聞くと「絶対にしてはいけない」「でも、ちょっと興味がある」「経験がある」など、人それぞれ異なる思いがあるでしょう。
この記事では、ダブル不倫を経験した男性の心理に焦点を当てて、別れた後にどのような気持ちの変化があるのか、そしてその後どのような行動をとるのかについて、できるだけ分かりやすく解説していきます。
【ダブル不倫】既婚者同士の別れの難しさ
ダブル不倫では、2つの家庭が絡むため、一般的な恋愛よりも別れが難しくなります。
- 秘密の関係であること
- お互いに家庭があること
- 社会的なリスクが高いこと
- 強い感情的なつながりがあること
互いのパートナーや家庭に対する罪悪感、別れた後の関係性の変化、ばれた時のリスクなど、多くの要素が絡み合い、簡単に「さようなら」とはいきません。
たとえば、どちらかが別れを望んでも、相手がそれに同意しない場合に家庭を巻き込んだ大きな問題に発展してしまうかもしれません。
またダブル不倫は互いにリスクを負いながら関係を続けてきたことから、通常の恋愛よりも深い心理的な絆が生まれやすいのも別れを難しくさせます。
既婚者同士が別れた後の男性心理
ダブル不倫の関係が終わった後、男性はさまざまな感情を経験します。その心理状態は個人によって異なりますが、一般的に見られる心理をいくつか紹介します。
別れたことによる寂しさ、未練
相手から別れを切り出された男性の場合、別れた直後に強い寂しさや未練を感じる場合が多いです。
これは、不倫相手との関係が単なる肉体関係だけでなく、精神的なつながりも持っていた場合に特に顕著です。
- 長い間一緒に過ごしてきた時間が突然無くなり、日常の中にぽっかりと空白が生まれる。
- 相手と共有してた時間や出来事が強く記憶に残り、そのことを思い出して寂しさを感じる。
- 「もっと一緒にいたかった」「別れなければ良かった」といった未練が強く残る。
- 別れた相手のSNSをチェックしたり、偶然を装って接触しようとすることもある。
このような思いを感じたり、それに伴う行動を起こすこともあります。。
不倫をしたことに対する罪悪感
別れた後、改めて自分の行動を振り返り、強い罪悪感に襲われる男性も少なくありません。
- 妻や子どもを裏切ってしまったという後悔
- 社会的なモラルに反する行為をしてしまったという自責の念
- 不倫相手の人生にも影響を与えてしまったという罪悪感
これらの感情は、別れた後にじわじわと湧き上がってくることが多いです。関係が続いている間は、興奮や高揚感でこうした感情を押し殺していたのが、別れをきっかけに一気に表面化するのです。
ばれずに不倫が終わったことへの安堵
一方で、関係が周囲にばれずに終わったことへの安堵感を感じる男性もいます。
- 家庭が壊れることがなくて良かった
- 会社でのポジションを失わなくて済んだ
- バレるかもしれないという不安感によるストレスから解放された
束縛や秘密を抱えるプレッシャーから自由になったという感覚を持つ男性は多いです。
特に何も考えていない
意外かもしれませんが、別れた後に特に何も感じない、あるいは考えないという男性も存在します。
男性の中には、不倫関係を単なる一時的な気晴らしと割り切っている男性もいます。そういった男性は、関係が終わったからと言って特に心が動くことなく、いつも通り過ごします。
一方で自分の感情に向き合わず、何も考えないことで心を守ろうとする男性もいます。あえて仕事や家族サービスなどで予定を埋めて忙しくする男性もいますね。
相手がばらすのではないかという不安感
関係が終わった後も、元不倫相手が関係をばらすのではないかという不安にさいなまれる男性も少なくないでしょう。
- 彼女が妻に電話をかけてくるんじゃないか
- SNSで関係を暴露されるかもしれない
- 職場の人に話すんじゃないか
この不安は、別れ方がスムーズでなかった場合や、相手の性格を考えると衝動的な行動をとる可能性がある場合に特に強くなります。
不倫関係からの別れならではの不安感ですね。
復縁できないかと考えている
別れた後も、なんとか関係を修復できないかと考える男性も少なくありません。
- 「もう一度やり直せないだろうか」
- 「あの時の関係に戻りたい」
- 「彼女なしでは生きていけない」
なんとか連絡を取ってくる男性は、復縁を考えているかもしれません。
また次の不倫相手を探そうとしている
中には、別れた後すぐに次の不倫相手を探し始める男性もいます。
- 不倫による刺激や高揚感に依存している
- 現実逃避の手段として不倫を利用している
- 自己肯定感を得るために異性からの承認を求めている
- 身体の関係を求めている
一度浮気したらまた浮気するというのは良く言われることですが、不倫においても常に相手を求めている男性もいるのです。
もう不倫はやめ、妻や家族を大切にしようと考えている
反省し、これを機に家族との関係を見つめ直そうとする男性もいます。
- 「妻のよさを再確認できた」
- 「子どもたちともっと時間を過ごそう」
- 「家族を大切にすることが、本当の幸せなんだ」
この考えがいつまで続くかはわかりませんが、不倫という罪悪感を感じやすい行為をしてしまった直後は、こう考える男性は少なくありません。
男性心理は別れた直後と時間がたった後でも変わる
不倫関係が終わった後の男性の心理は、時間の経過とともに大きく変化します。
ここでは、よく見られる2つの心境の変化パターンを紹介し、時間の経過が男性の心理をどう変化していくかを紹介します。
男性の別れた後の心境の変化パターン1
別れた直後:別れたことへの後悔
男性によってはは、別れた直後に強い後悔の念を感じます。
- 「あんなことを言わなければ…」
- 「もっと彼女のことを大切にすればよかった」
- 「別れる必要はなかったんじゃないか」
この段階では、関係の良かった部分だけを思い出し、理想化する傾向があります。そのため、冷静な判断ができずに、すぐに復縁を考えてしまうケースも少なくありません。
別れて1ヶ月後:相手のことを忘れ、家族を大切にしようとしている
時間が経つにつれ、少しずつ冷静さを取り戻し始めます。
- 不倫相手のことを考える頻度が減っていく
- 家族との時間を大切にしようという気持ちが芽生える
- 仕事や趣味に集中することで、気持ちを切り替えようとする
時間の経過とともにきっぱり忘れ、逆に罪悪感が強くなりその分家族を大事にしようと考えが変化するのです。
別れて3ヶ月後:また不倫がしたくなり、次の不倫相手を探している
しかし、約3ヶ月が経過すると、また新たな変化が起こることがあります。
- 日常生活に慣れてくると、再び刺激を求めるようになる
- 過去の不倫経験を美化して思い出す
- 孤独感や空虚感を埋めるために、新たな関係を求める
一度は罪悪感を感じ、家族を大事にしようと考えているにもかかわらず、また時間がたつと不倫したくなって相手を探す人も少なくありません。
男性の別れた後の心境の変化パターン2
別れた直後:ばれずに不倫が終わったことへの安堵、開放感
別れ方によっては、最初に安堵感を感じる男性もいます。
- 「これでスッキリした」
- 「二重生活から解放された」
- 「ばれなくて本当に良かった」
この安堵感は、不倫関係を維持するストレスから解放されたことによるもの。不倫はかなりリスクが大きい為、別れた直後はこのように感じる男性も少なくありません。
別れて1ヶ月後:別れたことへの後悔、寂しさを実感
しかし、時間が経つにつれ、徐々に寂しさや後悔を感じるようになってきます。
- 不倫相手との楽しかった思い出が蘇ってくる
- 日常生活の中で、相手の存在の大きさに気づく
- 「本当に別れて正しかったのか」と疑問を感じ始める
不倫していた頃に対する不安感、そしてそれが終わった後に感じた安心感も時間とともに忘れ、その反面、昔の思い出が美化されてあの頃に戻りたいと考えるようになっていくのです。
別れて3ヶ月後:寂しさがさらに増え、復縁を望む
時間が経っても寂しさが癒えないと、復縁を強く望むようになることがあります。
- 相手の良いところばかりを思い出す
- 「あの時の関係に戻りたい」という気持ちが強くなる
- 何とか連絡を取ろうと、さまざまな方法を考える
この段階では、理性よりも感情が優先されがちです。この頃には不倫をしていた頃のネガティブな感情はすっかり忘れてしまっているかもしれません。
男性心理は時間の経過によって大きく変わる可能性がある
上記の2つのパターンを見てきましたが、実際には個人によって様々なパターンがあります。しかし、共通して言えるのは、時間の経過とともに心理状態が大きく変化するということです。
別れて家庭に戻っても日常の平凡さに不満を感じたり、刺激が欲しくなったり、過去を美化するようになったり。
既婚者同士が別れた後の男性心理は、人によってはもちろん、タイミングによっても大きく異なるのです。
別れた後の男性の行動パターン
ダブル不倫の関係が終わった後、男性がとる行動は大きく分けて3つのパターンがあります。それぞれのパターンについて、詳しく見ていきましょう。
家庭へ戻る場合
多くの男性は、不倫関係が終わった後、家庭に戻ろうとします。このパターンには以下のような特徴があります:
- 家族との時間を増やす
- 休日に家族サービスをする機会が増える
- 子どもの学校行事に積極的に参加する
- 妻とのデートを計画する
- 家事や育児に協力的になる
- 今まで妻任せだった家事を率先して行う
- 子どもの宿題を見るなど、育児に積極的に関わる
- 妻との会話の時間を意識的に増やす
- 自分の気持ちや考えを素直に伝えるよう努力する
このような行動の背景には、不倫への反省や、家族の大切さを再認識したという思いがあります。
しかし、先程も述べたように時間とともに心境は変化します。そのままずっと家庭を大事にする人もいますが、少したつとすぐに元に戻ってしまう人も少なく有りません。
相手に気持ちが残っている場合
別れたにもかかわらず、不倫相手への気持ちが残っている場合、以下のような行動が見られることがあります。
- 連絡を取ろうとする
- 相手と会う機会を作ろうとする
- 共通の知人を通じて相手の様子を探る
- 思い出の場所に行く
- 相手との思い出の品を大切に保管する
- 相手の現在の状況(離婚の可能性など)を調べようとする
- 自分の状況(離婚の準備など)を整えようとする
別れに納得していない場合、時間がたって相手への思いが強くなってきた場合など、理由・タイミングは様々ですが、別れた男性が全員すっぱり相手を忘れることができるわけではないのです。
ただ中には、他の不倫相手が見つからなかったという理由で再び元に戻ろうとする場合もあります。
不倫そのものもをしたいだけの男性も一定数いるのです。
再び異なる相手と不倫相手を探す場合
中には、一つの不倫関係が終わっても、すぐに次の不倫相手を探そうとする男性もいます
- 出会いの場を積極的に探す
- 出会い系アプリに登録する
- 飲み会や合コンに頻繁に参加する
- SNSで新たな異性との交流を増やす
- 新しい趣味を始める
- ファッションや髪型を変える
- ジムに通い始めるなど、外見の改善に力を入れる
- 仕事や生活パターンを変える
最近は既婚者同士の為に出会い系アプリなんかもでてきた為、相手を探しやすくなっているのも一因かもしれませんね。
別れた不倫相手と復縁はあり?
別れた不倫相手ともう一度関係を戻したいと思うことは、決して珍しいことではありません。
しかし、復縁することは簡単ではなく、多くのリスクや葛藤が伴います。不倫という特別な関係において復縁を考える際には、感情的な部分だけでなく、現実的なリスクや他者への影響についても冷静に考える必要があります。
不倫自体のリスクはかなり大きい
まず、忘れてはならないのは、不倫関係自体が非常に大きなリスクを伴うということです。
- 法的リスク・・・慰謝料、離婚時の不利な立場
- 社会的リスク・・・職場での評判低下、友人関係の崩壊
- 精神的リスク・・・常に罪悪感や不安、ストレスを抱えての生活
- 経済的リスク・・・別れの際の慰謝料、二重生活による出費増加
これらのリスクは、たとえ復縁したとしても消えるわけではありません。むしろ、再び関係を始めることで、さらにリスクが高まる可能性があります。
大切な人を傷つける可能性があることを忘れてはいけない
不倫関係を再開することは、自分の周りの大切な人々を深く傷つける可能性があります。
家族、配偶者、子ども、両親、不倫相手の家族。さらには友人や同僚にも影響は及び、心配や失望の気持ちをもたらします。
一時的な感情に流されて復縁を選択することで、修復不可能なほど人間関係を壊してしまう可能性があることを、十分に認識しましょう。
不倫関係を続けることがあなたにとって本当に幸せ?
不倫関係にはときめきや興奮があるかもしれません。しかし、それが長期的な幸福につながるかどうかは別問題です。
- 関係の不安定さ
- いつ終わるかわからない不安
- 将来の見通しが立たない焦り
- 罪悪感
- 「正しくない」ことをしているという自己否定
- 常に嘘をつき続ける精神的負担
- 二重生活によるストレス
これらの要素を考慮すると、不倫関係を続けることが真の幸せにつながるかどうか、あらためて考える必要がありそうです。
自分の思いも大切
一方で、あなた自身の思いや感情も大切にする必要があります。そもそも無視することができない気持ちもあります。自分が本当にどうしたいのか、自分の幸せをどう捉えるかを見つめ直しましょう。
個人的にはやはり不倫関係を推奨することはできません。しかし心のどこかでしたいこともあるよねと思ってしまっているのも事実。
自分の気持ちを無視して生きることも辛いものです。しかし、その思いを別の形で実現する方法はないか、よく考えてみることも大切です。
まとめ
既婚者同士が別れた後の男性側の心理は複雑。
寂しさや後悔、罪悪感、次の相手への探求など、感情は時間とともに変化していきます。
その為、別れた数カ月後にいきなり連絡が来るようなこともあるかもしれません。